今日は長崎鼻のことです。長崎鼻は薩摩半島の最南端に位置し、砂浜の先に見える開聞岳が、鼻の先に立つ白い燈台と青い海によく調和しています。また、ここは竜宮伝説の地とも言われ、近くに龍宮神社もありました。しかし、私たちが向かったのは「長崎鼻パーキングガーデン」。南国の情緒あふれる動植物園で、亜熱帯・熱帯植物の木々と放し飼いの動物が見られるというのがキャッチフレーズです。
まだ時間が早いのと月曜日ということもあって、人はあまりいません。入場料を…とみると、1,200円。エエッ!高い!
「どうする?」「でも、ここまで来たんだから…」と、大枚をはたいて入ることにしました。後から知ったのですが、サイトで200円の割引券を出しているそうな…残念!
入るとすぐに開聞岳のよく見えるビユーポイントがあります。「みんな今何合目ぐらいかしらね?」などと言いながら、まず最初に出会ったのが「バリケン」という初めて見る大きな鳥、名前が〝嵐〟ですって。〝アラ~シ!カッコイイね〟と呼びかけると、こっちを見て尻尾を振るんですよ。いろいろ話しかけると、近づいてきてやっぱり尻尾を振ります。可愛いやら、おかしいやら…。
私は昔から写真を撮らない人なんです。だから習慣がなく…いつも後でしまったと思うことばかり、これもゴメンナサイです。
次はリスザル、枝につながれとてもカワイイ!その奥が〝うー様の森〟。オランウータンがいましたがこれは檻の中です。飼育員のお姉さんにピーナツを上げてみて下さいと言われ…、なんと薄皮までちゃんと出して美味しそうに食べましたよ。また、お姉さんが〝バイバ~イね〟と言うと手を上げて振ってくれました。面白いので今度は私たちが〝バイバ~イ〟と言うと、なかなか振ってくれず、帰ろうとするとイヤイヤながら手を振ってくれました。ウレシ~イ!
他にもいろいろと小動物が…でも、ここのメインはコンゴウインコの放し飼いです。色鮮やかな大型インコがあちらこちら飛び回っているのはまさに南国に来たようで、以前オーストラリアの野鳥園に行った時の、とても楽しかったことを思い出してしまいました。
飼育員のお姉さんに手にも載せてもらいました。意外と重い!名前はと聞くと、小さい声で〝……ト〟ですって。「この子は恥ずかしがり屋なの」「恥ずかしがらずにもう一度言ってごらん」とお姉さんが言うと、今度は〝トットちゃん〟と言ったんです。ホントカワイイ!
許可を頂いて写真を撮らせて貰いました。
インコやフラミンゴ、ネズミ、アヒルなどの動物ショーなども人気があるそうなのですが、時間が決まっているので、私たちはちょうど「ネズミのチュー学校」を観覧しました。小さなハツカネズミが時間割に従って芸をするのですが、1時間目国語、2時間目数学…とはいっても中身は全部体育ですよ。綱渡りや綱のぼり、綱引きなど、出演者はキャサリン、ジロー、シロー…と5匹になっているんですが、どうも1匹だけのようで…(笑)久し振りにお腹を抱えて笑いました。
ここは動物との触れ合いの場がたくさんあり、また、いろいろ見たことのない鳥や珍しいサルなど、本当に童心に返って楽しめました。子供たちが喜ぶはずですね。下の写真は五右衛門みたいな角刈りのサル、なのにとても甘えん坊で手を出すとペロペロなめるんです。その仕草が面白くって…。その下のはバナナのような葉で、よく分りませんが、大きな花が咲いていましたので撮ってみました。
ここはこぢんまりとした手作り的な動植物園でしたが、出るときは1200円が惜しくないわね~、インコショーなども見たかったわね~と言いながら、次の予定があるので後ろ髪を引かれつつ園を去りました。出るとき最後にもう一度バリケンの〝嵐〟にさよならを言ったんですが、今度は知らん顔されました。お姉さんに聞くと、あれは機嫌のいいときだけ振るんですって…とにかく大満足のひとときでした。
開聞岳登山グループとは知覧で落ち合うことになっていましたので、昼過ぎにはそちらへ着いていないとと思って、さあ出発。
それでは次は「知覧特攻平和会館」でね、お楽しみに。
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