KaLuck 花壇苗生産ブログ

花壇苗生産農家の毎日

LET'S タコヤキING!

2018-01-30 09:23:17 | 農薬

このポットの中には、先日植え付けたカラーの球根が入っています。

根が出てくるころを見計らって、農薬を潅注しています。

カラーの球根は非常に腐敗しやすく、農薬の土壌潅注が欠かせません。

アミスターとアグリマイシンという農薬のMIX液に、ペンタキープというオマジナイを混合させています。

腐敗の原因となるピシウムとリゾクトニアにはアミスターを作用させ、バクテリアにはアグリマイシンを作用させることで、球根内に菌の侵入を防除します。

アグリマイシンは抗性物質でありいろんな種類がありますが、ナントカシンという最後にシンがついた命名規約があるようです。

タイガージェットシンや香田シンは抗性物質ではありません。

潅注という聞きなれない言葉も出てきましたね。

浣腸ではありませんよ。

農薬は茎や葉に噴霧器で散布する以外にも、写真のようにポットの中にある用土を殺菌させる目的もあります。

噴霧器の先端に勢いを抹殺させる為のクッションをつけて、溶液をドボドボ入れていきます。

たこ焼きの生地をタコ焼き器に入れていく要領ですね。

タコや野菜などの具を入れると植物に悪さをしますので、入れてはいけません。

このポットは12センチLONGなので、約200mlほど入れると下から少しテンテンテンと液が漏れてきます。

これを1000ポット以上繰り返す為、作業中は必ず眠くなります。

ボ~としてきて夢見心地! 一列ずれているかも知れません。

球根が腐敗してきたら、居眠りが原因と思いましょう。

コメント
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