超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

マクラーレン、新型のウイングをテスト

2008年12月14日 11時18分55秒 | Weblog
2009年のF1グリッドに新登場となるものが10日(水)、また1つ披露された。マクラーレンがこの日、来年に大きな変更が加えられるボディワークに関するルールに合致したフロントノーズとウイングをデビューさせたのである。

BMWザウバー、ウィリアムズ、HONDAがすでに、2008年よりも非常に幅広になるフロントウイングなどの目に付く2009年レギュレーション向けのパーツをテストしていた。

マクラーレンの新ウイングのテストはテストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサが担当し、デ・ラ・ロサのMP4-23には2008年用のリアウイングが装着されていた。

「非常にポジティブな評価になった」とマクラーレンは声明の中で発表している。

またこの日のヘレスでは、地元のフェルナンド・アロンソ(ルノー)がこの冬初めとなる走行を行ったことで観客を集めた。アロンソはスリックタイヤをテストしていたが、コースオフを喫し、バリアに接触していた。

「グリップ感が高いから、スリックで走れてよかったよ。クルマのダウンフォースを失ったときは、溝付きとの差は感じられないけどね」とアロンソは語っている。

世界モータースポーツ評議会、コスト削減案を承認へ

2008年12月14日 11時16分08秒 | Weblog
12日(金)午前にモナコで召集される世界モータースポーツ評議会は、FIAとFOTA(F1チーム協会)で話し合われたコスト削減案を承認する見通しだ。そうなれば、2010年からのエンジン統一は回避の方向となる。

まだFOTAの提案は公表されていないが、すでに今週、マックス・モズレーFIA会長とF1に参戦する9チームとの会談で合意をみている。

ショッキングなHonda F1撤退の報を受け、ルカ・ディ・モンテゼモーロFOTA会長は、F1が経済的に“困難な時期”を迎える中、全チームは一丸となって行動すると語っていた。

詳細は金曜日中に明らかになると思われるが、モズレーによるコスワース製統一エンジン案を実施する代わりに、現状の2.4リッターV8エンジンの性能を下げる形でコスト削減につなげることになりそうだ。

具体的には、2008年、2レース制だったエンジンの仕様を2009年は4レースに延ばす、回転数を19,000rpmから18,000rpmに抑える、以上の二点で達成するとされる。

加えて、自動車メーカーはそれぞれ2チームに供給可能なカスタマーエンジンを製造し、上限価格を一シーズンあたり500万ユーロ(約6億200万円)に設定することとなっている。

こうした案で、エンジン開発費用とランニングコストは自然と大幅な削減が見込まれる。

また、2009年開幕戦オーストラリアGPから最終戦アブダビGPの間、一切サーキットのテストを禁止にすれば、大幅に出費を切詰めることができる。

さらに、各チームは、風洞実験のシフトを一日一回減らす他、2010年までに、一チームあたりの従業員を現在の最大1,000人から250人に抑えることで同意したとみられている。


開幕から最終戦までのテスト禁止って…
改善できなければ、一発勝負で一年間を戦う必要が。
それって飛びぬけてるチームがいれば、まったく面白くなくなるじゃん。

サーキットのテストの禁止って書いてあるから。
シミュレーションとか風洞テストとかは大丈夫みたいだけど。
やっぱ実戦に近い状態じゃないと…

『深海の世界』Blu-ray版 変な生き物を高画質で

2008年12月14日 11時07分53秒 | Weblog
早川いくを著『へんないきもの』(バジリコ刊)のベストセラーや、深海生物のフィギュア化(海洋堂のあれやこれ、アガツマ・エンタテインメントによる『へんないきもの』とのコラボ)などからもわかるように、奇妙な風体をした生き物の人気は意外に高い。映画でも、SF・アメコミ系アクションやモンスターホラーといったジャンルでヒーローやヒロインを引き立たせるのは、不気味なのになぜか気になる異形のクリーチャーの存在だ。

これまで、深海がそうした奇妙な生物の宝庫であることは知られていたものの、高い水圧のため特殊な探査艇でなければ潜れないこと、また太陽光の届かない暗闇の世界であることから、深海生物の生態をとらえた映像はごく限られ、画質も低かった。ところが、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の協力のもと、超高感度ハイビジョンカメラを搭載した無人探査機『ハイパードルフィン』によって、一度も見たことがないような珍しいクラゲやイカ、写真やイラストでしか知らなかったナマコやホヤなどが鮮明なHD映像で撮影され、このたび『深海の世界』としてNHKエンタープライズから発売されることになった(レビューではブルーレイディスク版を視聴したが、DVD版も発売される)。

