明日は明日の風が吹く

明日の事を今日悩んだって何にも解決しない
まぁ何とかなるさ!

軍事を軽視する国家は衰亡する

2011-02-06 12:17:52 | 歴史
ビザンツ帝国に関するレビューもズイブン長く休んでいたが久々に再開することにしましょう。

セルジューク朝に大敗を喫したビザンツ帝国であるが、大軍の敗北には理由があった。

軍隊の大半は外国人傭兵からなっており、彼らの皇帝と帝国に対する忠誠心は極めて怪しかった。
自国民から兵を確保できない事情が出来ていたのである。

もともと発展期のビザンツ軍は兵農一体の農兵によって構成されており、農民は税金を納める代わりにみずから武装して兵役に就く事によって兵士に払う給料を節約しつつ士気の高い兵を確保できたのである。

ところが、長期にわたる遠征が多くなると、本業の農業がふるわず、給料が少なかったので武具の準備がおぼつかず、召集に応じられなくなったのである。

また、このころの皇帝たちの軍事に対する不熱心さから職業軍人に対する報酬が充分に行われず転職する軍人が多くなったのである。

いくら兵員が多くても士気が低いので負けるべくして負けたのである。

かつての宋帝国のように軍事を軽んじ文化事業ばかりにふけっていれば、気力ある遊牧民族に侵食されることは当然と言える。

軍事・経済・技術は切っても切れない関係にあり、どれかをおざなりにすると必ず他の要素も衰退する運命にある。そして、3要素を下支えするのが国民の教育レベルであり、3要素がしっかりした上に文化が花開く。

翻って現代日本を見れば、目先の経済にうつつを抜かし、国防は軽視され、技術を支える教育の荒廃を見るとドギマギさせられるものがある。そして、古来の文化は軽んじられ、その行く末を思うと暗澹とした気分にさせられる。

さて、このようにトルコ人の侵略と末永く付き合わされるビザンツ帝国であるが、この後さらに生き残るために帝国のあり方を変化させていく。

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バランスの良いヤエンを求めて(その6)

2011-02-06 02:03:27 | あおりいか
設計も大詰めになって来ました。

メガネの高さを決めましょう。

第一メガネの高さは餌となる小魚や標的にするイカのサイズに応じて決めます。

通常は20~30mmですが、常に生き鯵が手に入るとは限りません。
コッパグレやチャリコなど高さのある餌を使うときはメガネを高くしましょう。

次に第二メガネの高さは第二メガネから第一メガネを覗いたときに、その先に先端のハリの頂点が見えるようにします。

第三メガネは第二メガネ同様に算出するのですが、若干高くなるように補正をかけます。

この補正値が滑り落ちの制御に重要な役割を果たすようです。

3点式ヤエンを最初に考案されたヤエン界のカリスマが最近おかんむりなのはこれが原因のようですね(笑)
アイデアと商売が絡む世界と無縁なサンデーアングラーの私には縁のない話ですが・・・

これで各部のサイズが全て決まりました。

アンダーラインの箇所をクリックしていただければ詳細のPDFや当該サイトに移動します。

次回は材料や計算の実際を説明することにします。


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