先日削除してしまった3月28日のブログ〝八重山諸島5島めぐり 3日間〟の(最後の石垣島)に、もう一度挑戦します。うろ覚えなんですが…もう一度読んで下さいね。
このところお天気が今ひとつで、雨が降ったり止んだり…こういうのを、俳句では〝菜種梅雨〟といいます。
歳時記を見ますと、〝三月から四月頃、菜の花が咲く、その頃降り続く長雨をいう〟と。確かにその通りですが、その後の小沢實氏の解説が面白いのでちょっと紹介してみましょうか。
〝「梅雨」は当然夏の季語。また、「菜種」は菜の花の結実したもの、アブラナの実である。季節は夏となる。その二つが合わさると、春の季語になるというのが不思議である。もともと、三、四月頃に吹く、雨を含んだ風をさしたそうであるが、風をなぜ「梅雨」とよんだのか、不可解。方言に漢字を当てたものか。「菜種」はア音が続いて明るく、「梅雨」はウ音が連続して籠ったような暗さが加わる。一語が照り翳る、陰翳の繊細さを楽しみたい〟と。
菜種梅雨念仏の膝つめあわせ 桂信子
ここまで丁寧に解説してもらえば、私たちも季語を用いるときはもっと神経を使いたいもの。
そういえば、先日のNHKのテレビ「チコちゃんに叱られる!」で、〝春一番〟のことをやっていましたね。それを見ると、どうも私も勘違いをしていたようで…。立春を過ぎてから初めて吹く強い風ということは、もちろん知っていましたが、ただ感じとしては、春をもたらしてくれる明るいありがたい風だと思って、作句していました。でも、違うんですね。本来の意味は、壱岐の漁師さんたちが一番恐れた〝死を招く風〟だったんです。ある時のこの風で壱岐の漁師さんの3分の2以上が亡くなったって。エエッ、びっくりでしょ。どうもこの勘違いを大きくしたのが、昔全国的に流行したキャンデーズの歌「春一番」にあったと。作詞家の方もそれを後から知って、申し訳ないので「あぶないぞ、あぶないぞ!春一番」という歌を作ったそうですが流行らなくって…私も初めて聞きましたけど。
とにかく自分では知っているものとして、間違って使っているものがあるということですので、しっかり再確認をして使いましょうね。ハイ、私も反省していま~す。
さて、そろそろ〝八重山諸島5島めぐり 3日間〟の、(最後の石垣島)を書いて、この旅も終わりにしましょう。
2月26日、午前中に小浜島内観光を終えて、また石垣港へ戻り、今度はバスで昼食会場へ。和流ダイニング「みふね」の〝アグー豚と豚の食べ比べ!島野菜のしゃぶしゃぶ〟をいただきましたが、とてもおいしかったです。でも、珍しい島野菜の名前、教えてもらったのに…聞いたことのない島言葉ですからさっぱり。食後はその店でしばらくショッピングです。
その後最後の観光地〝バンナ展望台〟へ向かいました。
バンナ岳は石垣市街の北にある標高230メートルの山。ふもとからバンナスカイラインを通り頂上まで車で15分です。展望台からは、名蔵湾や竹富島、西表島、小浜島などの島々や天候が良い時は遠く黒島や波照間島まで見渡すことができ、周辺のバンナ公園には琉球松や亜熱帯植物の花が咲き誇っていて、気軽に訪れられる景勝地。地元の方の憩いの場でもあります。また、手軽に石垣島の夜景を楽しむにはお薦めの穴場スポットなんですってよ。
もう二度と来ることはないかも知れませんので、私も頑張って展望台へ上がりました。
早めに下に降りてぶらぶらしているとバナナの花を見つけました。添乗員さんに聞いてみると、バナナには二種類あって、黄色くなって食べられるものと青いままで料理に使うものがあるんですって。これは料理用のバナナ。フ~ウン、知らなかったなあ。
これでいよいよ本当に最後になりました。後は石垣空港まで一走り。ところが、バスの窓から名残惜しげに景色を眺めていると、今まで一度も降らなかった雨が、まるで別れを惜しむかように突然土砂降りになったんです。〝わあ、大変!傘を出さなくっちゃ〟と思っていると、空港に着く頃はもう小雨に。なんともアリガタイこと。これでこの3日間一度も傘をささずに…ラッキーな旅でした。感謝、感謝!八重山諸島のみなさん大変お世話になりました。
空港に着いて、来たときと同じように15時25分発FDAチャ-ター便に乗り、山口宇部空港に17時30分無事到着。非常に快適な3日間の旅でした。私の怪我を除いては…ね。アハッ!
最後まで読んでいただいた皆様、お疲れ様でした。有難うございま~す。
ありがとうございます。
私の以前に調べていたバナナについて、幹のように見える部分はやわらかい葉が重なり合って偽茎(ぎけい)となって高さ5m~15m程に成長する草本(茎が木質でない)に分類するとのこと。偽茎の先端に大きな花茎を一本のばし垂れ下がって外側より開花しやがてが発達し果実をつけ、熱帯の地域では年間を通して花が咲き実をつけ特に旬という時期は定まらないようです。最初は下向きであるがやがて空に向かって反り返って成長、開花から一月ほどで収穫するといいます。大型の多年草で木ではないといいます。
貴重な画像を有難うございます。
バナナは熱帯植物園などで見たことがありましたが、ここまで間近に花を見たのは私も初めてでした。
よく似ているものに芭蕉があり、秋の季語としてよく使いますが、これもバショウ科バショウ属の多年草なんですね。バナナも一応夏の季語になっていて、「実芭蕉」ともいうようですよ。バナナの葉の方が芭蕉より大きいし、芭蕉の実は割ってみると違っているし、もちろん食べられませんものね。
そうそう「春1番」見てましたが、怖い風だったんですね@@
展望台に上がって見ることが出来て、より深い思い出になった事でしょうね。
せっかく写真も撮っているのに、旅の締めくくりができてないと、尻切れトンボのようでイヤでしょう。
私のブログは一種の日記代わりに書いていますので…。
でも、今まで今まで何度同じ記事を書き直したことか。自分ながら懲りないことだと情けなくなります。でも、一安心です。ご心配くださってありがとう!