超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

銀河の周囲に輝くガスの塊

2009年06月26日 06時58分59秒 | 宇宙
 遠く離れた宇宙で不思議なガスの“塊”が光を放っていたが、6月24日に公開されたNASAのX線天文衛星チャンドラの画像によってその謎が解明された。

 水素ガスの“巨大な宝庫”ともいえるこれらの塊は約10年前、遠く離れた若い銀河の調査中に発見された。ガスの塊の明るい輝きは可視光で観測できるが、輝きの原動力として働く巨大なエネルギー源は解明されていなかった。

 今回、チャンドラ衛星の新しい画像から新たな証拠が発見され、中心に超大質量ブラックホールを持つ近くの銀河が成長するにつれて、このガスの塊に熱が供給されていることが判明した。この写真は動画からカットされた1枚の静止画像。天の川銀河のような渦巻銀河にあるブラックホールから送り出された熱パルスが、周囲のガスを明るく照らす様子を示している。

 科学者によると、重力で引き寄せられた星間ガスが冷却、凝縮して新しい星が形成されるのに従い、銀河は成長する。だが、やがて周囲のガスに蓄積された熱が誘因となって、銀河の成長スピードは徐々に遅くなるという。

 共同研究者でイギリスにあるダラム大学のブレット・レメール氏は、「ガスの塊の内側にある銀河とブラックホールは十分に成長すると、重力で引き寄せていたガスが押し戻され、銀河の急激な成長はそこで止まるのだ。私たちはその証拠を発見した」と声明で述べている。「巨大銀河は必然的にこのような局面を迎える。そうでなければ、星の数が増えすぎて、とんでもなく巨大になっていただろう」。

B787構造欠陥問題、問題箇所は三菱重工の製造部品

2009年06月26日 06時56分23秒 | サイエンス
ボーイングが開発中の次世代旅客機、B787で新たに見つかった構造上の欠陥(強度不足)は日本の三菱重工が生産を請け負った主翼を機体本体とを接続する構造部分であることが明らかとなった。

英航空専門誌「フライトグローバル」によると、構造上の欠陥が見つかったのは具体的には、三菱重工が生産した「Section 12」と呼ばれている主翼構造部品。「Section 12」には主翼構造を支えるストリンジャー(stringer)と呼ばれる梁が主翼の先端から付け根まで通っており、ストリンジャーキャップを通じて機体本体と接合が行われている。しかし、規定値の120~130%の負荷をかけたストレステストの結果、「Section 12」の上部ストリンジャーキャップの一部に損傷が生じ、ストレス要件を満たすことができないことが判った模様だ。

ボーイングでは当初、主翼のストレステストの結果、ストリンジャーキャップに生じた損傷は軽微なもので深刻な問題ではないと判断をしていたが、その後、実施された詳細検査の結果、ストリンジャーキャップの強化が必要であるという判断に至ったとしている。

「Section 12」の上部ストリンジャーキャップの強化を行う場合、既に完成した飛行テスト用の2機(ZA001/ZA002)に関しては再び製造工程に戻して主翼部分の接合をし直す必要が生じる。
 ただ「Section 12」の上部ストリンジャーキャップの強化は単に強化を施せば良いという性格のものではなく、強化を実施した場合には再び、主翼のストレステストまで戻って品質検査をやり直す必要性が生じることとなり、B787の製造開発は大幅な後退を余儀なくされることとなる。

今のところ、新たに見つかった機体の構造問題に関連してボーイングからは納期再延長の正式発表は行われていないが、状況的に顧客納期が数ヶ月から半年程度の遅延が生じるのは必至な状況だ。

セガトイズ、話を聞いてうなずいてくれる「花っぱ」発売

2009年06月26日 06時53分07秒 | ガジェット・玩具
セガトイズは、話し手の会話に合わせてうなずくおもちゃ「話に花が咲く『花っぱ』」を、7月4日に発売する。希望小売価格は2,625円。

 同社が昨年9月に発売した「ペコッぱ」に次ぐ“うなずきシリーズ”の最新モデル。同シリーズは、花や葉っぱを模した本体が、話の区切りのタイミングを読み取って、「ペコッ」とお辞儀のような動作をすることで、まるで本当に話を聞き、心が通い合っているような感覚を楽しめる点が特徴となる。

