ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

初詣は…二見浦夫婦岩の〝初夕日〟?

2023年01月02日 | 俳句

 はやくも今日は〝2日〟…これも季語になるんですよ…〝元日が家族のみで過ごす印象が強いのに比べ、「二日」は、「初荷」「初売」「書初」など行事が多い。これは、この日が初仕事の吉日とされていたためだそうです〟と、これ、もしかして去年も書いたっけ!何と進歩のないことで…。

  元日は嬉し二日は面白し    丈左

 確かに元日は家族がみんな揃って新年を寿ぎ…特に今年は3年ぶりに新型コロナウイルスによる行動制限のない年末年始を迎えて、各交通機関や高速道路が混雑しているとか。長い間会えなかった子や孫たちが久し振りに帰ってくるんですから〝嬉しい〟お正月を迎えられた家族も多かったことでしょうね。

  日本がここに集まる初詣    山口誓子

 では我家も、上の句のように今年は久し振りに何処か遠くの方へ〝初詣〟にでも行こうかと、相談の上…じゃなく、私の偏見と独断で決定。初日を見なかったというお婆ちゃんのために〝初夕日〟を見に行くことにして、息子の運転で出発。だから最終目的は、山口県の〝二見浦〟といわれている夫婦岩の夕日を見ること。そして、そこへ行くまでにどこか神社を見つけての、行き当たりばったりの初詣。こんな調子ですから、さてどうなることやら…。

 朝食兼昼食の〝おせち〟を食べて宇部を12時過ぎに出発、一路長門方面へ。とにかくお婆ちゃんのために人混みを避け、できるだけ階段がなくて歩かなくてもよい神社をということで、先ず第一に先日吟行で行った美しいコバルトブルーの弁天池、その傍にある「別府厳島神社」へ行くことに決めました。着いてみると勿論田舎という事もありますが、こんなにいい日和だというのに何と人の少ないこと!ちょっと意外でしたが、でもこれで一社目は無事終了。

 次は長門市湯本温泉の方へ向かい、そこで大寧寺の傍にある豊川稲荷神社に参詣しようと思ったのですが、駐車場からかなり奥へ歩かないといけませんので…これはパス。次は俵山温泉へ…ここにもちょうどいい神社が見つから無いままにとうとう日本海へ出てしまいました。すると直ぐ近くにその目指す「夫婦岩」があったんですよ。喜び勇んで、さあ行こうと…しかし、国道191号線の直ぐ傍でしたので、まともな駐車場もなく、また車はひっきりなしに来る国道ですから、横断するのが難しい!日本海の冷たい風に頬を打たれながら必死で渡って、やっと撮影に成功!時間はちょうど4時過ぎ。ヤッター!です。

 いかがです?いい具合に夕日が入ってるでしょう。本当はもう少し後の時が良かったんですが、帰る時間もありますので贅沢は言えません。

 説明によると、〝豊北と豊浦との境に、響灘を望む古くからの漁師町二見浦があります。国道の脇の海岸そばに立つ夫婦岩は、神聖な岩として信仰されていて、響灘に夕日が沈む頃、岩と海と太陽があいまって作り出す風景は神秘的でおごそかな気持ちにさせられます〟と。

 また、伝説によると、二見浦の背後、馬路山に棲む龍が台風で大時化となる日、夫婦岩の間を通り、本郷沖、壁島の龍権社に御詣りされるといいます。この龍伝説のある夫婦岩の注連縄張りの起こりは、今より約150年前の嘉永年間(1848~1854)にさかのぼります。当時、二見浦は沿岸漁業が盛んであり、地元の漁民が豊漁と海の安全を祈願するために両親健在の若者らを選び、1月11日の手斧始めの日、注連縄を渡す神事を始めたとされています。 

 しかし、今ではこの「夫婦岩」は、毎年、正月の1月2日の朝、注連縄を褌の男衆が張替えているんだそうです。ということはそれが今日あったんでしょうか。今度機会があれば是非見に来たいねと主人とも話していたんですが…。下の写真はお借りしました。ゴメンナサイ!

 さて、これで目的は達成したので一路帰途へ…。ところが国道へ出て5分も走らないうちに真っ赤な大鳥居が道路傍に聳えているのが見えるじゃありませんか。ではここにも寄って行こうかと…幟を見れば「福徳稲荷神社」だと。でも、また長くなりましたので、この続きは明日に……。ではオヤスミナサイ!


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2 コメント

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Unknown (ちわき)
2023-01-04 16:35:08
縄文人さん、今年もよろしくお願いしますね。
この山口県の二見浦夫婦岩の注連縄張りは、調べてみると、2011年の張り替えの際に、劣化した岩が崩落する危険性が出てきたので、2017年以降は神事のみ行い、注連縄の張り替えは、注連縄が劣化する10年程度に1回行うことになったそうです。
だから毎年1月2日は神事のみで、今度張替えられるのがいつかは分りませんでした。
でも、もうそろそろコロナも退散してほしいものですね。
一緒に祈りましょう!
返信する
本年もよろしくお願いいたします。。 (縄文人)
2023-01-04 11:16:41

 ▲ 初詣二見ヶ浦の夫婦岩
      真冬の中に御人発見 (縄)

≫≫≫
地元の漁民が豊漁と海の安全を祈願するために両親健在の若者らを選び、・・・、注連縄を渡す神事を始めたとされています。

了解了解これで注連縄の一部始終が解かりました。

   ▲ コロナ禍や海の男にビックリし
        アッという間や波に呑まれて (縄)
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