月日過ぎただ何となく彼岸過ぎ
富安風生の句です。まさにこんな感じの昨日今日です。
風生は、「ホトトギス」派の俳人で、34歳という遅い出発ながら、俳誌「若葉」を主宰し、温和な作風で多くの佳品を遺しています。また、水原秋櫻子が、昭和3年、「破魔弓」を改題して「馬醉木」という俳誌にしたとき、同人の一人として名を連ねていますので、全く私たちと縁のない方ではありません。
今日3月23日は、彼岸の終り、即ち季語では「彼岸の入」に対して「終い彼岸(しまいひがん)」と言います。
私の1ヶ月の中で、ポカンと空白になる一週間がありますが、それが第3週目。 今月は、19日~26日なのですが、年度末と言うこともあって、25日は広島市へ、26日は防府市へと、役員会の会議で出掛ける予定です。普通は、句会や教室などが第1,2,4週目に設定してありますので、第3週に変更がない限りは空くのです。要するに私が息抜きのためにそのようにしたのですが、今のところこれで結構上手くいっているンですよ。
それで、20日は墓参りにつぶれましたが、この2,3日は本当にこの風生さんの句のように過ごしています。彼の句集『喜寿以後』に掲載されている句ですが、こんなゆったりとした…余生(?)もいいかな……と。
お天気もよく、久し振りにのんびりと庭の草を取っていると、いろんな花々に気がつきました。 いつの間にかわが家にはこんなに花があったのかと……ゆっくり見てあげる暇がなくてゴメンナサイね。
お詫びにここに紹介してあげますね。
肥後椿 黄水仙
馬醉木 豊後梅(もう終りですが…)
ヒマラヤ雪の下 蕗の薹
楽しく読ませていただきました♪
また寄らせていただきます。