とうとう5月の大型連休が今日で終りますね。でも、私はブログも書かず一体何をしてたんでしょう。我ながら情けない!…とは思いますが、今思えば1日、2日は連続の俳句教室だったし、4日はお婆ちゃんとの約束でのお出掛け。昨日今日は一日中大雨でしたので…家に籠って作句ほか家事もろもろ。その間のちょっとの休みは…そう、私だけの愉しみの時間だったんですよ。実は私の密かな愉しみは韓ドラなんですが、これは主人や息子から嫌われますし、日頃は忙しいと、また見始めると一気に観ないと気が済まないたちで後が大変なの。それでガマン、ガマンなんですが、こういう連休の余裕のある時に纏めて観るんです。というわけで私にもいろいろと事情があるんです。要するにブログ更新の優先順位がどんどん下がったためということなんで、ゴメンナサイ!
だからせめて今日ぐらいはブログ書かないと…また忙しくなったら1週間なんてすぐに過ぎるし、読んで下さる方々にも申し訳ないですものね。
ところで、この春の大型連休は〝ゴールデンウイーク〟〝黄金週間〟などと言われて久しいのですが、かって勤めていた頃は確かに〝ゴールデン〟…金ぴかでした。しかし、今や年中無休の身…何の予定もない1週間なら、これは鈍色かな?いや〝シルバーウィーク〟かしら。見ればこんな句が…
師の忌のほか黄金週間予定なし 安住敦
この〈師の忌〉というのは、小説家で俳人の久保田万太郎の忌日、昭和38年5月6日のことでしょう。安住敦は、1946年万太郎を擁して念願の「春燈」を創刊。以後編集人として同誌の赤字解消・刊行継続のために孤軍奮闘し、1963年に万太郎が没すると、「春燈」の主宰を継承した人ですから。
ところで、なぜこの春の大型連休を〝ゴールデンウイーク〟というのでしょうか。またいつ頃から言われるようになったのかしら。皆さまご存じですか?
それは、1951年(昭和26年)に上映された映画『自由学校』がきっかけとなり、映画会社が春の大型連休を『ゴールデンウィーク』と命名したという説が有力のようです。因みに、何故『ゴールデン』かというのは、ラジオの聴取率が高かった時間帯である『ゴールデンタイム』に習い、名付けられたとされています。
また、9月の敬老の日や秋分の日によって作られる連休を『シルバーウィーク』と呼んでいますが、これも、1950年代に映画業界が作った言葉だといわれています。当時は11月3日の文化の日付近で使われていましたが、あまり定着せずに廃れてしまい、その後、2000年台に再び話題となり、9月の連休によく使われるようになったとか。でも、『日本国語大辞典』には11月3日前後の休日の多い週となっていましたよ。
この〝シルバー〟ということばも、本来の意味は〝銀・銀色〟ですよね。なのに日本では白髪の色から連想した〝老齢の・高齢者の〟などの意味で用いられています。例えば〝シルバーエイジ〟〝シルバーシート〟〝シルバーマーク〟〝シルバーパス〟など。他にも〝シルバー産業〟〝シルバー人材センター〟などでも。
何でも1番が〝金〟、それに次ぐ2番手を〝銀〟というのは世界中で納得でしょうが、〝高齢者〟という意味は日本だけの用法のようですから外国の人と話すときは気をつけないといけませんね。
ところで、お婆ちゃんとの約束通り4日には息子の運転で、防府市の大平山へ躑躅を見に出かけましたが、それはまた長くなりますので次に報告しますね。今日はここまで…
ああ、5月2日は〝八十八夜〟でしたね。私はついうっかり忘れていましたが、〈我庭に歌なき妹の茶摘かな 正岡子規〉のごとく主人が庭に出て何やらゴソゴソと…我家のお茶を摘んでいるところでした。やはり今年は八十八夜ではもう遅すぎたようで、新芽がすっかり伸びきっていました。
この写真の5倍ほど茶葉を摘んで、早速自家製の新茶に…ハイ、主人がしました!(^0^)
昨日の5月6日が〝立夏〟でしたし、明日からはコロナもインフルエンザと変らない疾患になるのですから、これからは〈働いて遊ぶたのしさ夏来る 吉田小幸〉という句のような健康な日本であり続けたいものですね。
写真は、ジャーマンアイリスで、今年はこれでもう終りです。下のクレマチスは昨年の母の日に息子がプレゼントしてくれた物。今年も咲いてくれました。アリガトウ!
① 摘む女や一芯双葉腰に籠
② 朝の未だ残りし里の茶摘み声
③ 初々し八十八夜の新茶かな
④ 夜勤明け新茶の香り朝が来た
⑤ 小包みや「ふるさと便り」一筆箋
そのむかし我れ少年時代に田舎(埼玉・秩父)で、新茶を畑(畑の周辺が肥え地で茶株を仕立てた)で摘み、蒸して、囲炉裏でゆったりと丁寧に揉み捻りお茶を作りました。
①は、(一芯双葉)が新茶を表すかと思い、あえて新茶という語彙は使いませんでした。
俳句でこのようなことはよろしいのでしょうか?
厚かましいお願い・・・・。
久し振りに真面目な(笑)俳句の質問ですね。
① 摘む女や一芯双葉腰に籠
確かに茶摘みは一芯双葉といいますから知っている人には言わずもがな、知らない人には?…また、これでは季語になりませんので無季の句ということに、また、三段切れですね。
② 朝の未だ残りし里の茶摘み声
朝の未だ残りしが不明瞭です。〈日の出より茶摘みの声のしたりけり〉ぐらいで、里は不要ですね。
③ 初々し八十八夜の新茶かな
初々しは言わずもがな。季重ねも気になります。どちらかで詠みましょう。
④ 夜勤明け新茶の香り朝が来た
これも不要な語が多すぎますよ。夜勤明けなら下五は無駄でしょう。
⑤ 小包みや「ふるさと便り」一筆箋
これも季語がなく、三段切れです。
俳句では季語が命です。結社などによれば無季を認めるところもありますが、それでも季語性は必要。でなければ標語や川柳と同じになるでしょう。①はまだしも⑤は全く季語性もなく、要領をえませんからね。
では、また…ガンバッテ下さい。
お早うございます。
早速の御指導を有難うございました。
歳は重ねても俳句歴が短く、節穴だらけの俳句の詠みです。(三段切れ・季重なり、その他)
大変勉強に成りました。
ご指導を得た内容を基に推敲し、より良い句にしたいと思います。
・・・して、日常に俳句を取り入れた生活、老後の糧にしたいと思います。
有難うございました。
、
ひたすら、畑と雑草取りと(;^_^A
行く気もしませんしね・・・
お茶の木があるんですね~。新茶は美味しかったでしょう(^^♪
クレマチス・息子さんのプレゼントですもの。
大事に・大事に。見事に咲きましたね
GWは人出が多いから…でも今年はコロナから3年ぶりに一応解放(?)されて、それでどこもかなりの人出が…これも仕方のないことかも。
人間って3年間も封鎖されると昔の牢破りのように出たくなるんでしょうね。
だから絶対逃げられないようにと、重要な犯罪人は島流しに…したんでしょうか。
来週の日曜日は母の日…今度は何を貰おうかな?
ホントはサプライズの方がいいんですけど…