撮影が行なわれた場所は、相模湾、小笠原諸島周辺、三陸沖、鳩間海丘(沖縄県の南西)、富山湾・後志海山の5ヵ所で、チャプターもこの5つに切られている。特に相模湾や富山湾など、海岸からそう遠くない沖合の海底がすり鉢状に落ち込み、そこに水深1000メートル以上の別世界が広がっているとは驚きだ。

最初の相模湾では、クラゲの仲間が比較的多く収録されている。カッパクラゲは、透明な体の中に小さなクラゲが見えていて、ほほえましい親子の情景かと思いきや、「他の小さいクラゲを食べることで知られています」というナレーション。また、一見ムカデのように節を持った長い生き物のような姿で、身をくねらせながら泳ぐクダクラゲの仲間は、実は複数の個体がつながって群体を形成している。個体によって形態や機能が違っているのも興味深く、「泳ぐだけ」というのも重労働で大変そうだが、「食べるだけ」「生殖するだけ」という役割も楽しいんだか哀しいんだかよくわからない。

序盤で特に印象的なのは、えりまきのようなヒレをはためかせて優雅に泳ぐユメナマコ。名前の由来はわからないが、この幻想的な姿は確かに夢のような感じがする(ナマコの夢のようでもあり、見ている自分の夢のようでもあり)。このシーンでは特にHD映像の美しさを実感できる。

深海界随一の人気キャラ、コウモリダコも比較的短めの出演ながら姿を見せている。「地獄の吸血イカ」を意味する学名「Vampyroteuthis infernalis」、8本の足に張られた膜、胴体の先にある耳か羽のように見える2つのヒレ、その付け根で青白く光る発光器など、個性的なポイントが盛り沢山だが、何より強烈なのは、外敵などから脅威を感じたときに、足と膜をくるりと反転させて、トゲトゲ付きの黒いボールのような姿に変身できること。

映像は総じて鮮明で、クラゲやイカなどの透き通る体の美しさがよく表現されている。フォーカスやフレーミングの操作が少し気になる部分はあるが、無人探査機に搭載された遠隔操作のカメラでこれだけ素晴らしい映像を撮影しているという事実を思い出させる要素とも言える。

映像スペックはBD一層(MPEG-4 AVC)の1920×1980i、音声はリニアPCMのステレオ収録で、ドキュメンタリー/カルチャー作品としては及第点。欲を言えばBGMは深海の広がりを演出するサラウンド収録だとなおよかったが、シンセサイザーとアコースティックギターを中心に、出しゃばらず上品に映像をサポートしている。なお、音声の切り替えでナレーションを切って音楽だけにし、BGV(環境ビデオ)として映像を流すこともできる。

熱帯魚の色鮮やかな外見や、海生哺乳類や大型魚類のダイナミックな動きに比べると、深海の生物はやや地味ではあるものの、なんとも奇妙な容姿や意外な生態などを収めた貴重な映像は、マニアはもちろん家族やカップルが観てもきっと楽しめると思う。

◇タイトル:深海の世界
◇発売元:NHKエンタープライズ
◇販売元:ポニーキャニオン
◇発売日:2008年12月17日
◇価格:¥4,935(税抜価格¥4,700)


やべぇ…めっちゃ欲しい。
水族館行っても、深海魚系いないとダメだからね。
テレビで深海魚系の特集してると、食い入るように見る。
やっぱ変わったもんが好きなんだわ。

けどBDを再生できる機器、まだ持ってない。
GT5とPS3のレーシングパック、早く出ろ!!

BDってPCやってても不必要なんだよなぁ…
外付けHDDの方が便利だし。

DNAの3次元構造が生物進化に影響する

2008年12月14日 11時04分37秒 | Weblog
超高速シークエンサーとバイオインフォマティクスによる科学的発見)
 JST バイオインフォマティクス推進事業の一環として、東京大学 大学院新領域創成科学研究科の森下 真一 教授は、スタンフォード大学のアンドリュー・ファイヤー教授らとの共同研究で、DNAの3次元構造(ヌクレオソーム構造)注1)がDNAの変異に相関するという性質を、メダカのDNA全体の情報を分析することによって明らかにしました。これはDNA進化の新たな原理を示す基本的な成果です。

 本研究の対象となったメダカは、日本の研究者により2007年にDNA塩基配列が解読され、南日本由来系統と北日本由来系統の2系統のDNA塩基配列の間には1塩基多型(SNP)注2)と呼ばれるDNA変異がDNA配列全体の3.4%を占める約1600万個も存在することが分かりました。

