「知覧武家屋敷群」のつづきがもう少しありますので、読んで下さいね。
江戸時代にこの知覧の港は琉球貿易の拠点であったことから、武家屋敷も琉球の影響を多く受けているようです。それで沖縄でよく見られる石敢当(せっかんとう)という魔除けの石碑や屋敷入口に屋敷内が見えないようにする屏風岩、即ち沖縄ではヒンプンというものもありました。中にどういうわけか、艶めかしい?〝河童〟を入口に据えてある家もありました。この屋敷は入場不可の所でしたので、きっと魔除けの石碑の代わりなんでしょう。
また、高城家という武家屋敷には「男玄関」と「女玄関」があって、間口の広さが女は半分以下なんです。
やっぱり薩摩は他よりもずいぶん男が強かったんですね。まあ、封建時代ですから…でもあの篤姫さまは指宿出身なんですよ。
さて、28日の宿は「休暇村 指宿」でした。
錦江湾と魚見岳に囲まれた絶好のロケーションにあります。4年前にリニューアルされて、なかなか快適な部屋でした。夕食もメインの薩摩黒豚のしゃぶしゃぶとバイキングで、食べきれないほど…。
「もうお腹いっぱいで入らなあ~い!」と言いながら、女性陣はまた、デザートのケーキや果物など、しっかりと食べましたよ。
食べ物のこと書いてるときりがありませんので止めますね。とにかく明日のことを考えて早めに寝ることに…
宿からの錦江湾の日の出です。
最初は山に登らないと言っていた人までがみんな行くと言い出して、エエッ…じゃあ私1人が残るの?と、心配していると、東京から来た彼女が、鹿児島初めてだし膝も悪いので、一緒に見て回ろうと言ってくれて一安心。
登山組は朝8時、宿を出発。用事があって帰る彼と私たち二人が見送りです。「気を付けて行ってらっしゃ~い」
ところで、指宿に来たら絶対したいと思っていたことがあるんです。それは〝砂むし温泉〟に入ること。
本当は昨日宿に着いてみんなで入る予定でしたが、遅くなってしまい、入浴時間と夕食時間が重なって入れなかったんです。
この砂むし温泉は本当にいいですよ。初めての体験でしたが、見てるだけではわからない!たったの15分間でしたが、身動きできないので、じっくりと全身を蒸される…そんな感じで汗がジワジワッと出てくるんです。
パンフレットに、鹿児島大学医学部の調査が載っていました。この砂むしに入ると心拍出量が増え、体の深い所の体温が上がり、血液循環を進めることによって、老廃物の排出や炎症性・発痛性物質を洗い出し、十分な酸素栄養を供給することによって人の体をリフレッシュさせると。この調査で砂むしの効果はなんと普通の温泉の3~4倍だという結論になったそうです。同じ人の血液が入浴前はどす黒かったのが鮮やかな赤色になった写真も載っていました。
これ本当ですよ。だって水が溜まって腫れていた彼女の膝は軽くなったし、私の肩こりも良くなったし…
チェックアウトして、さあそれではどこへと、運転しようとしたんですが、〝困った!〟ことになりました。キーレスは大丈夫なんですが、サイドの解除ができないんです。その説明を聞いていなかったのが大失敗でした。昨日の運転者に電話で聞くと、Pのボタンを〝引き上げる〟と解除されると…しかし、何度やってもマークが消えません。とうとうレンタカー屋に聞きました。すると〝押し込め〟と。たったこれだけのことなのに…後から〝引いてダメなら押してみろ〟というじゃんかと言われて、ナントモ悔しい!
まあ、無事スタートして、長崎鼻へ向かいました。パンフに〝南国の情緒あふれる動植物園〟とあったので、「長崎鼻パーキングガーデン」を見学することにしました。では、その話は次回、お楽しみに。
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