梅雨末期の長雨の影響で、露地栽培のけいとうセンチュリーに障害が出ています。
ただでさえ、多粒播き仕立てなので蒸れやすい環境ですが、高湿度と満水状態が数日続いたことで、約2割程の株に蒸れが発生しています。
ちなみにこの写真は前の月曜日の写真です。
蒸れた株は、重傷株と軽傷株に分類されますが、多数の軽傷株については蒸れ部分だけを取り除くと、全く問題無く出荷できます。
しかし現在のようなに出荷で忙しい時期は、このような蒸れ株の出荷は掃除が大変で面倒なので後回しにします。
昔から私は「今できることを後に回す天才」と言われてきましたが、こういうことなんです。
さて、ハボタンの第二弾播種が始まりました。
今年採種されたハボタンの種子が50%の発芽率であり、どうやら休眠中のようです。
対策を種苗会社に伺い、ジベレリンで休眠打破を目指してみることにしました。
ジベ10ppmの20分浸透をすることで、実現するそうです。
種子約2800粒を容器に入れ、ジベ10ppm溶液をひたひたに入れました。
20分後、水切り後の種子を新聞紙に拡げ、一日乾燥。
ジベ処理翌日には播種完了。
そして3日後、無事発芽してきて、処理前50%であった発芽率が95%ほどに向上しました。
種苗会社のM様、おかげ様で助かりました。
ありがとうございました。