怒りの矛先は実は…！

怒りは面白いなぁ…、そして怖いなぁって最近思います。
去年か一昨年、ある人に「怒るとその炎で自分自身が燃やし尽くされてしまうから、怒りをコントロールできないと危ない時代だ。」と言われました。
なので、極力怒らないように気をつけてきました。
その方のおっしゃる意味が最近、よーく分かる気がするんです。
周りで怒っている人を見ると、自分で訳がわからなくなってるんじゃないかと思います。
何で怒っているのか、誰に怒っているのか。

ちょっと面白いことを考えました。
Ａ氏に怒っているつもりだったが、Ａ氏にかわされた、となるとその怒りの矛先はどこに向いていくんだろう…って。
きっと無防備に突っ立ってる人にぶつかるとその人は怒りの被害をこうむります。
皆が上手にその怒りをかわし続けたら⁇
グルっと地球を一周して…、自分に当たるんじゃない⁈

小学生の時、同級生の男の子がこんな漫画を描いていたのを思い出しました。
「ある男がある人に向けてピストルを発射しました。が、その人がピストルの弾をよけました！その弾は運よく誰にも当たることなく走り続けました。その結果、ピストルの弾は地球を一周して、ピストルを発射した本人に当たるのです…。」
ブラックジョークですが、これってある意味真髄を突いているような気がします。
怒りもこれと同じじゃないかって。

もう一つ思い出すのは高校の時の先生の口癖。
「天に向かってツバを吐くと自分にかえってくるんですよ！」
これはちょっと違う意味も含まれているような気がしますが、
どちらも自分が発した事は自分にかえってくるってこと。


「自分の怒りの炎で自分が燃やし尽くされる」というのはそういうことなんですね。

自分の怒りの炎は自分で自在に消火できるように。
そうしないと自分が火傷することに。
火傷ですめばいいですが。