今日の木曜日はちょっと余裕があって、あれもこれもしなくては…と思っているうちに一日が終ろうとしています。結局するべき事が山積みのまま…。でも、本日はラッキーでした。だって、朝宅配便が来て、みれば奈良からです。包装を見ると〝柿の葉寿司〟。大学の先輩から句集のお礼にと送ってくださいました。有り難い!今夜は楽勝です。
そこで貰った大根がありましたので、〝けんちょう〟を炊きました。
皆さん〝けんちょう〟ってご存じですか?私が結婚してこの宇部に来て真っ先に教えて貰った料理です。大根を煮る料理はどこにでもあるでしょうが、私が知っているのは大体おでんとか風呂吹きとかです。この〝けんちょう〟はどうも山口県の郷土料理のようです。
我家の〝けんちょう〟は、ホントにシンプルで、大根と人参、それに豆腐だけの、まさに精進料理。でもこれが絶品なんですよ。主人の母は広島の人、私は大分、娘は高松に嫁入りしたけど、どこででも食べたことがないと。今では娘や息子にとって私の作る〝けんちょう〟が「おふくろの味」になってしまったようです。
味付けは醤油とみりんと少々の砂糖。まずはイチョウ切りにした大根と人参を油で炒め、しっかりなじませます。少し火が通った所で、豆腐を手で潰して入れます。それから調味料。水を一切使わずに大根と豆腐から出た水分だけで煮るんです。だから火加減が大事、焦すと焦げ臭くなって美味しくありませんので、コトコトと弱火で煮含めます。10分もすれば出来上がり。すぐ食べるのも美味しいのですが、私は次の日などに味が良くなじんだけんちょうが一段と美味しくなって、とても好きなんですよ。是非一度お試しあれ!
人によっては椎茸や油揚げを入れたり、鶏肉なども入れたりと…いろいろあるようですが、私はこのシンプルなのが一番美味しいと思います。作り方を教えたのに、娘が作ると私の味と違うらしく…どうしたらこんな味になるの~と言うんですがね。ワカリマセン!
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