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ところで、早くも9月に突入して3日目。今日は「迢空忌」で、言わずと知れた歌人・釈迢空(しゃくちょうくう)の忌日なんです。もしご存じない方がいらっしゃれば、国文学者・民俗学者の折口信夫(おりくちしのぶ)といえば分るかしら。
今ちょうど葛の花が咲き始めていますが、それを見ると直ぐに私は迢空の〈葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり〉の短歌を思い出してしまいます。高校の教科書で必ず教えていましたから…
ちなみに、この短歌は〝葛の花が踏みにじられ、その赤紫の色がなんとあざやかなことだ。これはきっと今し方この山道を自分より先に通った人がいるのだなあ〟というような意味。俳句はもちろん、短歌でも珍しい句読点や１字空けという表記が使われていて、散文的で理解しやすい歌だと言えます。迢空のことを書き出すとまた長くなりますので、それはさておいて…
大学時代には部活で山へ行っていましたが、その頃は余り鳥や植物などには興味が無く…じゃあ何に興味があったのかって？それはもう随分昔の頃で…忘れてしまいました。(笑) だから食べる葛は知っていても、その元の〝葛〟という植物、ましてやその花なんか当然知らなかったんですよ。
しかし、この短歌を教えてから、何とかして〝葛の花〟を見たいと思いながら…結局は俳句を始めてから知ったのでした。さすがに見つけたときは感動、感動！
このように俳句を始めたお陰でいろんなことを学び、鳥や花などあらゆる自然物に、また地域の祭や行事などにも…気が付いたときはもう時間が足りないところまで来て、もっと早くから関心を持ちあらゆるものに目を向けておけば良かったなあと後悔しきりです。でも人生の前半で俳句に出逢い、それに気が付いたということはまだマシなのかも…なんて。何も知らぬままに終る人生と比較すると、自然からの恵みをこんなにたくさん享受できて少しは豊かな人生を送れたかと…そして、万物に感謝する心も授かったかと…
若いときはやっぱり傲慢でした。自分を中心に世界が回っているように思って、恐れというものを余り知りませんでした。その結果？の大病で味わった苦しみ、そして生きていることへの喜びなど、以後に出会った俳句とともに今日までやって来ましたから。今は病気も含めて本当に全てへの感謝の心しかありません。
思い返せば、私の人生の大きな節目(岐路)では不思議な出逢いがたくさんありました。その岐路の話をすると、よく人に〝その時なぜそうしたの？〟とか〝どうしてそっちへ行ったの？〟とか聞かれることがあるのですが、？？？ 即ち目に見えない力が働いて、自ずから導かれて行ったというしか言いようがないのです。いうならばそれが〝お加護〟ということかも。父が、母が幼い頃から神仏を〝拝む〟という心を植え付けてくれました。〝拝〟とは、〝頭をさげておじぎをすること〟、ひいてはあらゆるものに〝ありがたいと感謝すること〟に繋がるものではと思うのです。その心への〝加護〟、即ち〝神仏が力を加えて護ってくれている〟という…。ヘンな話になりましたが、お許しを！でも、これが偽らざる私の実感なのです。
写真は、かなり前に撮った〝葛の花〟、初秋の季語になります。色がキレイに出ていませんでしたので、三枚目はお借りしました。スミマセン！
詐欺メールきますね。私も一度ブログにあげましたが
無視したり、詐欺メールとauに報告したり・・・
うっかり、アドレスをクリックすると、大変のようです。
くずの花、どこでも見かけけます。
とてもやっかいものだということです。蔓が硬いし
草刈り機にはからまるし、根が深くて どんどん増える。
お花は、きれいですね。
週一ぐらいで、登録もしていないのに、au,アマゾンなどなどで、24時間以内に・・・・・しないと、・・・しますと、登録系は最近の流行なのでしょうか。アダルト系もあります。
手軽さの反面、迷惑メールがはびこることに、企業の成長に欠かせないツール？対策は後回しなことでしょう。こまめに削除に励んでおります。 K.M
いつも勉強させてもらっています。
訪問させていただくのを楽しみにしています。
さて、今日の
〈葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり〉ですが、
葛の花って、わりと高いところに咲いていますよね。
あの位置の花を 踏みしだくって、出来ないのでは？
手折って地面に落とそうとしても、葛の蔓は強いからなぁ。
ハサミかナイフでも持っていなくては無理です。
