超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

月面落下近づく「かぐや」、超低高度で撮影した映像公開

2009年06月03日 19時10分53秒 | Weblog
 NHKと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月3日、月周回衛星「かぐや」が高度10~20キロ程度の超低高度から撮影した映像をJAXAのWebサイトで公開した。

 かぐやは高度約100キロを周回しながら各種観測を実施してきた。2月には高度を50キロに下げ、4月からは10~30キロの超低高度を周回している。

 公開したのは、高度約11キロからの画像と高度約21~22キロからの画像。それぞれ4月に撮影した。クレーターなど、月のでこぼこが間近に見える。今後、公開画像を追加していく予定。

 かぐやは6月11日午前3時ごろ、月面に落下する予定。

Blu-ray版「ヱヴァ」、4.9万枚でBD市場最高の初動売上

2009年06月03日 19時07分36秒 | Weblog
オリコン・リサーチ株式会社は、5月27日に発売された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION:1.11」のBlu-ray Discビデオ版が、5月25日~31日までで4万9,000枚を売り上げ、「ダークナイト」の2万9,000枚を2万枚上回り、BDビデオ市場最高の初動売り上げを記録したと発表した。

 なお、「ダークナイト」(2008年12月10日発売)の累積売上は5万6,000枚で現在歴代1位だが、「ヱヴァ」の4万9,000枚は、発売1週目でその記録に迫る勢いとなっている。

 「ヱヴァ」は6月8日付のオリコンBDランキングのトップを獲得しているほか、「1.11」のDVDビデオ版もDVDランキングの5位(1万枚)にランクインしている。BDランキングの2位は「機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン4巻」、3位は「とある魔術の禁書目録第 5巻(初回限定版)、4位は「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版 Collector's Edition」と続いている。


○テレビシリーズが日テレで再放送

 「破」の公開も6月27日に迫る「ヱヴァ」だが、全ての元になったテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビ再放送が決定した。6月29日から8月1日の深夜にかけて行なわれ、放送はテレビ東京ではなく、日本テレビで実施される。スケジュールは以下の通り。

6月29日 (月) 25:59~27:29 第壱話~第参話
7月1日 (水) 26:29~27:29 第四話~第伍話
7月10日 (金) 26:20~28:50 第六話~第拾話
7月15日 (水) 26:29~27:29 第拾壱話~第拾弐話
7月17日 (金) 26:20~27:20 第拾参話~第拾四話
7月22日 (水) 26:29~27:29 第拾伍話~第拾六話
7月24日 (金) 26:20~27:50 第拾七話~第拾九話
7月31日 (金) 26:20~28:20 第弐拾話~第弐拾参話
8月1日 (土) 26:10~27:40 第弐拾四話~第弐拾六話


Blu-ray版買いましたけど…
期待に背かないできだったと思う。

DRAMのバーゲン価格は2010年まで

2009年06月03日 19時05分32秒 | Weblog
 半導体市場調査会社DRAMeXchangeは、台湾台北で開催されているCOMPUTEXに合わせて、メモリ関連カンファレンス「DRAMeXchange Compuforum 2009」を開催した。カンファレンスでは、市場と技術の動向セッションと、SSDなど各種メモリ技術の技術セッションが行なわれた。動向について、今回のテーマは言うまでもなくメモリ不況とそこからの突破口だ。特に、史上最悪の暴落と呼ばれるDRAMの状況についての分析は、大きなテーマだった。

 2007年に価格が下落して以来、抜け出す道が見えなかったDRAM。エンドユーザーやPCメーカーにとってはメモリ格安の天国、DRAMベンダーにとっては採算が全く取れない悪夢の状態が続いてきた。

 DRAMベンダーが弱ると、技術革新が鈍化し、PCのパフォーマンスの足かせを作ってしまう。また、DRAMベンダー数が減って行くと、最終的に寡占状況ができあがってしまう可能性もある。エンドユーザーやPCメーカーにとっては、メモリ価格の下落はうれしいが、この状況が続き過ぎるのも問題がある。では、DRAMのバーゲン価格状態は、一体いつ終わるのか。じつは、当分終わる気配がない。それが、業界の調査会社の結論だ。