 今回の「花っぱ」は、20代以上の女性に親しみやすい花として「ガーベラ」「ひまわり」「マーガレット」の3種類を用意。通常のうなずき動作に加え、ガーベラは手(葉っぱ)を動かして話にツッコミを入れる、ひまわりは深いうなずきや驚くといった仕草をする、マーガレットは2つの花が揃ってうなずくなど、それぞれに固有の動作を備えている。なお、花のデザイン、選定を行なったのは、全国にフラワーショップを展開する株式会社日比谷花壇。

 このほか、人の会話のタイミングを読むメカニズム「KYプログラム」、しなやかな動きを実現するための繊維状の駆動装置「バイオメタル」も、ペコッぱに引き続いて採用する。

 本体サイズは80×80×200mm(幅×奥行き×高さ)。電池は別売りで、単三アルカリ乾電池を3本使用する。

 一昔前に流行ったフラワーロックの進化版みたいなやつですね。
 会話のタイミングを読むなんて、人間でもちょっと難しいのに、できるのか?!

マーズ・オデッセイ、軌道修正完了

2009年06月26日 06時47分29秒 | 宇宙
 2009年6月22日、NASAは約8カ月間に及ぶ火星探査機マーズ・オデッセイの周回軌道修正を終え、新たな任務に投入する準備が整ったと発表した。

これまでの周回軌道は、火星の日照面の上空を日没近くに通過するというものだった。今回の軌道修正の目的は、地表がまだ暖かいお昼過ぎの時間帯に変更して、火星のさまざまな鉱物が放出する熱エネルギー検出の精度を上げるためだ。この赤外線画像(2009年5月撮影)のような品質の高いデータが期待されている。

 しかし良いことばかりではない。修正後の軌道では、太陽光によって探査機のガンマ線分光器が損傷してしまう危険もあるのだ。

製造中止、コダクロームが残したもの

2009年06月26日 06時46分57秒 | ガジェット・玩具
「Mama, don't take my Kodachrome away(ママ、僕のコダクロームを取り上げないで)」。1973年にこう歌ったポール・サイモン(“Kodachrome”、邦題「僕のコダクローム」)も、いつかその日が来るとは予想していなかっただろう。

 アメリカのフィルムメーカー大手イーストマン・コダック社は22日、74年にわたって世界で愛されてきた同社のカラーフィルム「コダクローム」の製造中止を発表した。商業的に成功した最初のカラーフィルムではあったが、デジタル技術の人気に押され、その歴史に幕を閉じることになったと同社は説明している。

 1937年の夏、ナショナル ジオグラフィック誌の専属写真家W・ロバート・ムーア氏は、オーストリアでの撮影の際に、出版物掲載用の写真として初めてコダクロームを使用した。これはその中の1枚。オーストリア南部マイヤーホーフェンの牛飼いの姿が映し出されている。

 この新技術により、同氏は35ミリカラーフィルムではそれまでは撮影不可能であった動きのある被写体を写真におさめることができた。

 彼の写真が同誌に掲載されると「誰もがその美しさに感激した」と、コダクローム現像所の技術者B・アンソニー・スチュアート氏は『The National Geographic Society: 100 Years of Adventure and Discovery』の中で当時を振り返っている。

 このフィルムによって表現できる色彩のすばらしさは、「カラーで写真を撮るカメラマンがそれまで夢見てきた以上のものだった」と同氏は語った。

 コダクローム終焉の発表から3日後、ナショナル ジオグラフィック協会本部があるワシントンD.C.では、同協会主催の展示会「Kodachrome Culture: The American Tourist in Europe」(コダクローム文化:ヨーロッパのアメリカ人旅行者)が2009年9月7日まで開催されている。ヨーロッパの色彩豊かなカラー写真に魅了され、アメリカ人のヨーロッパ観光が急増した時代を回想したものだ。

グーグル、今度はカリフォルニア州で大規模な次世代型地熱発電開発に出資

2009年06月26日 06時46分28秒 | サイエンス
グーグルが大手ベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズなどと共同でアルトラロック・エナジー(AltaRock Energy)という地熱発電開発企業に出資することで、カリフォルニア州で大規模な次世代型地熱発電開発に乗り出したことが24日までに明らかとなった。

