共産党の党首公選を求めた古参党員の除名騒動であーだこーだと皆さん意見を述べていますが、
彼らの思想の根本にある共産主義、マルクシズムというもの自体がもともと民主主義と相いれない概念だってのは分かりきった話じゃあないですか。
共産党がもともと民主主義に仇為す勢力だって事実を包み込むために耳に甘い言葉をささやくけど、マルクシズムが何を訴えているかが分かっていれば今回の騒動は何も驚くに当たらない。
確かに共産主義は抑圧や搾取からの開放を謳う思想ではある。現実の世界が王政、天皇制、資本主義、民主主義、社会民主主義何であれ抑圧や搾取が厳然として存在することは彼らの指摘通りではある。しかし、抑圧からの開放の結果として労働者の代表者による独裁制っての自体が何を意味するか?
結局労働者、抑圧される人々の代表者と称せられる圧政者によって抑圧・搾取される体制への移行を意味する。そしてそれは抑圧されている人々の代表者を自称するから余計に質の悪い体制になる。
結局は現行の体制と支配者による支配を認めたうえで、抑圧や搾取を少なくしていくためにお上に対して完全に従順でない国民性を保つことが昔から行われてきた下からの力ってものじゃないですか?
室町時代に百姓たちは支配者の理不尽に対して一揆をおこしたわけですし、戦時中でさえ人々は生き延びるために官憲の目をかいくぐって闇米を買い求めたわけですから。
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