 CompuforumでのDRAM市場動向のセッションのタイトルは「Challenges and the survival battle ahead」。2009年から2010年にかけては、まだチャレンジと生存競争が続くというのがテーマだ。DRAMeXchangeの予想するシナリオでは、光明がある程度見える。しかし、全般に言えば、DRAMは2010年を通じても、それほど価格が回復しない予測だ。

 逆を言えば、エンドユーザーやPCメーカーにとっては、メモリが割安な状況が当分続くことになる。とはいえ、これ以上に急激に安くなることもない。下げ止まりに近い状況で、おだやかな上下が見込まれている。

 DRAMは安値安定とも言える。とはいえ、エンドユーザーやPCメーカーも、64-bit OS環境に移行しない限り、その利点を充分には享受できない。つまり、ソフトウェア層側の転換が追いついていない状況が続いており、手放しでは喜べない。

●相変わらずボールペン価格のままのDRAM

 下はDRAMeXchangeが予測するDRAM価格の2007年からの推移と、2009年後半の予測だ。2007年分はDDR2 512M-bit品、2008年以降はDDR2 1G-bit品の数値になっている。上の段が大手がDRAMベンダーと直接取引するコントラクト価格、下の段が市場でのスポット価格の平均値となっている。今年(2009年)頭にDDR2 1G-bitは、コントラクトとスポットとも80セント台となった。ボリュームゾーンのDRAMチップの製造コストは通常2~3ドル程度。微細化してコストを下げても、大半のメーカーは1ドル台前半を切るとやって行けない。ところが、今年後半の予想も相変わらず1ドルを少し上回るライン。1チップがボールペンの価格から抜け出せない。DRAMの赤字バーゲン状況が変わらないという予測となる。

 この状況で、DRAMベンダーは大幅な製造キャパシティ削減を2008年後半から行ない始めた。2008年末商戦には持ち直すのでは、という最後の望みが、リセッションへの突入で、断たれてしまったからだ。DRAMeXchangeの発表を見ると、個々のDRAMベンダーの発表ではわかりにくかった、キャパシティ削減の全体像が見える。今年前半を見ると、昨年の前半より業界全体のキャパシティは2/3にまで減っている。作るメモリの量を2/3に減らしても、まだ需給のバランスが戻らないという状況だ。

 なぜここまでDRAM不況からの脱出が伸びているのか。DRAMeXchangeによると、さまざまな要因が重なっているという。まず、供給過剰が10%なら、価格は10%より下がる。そこで製造ラインを止めて製造キャパシティを削減すると、設備投資自体はすでにしてあるため、製造コスト自体が上がりマージンが上がってしまう。また、DRAMベンダーは、市場が下降している時に設備投資をさらに行なう傾向がある。それは、市場が回復した時に市場シェアを獲るためだ。チキン(臆病者)レースをやっている。しかし、そのために、市場がすぐに回復しなかったら、市場の下降がさらに続くことになってしまう。

●DRAMのプロセスの微細化は鈍化を続ける

 面白いのはこのチャートだ。DRAM製造のビット総量の増大が、どんな要因でなされて来たかを示している。'94年から2000年まではプロセス技術の移行で年1.4倍の増大が実現されていた。ところが2000年から2006年の間はその比率が年1.26倍に下がり、2006年以降はさらに年1.2倍にまで落ち込んでいる。DRAMのプロセス技術の移行が鈍化していることが明瞭に示されている。これは、半導体業界の指標であるITRSロードマップでも裏付けられている。

