7月も下旬だが、ここ蒲原平野ももうすぐ一番暑い8月に入る。高速道路脇の水田はイネの花も盛りで受精が始まっている。今年で長く続いてきた減反政策が終わる。初めの頃、10アールあたり1万五千円の助成金が出ていたが、現在はその半分くらいになっているようだ。これからは助成金はなくなる。いくらでも米を作ってもよいが、その代わり自分で作ったものは自分で売りなさいと言うことになる。これからが稲作農家の生き残りをかけての正念場になるだろう。減反した水田の転作も結構進んでいた。この地域では大豆生産が一番多いようだが、その他いろいろな転作作物も見られる。転作作物はどのように変化していくのであろうか。
高速道脇の樹木の花は、前回も記したが夏枯れ状態だ。このような中でもヤマハギが咲いていたし、ネムノキの花は盛りだ。5月に紹介したエゾイボタが若い実を沢山つけていた。秋には黒い実になる。樹木が少ない法面にクズが生い茂っている。一面に蔓延り、他の植物の上を被っている。クズの花は紫だ。
画像の説明 ①水田の状態とイネの穂(イネの花が見られる) ②イネと転作作物の大豆(岩室地区の新谷集落から撮る) ③蒲原平野の夏の夕暮れ(夏はいつもこのようなあかね色の空を見せる:新谷集落から岩室温泉方面) ④ヤマハギの花 ⑤エゾイボタの若い実 ⑥生い茂るクズとその花