自然好きなシニアの部屋

近くの野山を歩いて、植物・虫などを観察し、写真に撮っています。

蒲原平野と弥彦角田山系2019年5月

2019-05-19 13:03:04 | 日記

 5月に入り、蒸し暑いが全体的にさわやかな日々が続いている。新緑の弥彦・角田の山々を背景に蒲原平野は田植えが終わっている。弥彦角田山系の海側(越前浜~角田浜~浦浜~間瀬)では穏やかな日本海が広がり、山々にはフジが盛りでタニウツギが開花を迎えている。いつもの季節が巡ってきている。蒲原の農家では、田植えは5月上旬に終え、同時並行で畑ではナス・トマト・ピーマン・枝豆植えも終わっている。それぞれが夏から秋にかけての収穫を目指して頑張っているのだ。このブログのはじめとなった巻潟東インターから新潟西インターへの高速道路脇の樹木も例年通り、フジ・ニセアカシア・タニウツギの花が盛りを迎えている。私も相変わらずアクアパーク新潟で水中運動に精を出し、一年で最も過ごしやすい季節を楽しんでいる。

蒲原平野では5月のゴールデンウィーク中に田植えも終わり、水田は大きな貯水湖に変身している(西蒲区新谷付近)。昔から水田は米の生産の他に洪水時の貯水池やイネ苗による酸素供給等の役割を果たしている。人にとってはなくてはならないものだ。

 5月上旬の日本海(越前浜付近)ではきれいな水面が目に入り、イワシなどの近海魚が泳いでいる。友人のN氏によるとこの頃のイワシは最も脂がのり、おいしい。丁度フジな花が咲く頃と一致するので、フジの花とイワシはお仲間だという。対面の佐渡島は残念ながら霞んで見えない。

 今年もまた高速道路法面では、タニウツギの並木(上)やニセアカシアの花(下)が見ごろを迎えている。タニウツギの花枝をを折って家に飾るとその家が火事になる等の言い伝えもあるが本当であろうか。ニセアカシアは他地域ではハチミツの蜜源として有用な植物となっている。

 5月中旬を過ぎるとフジの花も終わりに近くなりつつあり、下面ではコバンソウが盛りである。コバンソウは「小判」に似ていることからこの名があるらしい。

 アカメガシワの葉が赤芽(上)を呈している。新緑の世界で最も足が遅いネムノキ(下)が、5月18日現在やっと下の写真にあるように芽吹きが始まったようだ。