 では、個々のベンダーのプロセス移行はどうなっているのか。現在の主力であるDDR2 1G-bit品については、現在、5xnmプロセスへの転換期にある。下の図を見ると大半が5xnm台へと年内に移行しつつあるのがわかる。ちなみに、AがSamsung、BがHynix、CがMicron、Dがエルピーダ、途中で消えるEがQimonda、FがPowerchip、GがNanya、HがProMOSだ。DDR3 1G-bitも同様で、5xnmプロセスへと移りつつある。NANDは一部を除く主要ベンダーが4xnmプロセスへと移り、今年は3xnmプロセスへの転換を始めつつある。DRAMのプロセスがNANDより1世代かそれ以上遅れていることがよくわかる。


●DDR3 2G-bit品が低コストのダイサイズへと移行

 5xnmプロセスでは、DRAMのコストがかなり下がっている。DDR2 1G-bit品になると300mmウェハのグロスで1,500個程度のダイ(半導体本体)が取れる。ダイサイズ(半導体本体の面積)が小さくなったため、ダイ数が増えて、ダイコストが激減している。下のチャートを見ると、それがよくわかる。

 そして、5xnm世代では、2G-bit品のコストも、充分にボリュームゾーンを狙えるレベルに下がってきている。例えば、エルピーダのDDR3 2G-bitの5xnmプロセス版では、1枚のウェハからグロスで846個取れるというDRAMeXchangeの試算となっている。これは、7xnmプロセス世代の1G-bit品と同じレベルだ。

 7xnmから5xnmならリニアに70%にシュリンクするので、計算はピタリと合う。そのため、通常のパターンなら、5xnmプロセスでは2G-bit品への移行が始まることになる。チップ容量が大きくなると、DRAMモジュールの容量も倍増する。2G-bitチップなら両面の16個で4GBモジュールとなる。つまり、4GB DIMMが安くなる。

 SamsungとHynixは、さらに今年末から2010年前半に4xnm世代への移行も計画している。製造コストを見ると、DRAMeXchangeの見積もりではDDR2 1G-bitの5xnmプロセスでは、すでに1チップ当たりのコスト(フルロード)はダイコストで1.15~1.3ドル、パッケージやテストのコストを含めたパーツコストでは1.3~1.6ドルにまで下がっている。それでも、価格を上回っているが。

 一方、DDR3 2G-bitの5xnmのコストは、DRAMeXchangeによるとダイで2.13~2.76ドル、パーツコストで2.33~3.06ドルとなっている。この場合、ビット当たりのコストは、2G-bitへ移行しても変わらないことになる。

 では、今後はどう推移するのか。DRAMeXchangeの予測では、キャパシティをそれほど伸ばさない場合は、DDR2 1G-bitの価格は2010年まで穏やかに1ドル前後を推移する。しかし、キャパシティを伸ばすと、2009年後半からゆっくりと下落して行くという見通しとなっている。もっとも、2010年のDDR3への移行が、DRAMベンダーの予測より早く進むと、一時的にDDR3が不足して価格が上がる可能性も出てくるだろうという。

ファイナルファンタジー最新作は完全オンライン対応、PS3とWindowsで2010年発売

2009年06月03日 19時00分27秒 | Weblog
 スクウェア・エニックスは米国時間6月2日、ファイナルファンタジーシリーズの最新作「ファイナルファンタジーXIV」(FF14)を2010年に発売すると発表した。完全オンライン対応で、PLAYSTATION 3(PS3)とWindows PCでプレイ可能だ。

 ファイナルファンタジーシリーズはこれまで全世界で累計8500万本以上を出荷している人気ロールプレイングゲーム。FF14は多人数が同時に参加するオンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)となる。「エオルゼア」と呼ばれる大地が舞台になるといい、日本語・英語・ドイツ語・フランス語版のサービスが同時に開始される予定だ。価格はパッケージ価格、プレイ料金ともに未定となっている。

それより、早く13を…
とりあえず14はPCでやろうかな。

ウッズホール海洋研究所、無人潜水艇でマリアナ海溝の最深部に到達

2009年06月03日 18時54分39秒 | Weblog
ウッズホール海洋研究所の無人潜水艇「Nereus(ネレウス)」が5月31日、マリアナ海溝の最深部に到達することに成功していたことが2日、同研究所の発表により明らかとなった。

