自然好きなシニアの部屋

近くの野山を歩いて、植物・虫などを観察し、写真に撮っています。

高速道路脇の樹木2018年6月その2

2018-06-18 03:06:45 | 日記

 6月の巻潟東インター~新潟西インターまでの樹木に少し進展があったので紹介したい。蒲原平野はイネ苗が成長し田んぼに張った水を隠している。来月の下旬にはイネの花が咲き9月には収穫が待っている。成長の早さには驚きます。農道にはクローバーが盛りだ。昔はこの花で花のリングを作って遊んだものだ。今は、農道も除草剤が幅をきかし、クローバー(シロツメクサ)は少なく、褐色に枯れた雑草が目立つ。高速道路脇の樹木は、ネムノキがやっと葉を満開にして勢いづいている。ネムノキの葉は互い違いにつき、長さ20〜30cmの2回偶数羽状複葉といわれ、7〜12対の羽片がほぼ対生しており、この羽片には小さな葉が15〜30対が対生しています。こんなに沢山の小さな葉がついている樹木は珍しいですね。キヅタが新しい葉を出して古い葉と入れ替わりつつあります。秋に紅葉するナツヅタ(甲子園のツタですね)と違い、冬でも葉を落とさずにいます。5月にはきれいな紫の花の房を咲かせていたフジがもう細長いマメ科特有の実をつけています。クリの雄花が盛りを迎えています。新葉が赤いアカメガシワの葉も盛りです。

 写真の説明 ①6月中旬の蒲原平野の田んぼです ②農道にはクローバーが盛りですが最近少なくなっています   ③ネムノキの葉(沢山の小さな葉がありますね)です ④キヅタ(またはフユヅタといいます) ⑤フジの若い実です ⑥クリの雄花が目立ちます ⑦アカメガシワの葉 ⑧我が家の庭のホタルブクロ(盛りを過ぎつつあります。例年巻祭り頃に満開を迎えます)


高速道路脇の樹木2018年6月上旬

2018-06-06 20:53:03 | 日記

 6月に入りここ蒲原平野も結構蒸し暑い日が続く。5月下旬から6月上旬に気がついた樹木を2~3紹介する。5月に盛りであったハリエンジュ、ノイバラ、タニウツギなどが峠を越えた。6月に入ると昔ロウをとったエゾイボタが盛りだ。また、法面などの土砂崩れ防止のため植えられたヤシャブシ類の実が目立った。高速道路などの土砂崩れ防止には、ヤシャブシの他、イタチハギ、ヤマハギなどがあるが、高速道路法面には意外と少ない。ヌルデの葉も目立つ。ウルシに似るが枝に翼があるので簡単に見分けがつく。道路脇を観察しながらアクアへ向かうが、アクアの駐車場に面白い風景を見ることができた。錫杖(僧などが持ち歩く杖のことで、仏像などが持物としてもつことがある)を手にした地蔵菩薩だ。まるで駐車場の安全を見守っているかのようだが、実は錫杖に見えるのが水銀灯、地蔵菩薩に見えるのがゴールドクレストという園芸品種の樹木である。

 樹木の話しから少し外れるが、我が家ではニッコウキスゲ、ヤマボウシが花盛りだ。ホタルブクロも咲き始めた。ニッコウキスゲは今から20年以上前に庭に直接種子を蒔いたもので、毎年花を咲かせてくれる。

 写真の説明 ①エゾイボタ ②オオヤシャブシ(緑色が今年の実で褐色が昨年のもの) ③ヌルデ ④アクアパークの駐車場での一風景 ⑤ニッコウキスゲ