明日は明日の風が吹く

明日の事を今日悩んだって何にも解決しない
まぁ何とかなるさ!

Got a match?

2011-02-12 18:04:20 | JAZZ
Chick Corea Elektric Band - Got a match? (parte 1)


チック・コリアのフュージョン・ブルースを初めて聴いたときに、この曲の躍動感に感動したものである。
エレキとアコースティックのバンドがあるが、アコースティック側で一番の名曲が「スペイン」ならば、エレキは「Got a match?」であろう。
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皇帝専制から貴族制へ

2011-02-12 17:56:41 | 歴史
ガタガタになった帝国は本来このまま衰亡するかに見えたが、この後再び立ち直る。

これを先導したのがアレクシオス1世であった。

もはや皇帝専制の下で農民達は納税と兵役を果たせなくなり、軍事貴族と彼らの庇護の下で農業を営む農民にハッキリと階層が分かれてきたのである。

従来の皇帝たちはこうした貴族達を抑えることに腐心したが、アレクシオス1世は彼らの領有を認め皇帝を貴族の中の第一人者としていったのである。

もはやこのようになると、皇帝専制ではなく、封土を守る諸侯の連合体である封建制への移行に近いものがある。
もちろん、西欧に見られる世襲の諸侯達による封建制とはかなり事情は異なってくる。西欧の王権が強化されるのは近代の手前であり、このときにおいてもビザンツ帝国の皇帝の権力は封建制国家の王権に比べまだまだ強かった。

そして、辟易とした中央官僚の官位を廃止することで財政を立て直し、新しい官位をこうした諸侯に与えることで彼らの支持を取り付けた。

こうして地方貴族の反乱に悩まされていた帝国は、逆に地方の諸侯達が国家の危機に共に戦う共同体へと姿を変え、財政を立て直した帝国はアレクシオスの息子、ヨハネス2世のもとで「最後の繁栄」を迎えることになる。

また、諸侯連合体という政治形態は中央政府の弱り目に思わぬ強みを発揮することがあるが、ビザンツ帝国もその一例となる。
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