 マリアナ海溝の最深部調査に使われたネレウスは同研究助が4年の歳月を投じて開発を行ったもの。従来型の無人潜水艇と同じように海上からリモートコントロール方式で操作することはもちろん、自律制御方式で自動航行させることも可能な次世代型の無人潜水艇となる。

 ネレウスは2007年12月にハワイ沖で試験潜水が実施。その後はマリアナ海溝の最深部調査に向けた最終調整が続けられてきた。

 今回、ネレウスが到達したマリアナ海溝の最深部の深さは10,902メートル。旧ソ連海軍の無人潜水艇「ヴィチャージ」が1957年に実施した調査では11,034メートルという観測結果もがでていたが、1995年5月には日本の無人潜水艇「かいこう」が潜水調査を行った際の最深部記録は10,911メートルとなっており、今回の調査結果を受けてマリアナ海溝の深さは10,900メートル前後であることが確認されたこととなる。

新世代ロータス第1弾のエヴォーラがついに日本上陸

2009年06月03日 18時52分48秒 | Weblog
 エルシーアイは、ロータスの新型ミッドシップ2+2クーペであるエヴォーラを発売した。

 エヴォーラは、1995年デビューのエリーゼ以来13年ぶりに登場した完全新設計のブランニューモデルで、年7月に開催されたロンドンショーで発表。サーキット走行も楽しめるダイナミックなパフォーマンスと日常の足としても使える優れた利便性および快適性、そして既存のロータス車とは一線を画す高級感をあわせ持った、新世代ロータス第1弾となるスポーツカーだ。

 ボディサイズは全長4342mm、全幅1848mm、全高1223mmで、エリーゼより557mm長く、129mm幅広く106mm背が高い。ホイールベースは2575mmで、エリーゼより275mmも長く設定されている。

 エクステリアは、リアミッドシップならではのキャブフォワードなプロポーションを特徴としながら、ロータスらしいスタイリングを実現。同時にドラッグ低減とダウンフォースの確保にも細心の注意を払ったデザインとした。

 インテリアは、シンプルな造形の中にレザーや金属パーツをふんだんに使用した、モダンで高級感のある空間とし、既存のロータス車とは一線を画すラグジュアリーな雰囲気に仕立てている。また、従来のエリーゼなどに対して、ドア開口部の拡大や座面を高くしたことなどにより優れた乗降性を確保。さらに、身長195cmの大柄な男性でも着座できるゆとりある室内空間を実現している。なお、室内レイアウトは2+2だけでなく、キャビン後部にラゲッジシェルフを備えた2シーターも用意される。

 パワーユニットは、最高出力280ps/6400r.p.m.、最大トルク35.7kg-m/4700r.p.m.のデュアルVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)を備えたトヨタ製オールアルミ3.5リッターV6DOHCの2GR-FEを搭載。トランスミッションは6M/Tを組み合わせる。オプションでクロスレシオのスポーツレシオ6M/Tも用意される。

 車輌重量はクラス最軽量の1382kg(本国測定値)。この結果、0~60マイル/h(96km/h)加速5.0秒以下、最高速度257km/h(ともにプロトタイプの数値)、最高速度261km/hという卓越した動力性能を実現した。同時に欧州複合モードにおいて11.49km/リッターという優れた燃費性能と、わずか205g/kmという低CO2排出量を達成している。

 シャシーはアルミ押し出し材を用いた高剛性・高強度の新開発軽量シャシーを採用。前後ダブルウィッシュボーン式のサスペンションには、鍛造アルミ製ウィッシュボーンやビルシュタイン社製ショックアブソーバー、アイバッハ社製スプリングを採用した。フロントが350mm径、リアは332mm径のベンチレーテッドディスクブレーキにはAPレーシング製のアルミ合金製4ポットキャリパーを組み合わせている。フロントが18インチ、リアは19インチのアルミホイールには、フロントが225/40ZR18、リアは255/35ZR19のピレリP-Zeroを装着した。