 今回の研究では、超高速DNA解読装置注3)を活用し、メダカのヌクレオソーム構造をDNA全体にわたって網羅的に分析しました。その結果、遺伝子の転写注4)開始点の下流におけるヌクレオソーム構造がDNA変異の周期性を引き起こす要因となっていることを突き止めました。DNAの高次構造や遺伝子の転写メカニズムは多くの生物種にわたって共通する基本的なものであることから、本研究は生命の遺伝的多様性が生まれる過程の一端を明らかにしたものと言えます。
 超高速DNA解読装置が急速に普及する中で、本研究で開発した大量のデータを解析するためのクラスター型並列計算機上で動作する新たなソフトウエア群は、今後も利用され、新たな生物学的発見へ寄与するものと期待されます。
 本研究成果は、JST バイオインフォマティクス推進事業、文部科学省 特定領域研究 ゲノム4領域、米国国立衛生研究所(NIH)の研究助成によって得られたもので、2008年12月11日(米国東部時間)に米国科学誌「Science」のオンライン速報版で公開されます。


<研究の背景と経緯>
 DNAに起こる変異は、ダーウィンによる自然選択進化説と、元 国立遺伝学研究所 名誉教授の木村 資生による中立進化説の2つの補完する原理により解釈されてきましたが、1990年代後半にDNAの3次元的構造(ヌクレオソーム構造、図1)がDNAの変異に影響を与える可能性を示唆する実験結果が報告されました。出芽酵母DNAの一部の領域に塩基置換を放射線により導入し、修復されるまでの時間を計測したところ、3次元構造の位置によって修復時間が顕著に違うことが観測されたのです。DNA3次元構造が進化に影響するという視点は新たな進化の原理として注目されます。
 すると自然における進化の過程でも同様に、DNAの変異する率が3次元構造の位置で異なってくるのか? という疑問が沸きます。しかし、この疑問に答えるには、DNA全体が解読されていること、2つの近縁種のDNAを比較して変異の状態を網羅的に調査できること、ヌクレオソーム構造をDNA全体にわたって観測できること――などが必要です。
 本研究チームは2007年にメダカの2つの地域集団のDNAを解読し、その後、超高速DNA解読装置を利用してDNA全体のヌクレオソーム構造を描出することによって、ヌクレオソーム構造がDNAの変異に相関するという性質を確認しました。

<研究の内容>
 メダカは日本をはじめとする東アジアに生息しますが、性質が異なるさまざまな地域集団が存在します。本研究の対象となった南日本由来系統と北日本由来系統は2007年にDNA配列が解読されましたが、2系統のDNA塩基配列の間には1塩基多型(SNP)と呼ばれる変異がDNA配列全体の3.4%を占める約1600万個も存在することが分かりました。南日本由来系統のメダカと北日本由来系統のメダカは交配可能な集団であるにもかかわらず、チンパンジー・ヒト間のDNA変異率1.2%をも大きく上回る1塩基多型を持つことから、種内の遺伝的多様性(個体差)が生まれる過程を研究する上で有用なモデル生物として注目されました。
 メダカDNA中には約2万個の遺伝子が存在していますが、これらの遺伝子はDNA配列から「転写」されて初めて、生命を形作る基本的な構成要素として機能します。そのため、例えば転写開始点周辺に1塩基置換のような変異が起きると、遺伝子の働きに影響して個体差をもたらす可能性があります。そこで、転写開始点周辺で起きた1塩基置換や塩基配列の挿入削除による変異の分布を調べたところ、特徴的な周期的変動が発見されました。転写開始点下流約200塩基、400塩基、600塩基の位置で挿入削除率は上昇し、逆に1塩基置換率は約100塩基、300塩基、500塩基の位置で上昇することが分かりました。このような転写開始点下流に存在する200塩基の周期性は何を意味するのでしょうか?
 本研究は、このDNA変異の周期的変動が、DNAが細胞内でコンパクトに折りたたまれる高次構造に相関することを明らかにしたものです。DNAは「ヌクレオソーム」という構造を単位として折りたたまれコンパクトな3次元構造を取ります。本研究では、メダカの胞胚(受精後6~8時間の卵)からヌクレオソーム構造を取るDNA塩基配列を抽出し、超高速DNA解読装置を用いて大量のデータを収集し、DNA中のどの領域がヌクレオソームへと構造化されているかを分析しました。その結果、転写開始点下流約100塩基、300塩基、500塩基の位置を中心としてヌクレオソームコアが存在する傾向にあることが分かり、この構造がDNA変異の周期性を引き起こす要因となっていることが示されました。
 DNA配列の高次構造や遺伝子の転写メカニズムは多くの生物種にわたって共通する基本的なものであることから、本研究は生命の遺伝的多様性が生まれる過程の一端を明らかにしたものと言えます。