一般的な地熱発電はボーリングによって地下のマグマだまりの熱エネルギーによって生じた水蒸気を取り出し、その水蒸気を使って発電機を動かすというものとなるが、アルトラロックの地熱発電方式は、入出2つの系統のボーリングを実施することにより、入力系のボーリング抗から地下のマグマだまりに対して水を注入し、強制的に高温高気圧の水蒸気を生成させるというもの。

グーグルの収益基盤は広告事業が99%を占めているが、クリーンエネルギーとして有望視されている地熱発電に出資を行うことにより、景気低迷で以前のような高成長が見込めなくなった広告事業に代わる収益基盤の確立を目指す目論見のようだ。

しかし、インドネシアで2006年に行われた地熱発電のためのボーリング掘削工事では、地下から水蒸気ではなく大量の有毒物質を含んだ熱泥が噴出するなど、大規模な自然破壊を引き起こしたことも知られており、アルトラロックの地熱発電方式は、他の地熱発電の方式とは異なることもあり、ボーリング事業自体の危険性も指摘されている。

全長170メートル、世界最大のメガヨットは350億円!?

2009年06月26日 06時46分07秒 | ガジェット・玩具
「メガヨットというより、目が点」なんですが。これが、個人のヨットですか?

ロシアの石油王のロマン・アブラモヴィッチ氏が所有すると言われる、世界最大の170メートルのヨット「Eclipse」 のドイツのハンブルグで進水式が行われたよ。今までは、168メートルの「ドバイ」が世界最大だったけど、そのドバイのお値段は350億円!

色々な装備のどこまでを船の値段とするかによるかと思うけど、この「Eclipse」もそれくらいのお金は当然かかってるんでしょうねー。

噂では、このメガヨットが襲われたときのための、防衛システムや海底からの脱出口も装備されているんだって。

もちろん、メガヨットにはつきものの、豪華装備も当然あって、二つのヘリポート、映画館、図書館、レストラン、庭園、450平方メートルの寝室を囲むプールなどなど、ため息が出るような装備となっています。

ロマン・アブラモヴィッチ氏も、100年に一度の不況の影響は当然受けていると思いますが、それでもまだまだ余力たっぷりですね。この程度はポケットマネーなのかもねー。

さて、僕はポケットマネーで全長170ミリメートルくらいの豪華うまい棒でも買ってくるか。

ネットブックをめぐる期待と現実のギャップ?

2009年06月26日 06時45分42秒 | PC・パーツ・ソフトウェア
 単刀直入に質問するが、ネットブックとノートPCの違いは、何であろうか?どうやら多くの人々は、この違いを理解していないようだ。

 NPD Groupのアナリストが、米国時間6月23日に発表した調査リポートによれば、ノートPCを購入するつもりだったのに、ネットブックを購入した消費者のうち、その購入結果に大変満足しているとの回答者は、わずか58%に過ぎなかったという。これは、最初からネットブックを購入するつもりだったという消費者の70%という満足度とは対照的である。

 NPDはまた、消費者の不満度が主にネットブックの性能面での混乱に端を発していることを突き止めた。「NPD's Netbooks II:A Closer Look」と題する同調査リポートは、ノートPCの代わりにネットブックを購入するに至ったユーザーの60%が、ノートPCでも、ネットブックでも、特に機能面で違いはないと考えていたことが判明したと伝えている。

 一般的にネットブックは、ノートPCよりもサイズが小さく、より低価格ではあるものの、パフォーマンス面でも劣るとされているが、その差が縮まってきているのも事実である。

 同調査の対象となった人々は、パフォーマンスおよび携帯性こそが、ネットブックか、ノートPCか、どちらを購入するべきか決断する上での、カギとなる2つの要因であったと回答している。18~24歳の回答者に限るならば、その65%が、高いパフォーマンス面での期待を抱いて、ネットブックの購入に至ったと答えている。しかしながら、期待していたよりも優れたパフォーマンスが、購入したネットブックに備わっていたと思うとの回答は、わずか27%にとどまった。

