奏~かなでうた~詩

自作詩を書いています。自分の心と向き合いながら。

処世の心得

2011-04-02 | 心詩~こころうた・己
人生というものは
その端を 
しっかりと握りしめていなければ
紐の切れた風船のように
ふわふわとどこかへ
飛んでいってしまう

世間には
他人の人生など台無しにしてやろうと
そのしたたかな牙を隠して近寄ってくる輩が
うようよと蠢いている

そんな輩から
自分の人生を守るために
心の真ん中に太い柱をでんと立てて
そこにしっかりと紐の端を
結わえておかなければならない

誰にも入りこまれず
誰にも奪われず
自分の意思で
行動し 発言し 選択する

その頑丈さを持たなければ
人生など いとも簡単に
乗っ取られてしまう


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