<今後の展開>
 DNA配列を折りたたむヌクレオソーム構造が遺伝子の転写や遺伝的多様性の創出にどのように関わっているのか、その具体的なメカニズムはまだよく分かっていません。しかし超高速DNA解読装置を用いた最近の研究により、動物だけでなく植物や酵母のゲノム解析でもヌクレオソーム構造が遺伝子の転写や発現制御に関わる重要な因子であることが分かってきており、今後の研究の進展が期待されています。
 また、2007年のメダカDNA解読以降メダカを用いた発生学・遺伝学の研究は飛躍的に発展しつつあり、本研究もそのような例の1つです。これからもメダカの研究から基礎生命科学的な発見につながる研究が生まれてくることが期待されます。


※ヌクレオソーム
ヌクレオソーム(nucleosome)は、すべての真核生物における共通構造であるクロマチンの構成単位である。染色体のタンパク質構造で、細胞核の中でDNAを染色体へと圧縮し、遺伝子の表現を調節する。大部分の古細菌にも似た構造が存在し、顕微鏡下でヒストンにDNAが巻きついている様子が観察されている。

DNAと4対のヒストンと呼ばれるタンパク質構造により成り立ち、電子顕微鏡で観察すると「DNA鎖に絡まるビーズ」のように見える。1974年にアダ・オリンズ、ドナルド・オリンズ夫妻、ロジャー・コーンバーグらによって提唱されたヌクレオソーム説は、真核生物の遺伝子発現の研究の転換地点となった。ヒストンH2A、H2B、H3、H4はヌクレオソームの一部なのに対し、ヒストンH1は二つのヌクレオソームの連結に関与している。


何回読んでも、理解できん…

ウイルスに寄生してふえる新しい種類のウイルスが発見

2008年12月14日 11時01分51秒 | Weblog
 現在までにみつかっている最大のウイルスは、アメーバに感染するミミウイルス(APMV)である。フランス、地中海大学のスコラ博士らは、より大きいAMPVの仲間「ママウイルス」を発見した。

 AMPVやママウイルスは“複製工場”をアメーバ内につくり、自身をふやしている。複製工場の内部を観察したところ、博士らは、そこに別のウイルス粒子「スプートニク」がいることを発見した。

 スプートニクはアメーバ内で単独でふえることはできず、ママウイルスの複製工場を使って増殖していた。このことから、ウイルスに寄生して増殖するという新しい種類のウイルスであることがわかった。さらに遺伝子解析によって、スプートニクがママウイルスとAMPVの間の遺伝子交換に関与している可能性が示された。

 博士らは、スプートニクのようなウイルスがほかにも存在し、ウイルス間の遺伝子交換と進化に貢献している可能性がある、と考えている。


ウイルスの世界は、まだまだ謎が多いです。
取り扱いや観測が難しいこともそうだけど。

設備が不十分や、事故があったときに…
怖いッス。

彗星の内部から、隕石と同じ成分をもつ粒子が発見

2008年12月14日 10時59分37秒 | Weblog
 NASA(アメリカ航空宇宙局)の彗星探査機スターダストは、2004年にビルト2彗星に接近し、彗星から放出されたちりを回収した。ちりは2006年に地球に到着し、分析が進められてきた。

 九州大学の中村智樹博士らによる分析の結果、15個の粒子のうち少なくとも4個は、始原的な隕石に含まれている粒子に似ていることがわかった。その粒子は「コンドリュール」といい、かんらん石、輝石、金属鉄などからなる。

 博士らは、回収された粒子は、火星軌道と木星軌道の間の小惑星帯でできたと考えている。ただし、ビルト2彗星の軌道は1974年までは太陽から見て海王星よりも外側にあった。彗星が誕生した場所も太陽系の外縁部だと考えられている。そこで博士らは、粒子は小惑星帯で誕生したあと、海王星軌道の外側に運ばれ、彗星に取りこまれたと考えている。

 博士らは、初期の太陽系では物質を運ぶ大規模なメカニズムがあったようだとのべている。


第10番目の惑星があったとか。
長周期彗星および非周期彗星の発生源は、オールト雲だとか…

決定的な証拠はないけれど。
こういうことの積み重ねで、解明されたらいいのにね。