そして（美しい、醜いを別にして…）花を 踏みしだくって、
花に恨みでもなくては、こんな事をする人はいないのでは…。
折口信夫さんより先に通った人、何か腹立たしいことがあって、花に八つ当たりしたのでしょうか（笑。
…はっはっは、屁理屈ばかり言ってごめんなさい（笑。
またの更新を楽しみにしています。
詐欺メールがこんなに蔓延しているなんて…世も末ですよね。
それも手を変え品を変えて…
きっとあれこれ頭を使って考え出しているのでしょうから、それをまともな所で発揮すればいいのに…そうすればきっと成功しますよ。
葛は本当に厄介なものですが、あの蔓は丈夫で色々なものに加工されているし、根は葛粉をとったり、漢方薬として、花も二日酔いに効くとか、ダイエットにも使われていたりと…とっても有用な植物なんですよ。
ただ生える所を選ばないので、ダメな所はしっかりはびこる前に切り取っておかないといけません。茂ってからだと大変ですものね。
やはりどこにでも詐欺まがいのメールがはびこっているんですね。
アマゾンなどは以前から何度も来ていましたが、それらはみな登録が無効になるから再登録を促すようなものでしたね。
今回のような税金の滞納を払えなんて…だれも引っかからないでしょうに。
以前は払いすぎの税金や医療費などの払戻金があるからその手続きを…というようなものだったでしょう。
そういうのは一度も来たことがないですが、貰えるものならなんでもと欲が出るような人には効果があるのかも。
とにかく油断も隙もない世の中ですから、お互いに気をつけましょうね。
とてもおもしろい解釈をありがとうございました。(^_^)
専門バカという言葉がありますけど、まさにその通り…。自分が分ればみんな分るものだと…思ってはいけないんですよね。
仰るとおり葛の花をそのまま踏みしだくということは至難の技でしょう。
実はこれは地面に散った花房なんですね。山道を歩いていますと、一面の地面が赤紫に染まって葛の花が散っている所に何度か遭遇しました。
それがもう萎れて古くなっていると色も鮮やかではないでしょう。
それが散ったばかりだとすれば…
更に踏みしだくを踏みにじるというと何だか酷さを感じますよね。
そこのところは私も踏むだけでいいのにと思いましたが、音数の関係でそうしたのかと。ただ先に通った人がわざとしたんではないはずです。しかし、迢空には無碍に踏みつぶされて色鮮やかだったから、多少は可哀想という思いもあったのかと。
これは全く人気の無い壱岐の島での山道ですから、人の気配をその葛の花の鮮烈な色に感じ取った…その驚きの歌なんですね。
ちなみに、踏みしだくには踏み散らすという意味もありますからその程度で使ったのではと思いますよ。
また何かありましたらよろしくお願いしますね。
葛はどうなんだろうな、やはり食うのは根か
吉野あたりでは、葛は栽培しているのか、自生しているのか知らない
葛も花があるんだな
もちろん植物だから花は咲こうが、葛の花とは知らなかった
秋の七草にも入っていたかな・・・・
国税庁からの詐欺メ－ルはテレビでやるぐらいだから大分多いんだろうな
小生にも詐欺メールは何度も何度も来るな
文中のメール ＞客勛 について
この言葉は日本語としては、使われないな
詐欺メールは来るんだが、こちらの個人情報までは知らない。だから眼蔵めっぽうに発信するんだろうな
カ－ドにしてもe-taxにしても加入してない所へも発信者は発信するな
俺たちは注意深く見るしかないな
歳時記には忌日の一覧表が載ってるのかな
忌日とは亡くなった、あるいは亡くなったと思われる日なんだな。だから一日だけだな
冠婚葬祭ではないが、葬儀の後に祭りごとがあるんだな
クリスマスとはイエス・キリストの生誕日とか
他の宗教は知らないが、キリスト教では創始者の生誕日を祝う。日本では亡くなった日、亡くなった後を祝うな
葛の根から葛粉を取りますから根が一番よく利用されますが、花でも利用します。花は二日酔いにいいとか。
また、漢方薬の葛根湯は風邪薬として世間に広く知られて用いられていますよね。これも根です。
葛ははびこると厄介な植物ですが、でも繁茂しないといい葛の根にはならないでしょう。大きいのは何十年も過ぎたものだそうですよ。
掘るのも大変そうですが、それを晒して葛粉を取るのも大変。だから値が高いのも頷けますけどね。
詐欺メールの〝客勛〟の文字に良く気がつかれましたね。やっぱりスゴイ！
漢和辞典にこの字の読みはクンで勲の古字だとありましたが、熟語はなかったですね。どういう意味なんでしょうか。
歳時記には忌日の一覧表が載っているのもないのもありますよ。