ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

殿居の河田家と田耕(たすき)のあじさい苑

2023年06月21日 | 俳句

 今日は朝から予報通りの雨が一日中降っていました。先日の暑かった時、昼出掛けようとして車に乗るとナント39度…ウワア、ハンドルが熱くて持てませんでしたが、今日は最高でも26度。このごろの気温差に体の調節が利かずお婆ちゃんの具合が悪くなるのも頷けます。私だってこのところ疲れやすくて参っていますもの。

 昨日は美容院へ行って、髪をバッサリと切ってもらいました。梅雨の時期私の髪は湿気を帯びるとバクハツして手入れのしようが無いので、外出するときは帽子でごまかしてるんですよ。だから後の方もしっかりと刈り上げてもらって…まるで男のような髪型に。(笑) まあ夏の間はしばらはこれでいくつもりですが…。

 ところで、今日は〝夏至〟。二十四節気の一つで、一年中で最も昼の時間が長く夜が短い日なんです。

  山の木の葉音さやかや夏至の雨  鷲谷七菜子

 そういえば夏至の日は雨の降ることが多いんですって。調べてみた人の話では、雨の日が半分ぐらいで晴れの確率は4分の1だったそうですよ。まあ、まだ梅雨の時期ですし、日本は長い国だから北と南では随分違うかも知れませんけどね。

  さて、先日の吟行会の後半がそのままでしたので、このあたりで締めくくりましょうか。

 前回は、 山口県ののんびりとした農村部に残る擬洋風建築の郵便局舎、「旧殿居郵便局」をご紹介しましたが、その昔の郵便局というのは、政府が地元の名士(かつての庄屋や名主など)から自分たちの土地と建物の一部を無償で提供してもらってできたものだということですので、この郵便局もそうだったのでしょう。だから、その局舎の隣や後には嘗て酒造業を営んでいたという立派な漆喰の蔵や家屋敷などがありました。名も〝河田酒造〟だったと。この地続きには今も子孫の方が新しい家を建てて住んでおられるようでしたから、この辺り一体が河田家のものだということなんですね。

 最後に行った豊北町田耕(たすき)の「あじさい苑」は、個人の方のもの。要するに、〝知る人ぞ知る〟というところでした。

 聞くところによると、初めは日照不足の改善のために山の斜面を伐採し、そこに数株の紫陽花を植えられたんだそうです。それが年々増えていき、今では約400株、30種類以上の紫陽花になり、それが斜面一杯に咲くようになったと。また最近では見に来られた方からいただいた花も植えられていて、将来的には紫陽花以外の季節でも楽しめるようなものになればいいなとも。
 勿論無料で開放されていますが、これほどの敷地の管理をほぼ一人でされているということを聞き、ビックリしました。どのくらいの年月が掛かったのかをお聞きしましたら、10年以上だと。やっぱり何事も〝継続は力なり〟ですね。

 この辺りにはこの一軒しかなくて、…でも周辺を燕がたくさん飛び交っていましたので聞いてみますと、巣が10個以上もあり、全く手に負えず困っていると。でもきっといいことがありますよと私が言ったら、もう諦めてるけどねと笑っておられました。

 この後、昼食。こんな田舎にハンバーグの美味しい店があるといって案内してもらった店の名が〝あさかぜ〟。その時はナントも思わなかったのですが、話を聞けば、オーナーはかつての寝台特急〝あさかぜ〟の食堂車でシェフをしていたんですって。ナルホド…納得!お店にそのブルートレイン〝あさかぜ〟の写真がたくさん飾ってありました。勿論とっても美味しかったですよ。アッ、また写真撮るのを忘れました。ゴメンナサイ!

 このあと殿居公民館の部屋をお借りして、いつものごとく句会。4時半には終って宇部に戻ったのが5時半でした。皆さまお疲れ様でした。


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2 コメント

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Unknown (縄文人)
2023-06-25 09:01:57
豊北町田耕(たすき)
  地名で田耕(たすき)というところがあるのですか。
懐かしい言葉に、お目にかかりました。

  ◎ 田耕(たすき)とは 牛に牽かせて 田を起こす
            百姓人生 初歩の初歩かな (縄)

 https://asahitown-mu seum.com/post-1835.html
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Unknown (ちわき)
2023-06-25 11:26:46
縄文人さん、こんにちは!
お久しぶりですね、お元気でしたか?
私も最初〝たすき〟という地名を聞いて〝田犂〟というのを連想したんですよ。ところが、〝耕〟の字をそう読むのだと聞いてビックリ、知りませんでした。
でも昔牛などにひかせて田を耕していたのですから納得ですね。
縄文人さんも子供の頃にそういう状景を見ていたんでしょうね。
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