 さらに、NPDは、消費者に対して、ネットブックを選択する上で、携帯性と価格のうち、どちらが重要な要素となっているのかを尋ねた。およそ60%が携帯性を重視して選択したのに対し、価格が購入要素となったのは、およそ40%であった。しかしながら、60%のネットブックユーザーは、購入後に、1度も家からネットブックを持ち出したことがないと認めている。

 NPD Groupの業界分析担当バイスプレジデントStephen Baker氏は、「消費者にとって、購入目的に応じたPCを入手できるようにサポートしていく必要がある。小売業者およびメーカーは、ネットブックが、ノートPCの代わりにでも十分に使えると、消費者が思い込んでしまいかねない、まるでPCのような性能や一般的な機能が搭載されていることを強調して、ネットブックを販売するべきではない。むしろ、モビリティ、ポータビリティ、コンパニオンPCの必要性などを前面に出したマーケティングにより、消費者が、何を購入しようとしているのかをよく把握し、購入結果に、もっと満足を覚えられるようにしていかねばならない」と述べた。

 Baker氏は、米CNET Newsに対し、多くの消費者が、多彩な異なるブランドを幅広く受け入れるようになっており、ブランドよりも、OSに重きを置いて、ネットブックを購入するようになっていると語った。

 Baker氏は「どのOSが搭載されているのかを、人々は大いに重視している。それこそ、基本的に最も注意が向けられている要素であった。ブランドは、それほど重要視されていない」と述べている。

 一方、今回の調査結果を通して、Baker氏は、ネットブックの購入には、オンラインストアが、最も多く利用されている点も指摘した。調査対象となった40%の消費者は、インターネット上でネットブックを購入していた。サードパーティーのオンラインストアは、メーカーの専用サイトにも、十分に対抗できているようである。

 「ネットブックは、オンラインでこそ、より売れ行きが伸びる製品タイプであると考えている。購入に際して、ストレスを感じることはあまりない。それほど自由にカスタマイズ可能な製品でもないという事実を考慮に入れるならば、HP.comで購入するのも、Amazonで購入するのも大差なく、非常に容易に購入できる」と、Baker氏は語っている。

ソニーPCL、BD-Live対応のBlu-ray Discソフト制作へ-第1弾は「エウレカ」

2009年06月26日 06時45分13秒 | アニメ
 ソニーPCLは6月25日、インターネットに接続することでBlu-ray Discソフトに特典映像や、字幕ダウンロードなどのサービスコンテンツを追加できるBD-Live機能付きソフトの制作、ソリューションサービスを開始した。

 BD-Liveは、インターネットに接続されたBlu-ray Discプレーヤーを通じて、専用サーバにアクセスすることで、収録されている映像作品に加え、最新作の予告編や特典映像などが見られるサービス。すでに米国作品などで採用されている。

 第1弾として発売されるのは、Blu-ray Disc版「交響詩篇エルレカセブン ポケットが虹でいっぱい」。ソニーPCLによると、国内アニメとして初のBD-Live機能を搭載した作品になるという。コンテンツの配信については、米国作品などで実績のあるグループ会社のBD-LiveYouサーバを利用するとのこと。「公開記念キャストコメント」や「初日舞台挨拶」映像などのオリジナル映像がダウンロードできる。

ExcelとJavaを連携させ帳票やグラフを作成する

2009年06月26日 06時43分48秒 | PC・パーツ・ソフトウェア
 ビーブレイクシステムズは2009年6月25日、JavaとExcelを連携させ、帳票やピボットグラフを作成する「ExCella Reports」、およびExcelデータをJavaのオブジェクトとして取り込む「ExCella Trans」をオープンソース・ソフトウエア(OSS)として公開した。

 ExCella Reportsは、Excelで定義したテンプレートからJavaで帳票やPDFレポート、ピボットグラフを作成するためのツール。Excelのテンプレートに定義したタグに、データやイメージを埋め込むことができる。またExcel上で定義したピボットグラフに動的に値を埋め込みことが可能。

 ExCella Transは、ExcelのデータをJavaオブジェクトまたはSQLとして取り込む、データ移行のためのツール。Excel上に埋め込んだタグに従い、データ移行を行う。

 いずれも、ビーブレイクシステムズの業務管理システム「MA-EYES」のノウハウの一部をオープンソース化したものという。

 ExCella ReportsおよびExCella Transはsourceforge.jpからダウンロードできる。LGPLで配布している。