 装備面では、オプティマルギアシフトポジションディスプレイやボッシュ製エレクトロニックデファレンシャルロックシステム、トラクションコントロール、集中ドアロック、イモビライザー、偏光フロントウインドー、ボディ同色リモコンドアミラー、レカロ製ブラックレザーシート、エアコン、チルト&テレスコピックステアリング、パワーウインドー、アルパイン製CDオーディオ、iPodコネクター、AUX端子などを標準装備。

 安全面では、2ステージデュアルエアバッグやEBD付きABS、ブレーキアシストなどが標準となっている。

 価格は以下の通りで、スポーツレシオ6M/T搭載車は各28万円高となっている。なお、日本発売を記念した特別仕様車のファースト・リミテッド・エディションを限定20台で設定。このモデルは、初期ロットの2+2シーターをベースに、3種類のオプションパックやバイキセノンヘッドランプ、バックモニター、ETC車載器などを標準装備したプレミアム仕様だ。

■ロータス・エヴォーラ
・2シーター(3.5V6・6M/T):850万5000円
・2+2シーター(3.5V6・6M/T):892万5000円
・ファースト・リミテッド・エディション(3.5V6・6M/T):1059万3000円

温暖化による長期的影響やはり深刻

2009年06月03日 18時50分49秒 | Weblog
環境省の戦略的研究「温暖化影響総合予測プロジェクト」(プロジェクトリーダー・三村信男・茨城大学教授)が、今世紀末までの温暖化による日本への影響をまとめ公表した。

温暖化による影響については「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)による膨大な報告書から、気象庁など個別の機関が出している予測まで数多く出されている。そのため、かえって一般の人たちには分かりにくい面もあるのではないか。このプロジェクトも昨年、その時点の研究結果を基に多方面にわたる影響を予測し発表している。今回は、その後の研究成果を盛り込んだものということだ。この影響予測プロジェクトには総額10億3,000万円の予算がつぎ込まれている。新たに何が分かったのか、プレスリリースから読みとってみた。

予測は、温室効果ガスの大気中濃度が450ppm(2005年の値は379ppm)で安定化する場合から、成り行きに任せるまで3段階の気候シナリオの下で影響を予測している。450ppmの場合というのは、温暖化対策がうまくいったときのことだ。年平均気温変化は、産業革命前に比べ2.1℃上昇(1990年比では1.6℃上昇)となっている。IPCC報告では、「環境の保全と経済の発展が地球規模で両立する社会」においては、1990年比で約1.8℃の温度上昇があるとしている。450ppmで安定化する場合の影響予測はほぼこれに対応するものだろう。

予測結果はどうか。「温室効果ガスを450ppmに安定化した場合でも一定の被害が生じることは避けられない」という。2100年時点の被害程度は以下の通りだ(1990年基準、かっこ内は年間の被害によるコスト)。

「洪水はんらん面積」500平方キロ(5.1兆円)、「土砂災害(斜面崩壊発生確率)」4%(6,500億円)、「ブナ林減少」36%(1,325億円)、「マツ枯れ危険域」27%、「海面上昇(15センチ)による砂浜減少」29%(273億円)、「海面上昇による高潮浸水」(1)西日本地域32万人、155平方キロ(5.4兆円)、(2)3大湾地域30万人、63平方キロ(1.8兆円)、「熱ストレス死亡リスク」2.1倍(501億円)。

なおコメ収量は、地域によって異なるが全国的傾向としては今世紀中ごろまで収量は増加するものの、その後は減収に転じるとしている。

このような危険についてはいずれも昨年、同じプロジェクトチームがまとめた影響予測でも指摘されていたことである。しかし、温暖化対策が世界的にうまくいった場合の被害についても具体的な数字が示されたのが目新しいところと言えそうだ。特に洪水はんらん、高潮による被害の深刻さが目を引く。