僕の背中にある
この黒い翼は
誰が与えたものか
自分さえ守れぬ
愚かな僕に
いったい何を望んで
僕が差し出す手を
求める人など
ひとりもいない
それは
この黒い翼が
死神のようだから
僕の心が
どれほど純真でも
それは誰にも
気付いてはもらえない
僕の祈りが
どれほど無垢であっても
それは誰にも
届いてはくれない
もしもこの翼が
純白だったなら
差し伸べた指を
掴んでくれるのだろうか
もしも白い翼を
大空に羽ばたかせたなら
この世界すべてに
光をもたらせるのだろうか
叶う筈もない
夢は悪夢に飲み込まれ
現(うつつ)の僕は
黒い翼に身を埋め
世界の片隅に
うずくまっている
自分さえ守れぬ
役立たずの黒い堕天使
この黒い翼は
誰が与えたものか
自分さえ守れぬ
愚かな僕に
いったい何を望んで
僕が差し出す手を
求める人など
ひとりもいない
それは
この黒い翼が
死神のようだから
僕の心が
どれほど純真でも
それは誰にも
気付いてはもらえない
僕の祈りが
どれほど無垢であっても
それは誰にも
届いてはくれない
もしもこの翼が
純白だったなら
差し伸べた指を
掴んでくれるのだろうか
もしも白い翼を
大空に羽ばたかせたなら
この世界すべてに
光をもたらせるのだろうか
叶う筈もない
夢は悪夢に飲み込まれ
現(うつつ)の僕は
黒い翼に身を埋め
世界の片隅に
うずくまっている
自分さえ守れぬ
役立たずの黒い堕天使