今日は朝から、第20回「俳句甲子園」防府大会へ行って来ました。
山口県では今回が3回目ということですが、年々出場校が増えて会場も2つになり、そのための審査員を依頼されたんです。昨年末模擬試合を参観に行ったので、大体の様子は分っていましたが、でも初めてのことで緊張しました。時間も10時~16時過ぎまでの、一日仕事で疲れました。
出場校は、西京高校、柳井商工高校A・B、熊毛南高校A・B・C、徳山高校A・B・Cの9チームです。5チームと4チームが2会場に分かれ、総当たり戦で行います。
私は第2会場の4チームですから、6試合ありました。2校それぞれ兼題の句で、先鋒・中堅・大将と3回勝負でぶつかり合うのですが、作品点が10点満点、鑑賞点の1点か2点をどちらかに付けて、加算形式で採点し勝敗を決めます。同点の場合は作品点の良い方が勝ちです。だから、しめて36句を判定したということなんです。特に鑑賞点は対戦相手への鋭い質問、それに応じる味方の的確な反論等についての評価ですので、神経を使いましたね。句が5分5分とすれば鑑賞点で勝敗が決まるんですから…まして高校生の俳句ですから句にはそれほど大きな差はありませんしね。今回は「陽炎」「石鹸玉(しゃぼんだま)」「立夏」が兼題でした。
最後に、表彰式です。優勝校は徳山高校Aチームでした。やはり毎年松山の本大会に出場しているだけあって、特に論戦には長けていましたね。相手チームが可哀想なぐらい…。
さらに、全句の中からこの会場での最優秀作品賞と今回は「子規・漱石生誕150年記念」の大会ですので、その記念賞が授与されました。それぞれの俳句は以下です。
最優秀作品賞 パレードの先頭しゃぼん玉弾く 徳山高校A 鎌田 彩海
記念賞 陽炎や走る車を浮かしたる 柳井商工高校A 桑江 優依
今日一日高校生たちの若い感性と熱気に触れて、私も若返らなくっちゃ…とは思ったんですが、もう手遅れでダメですね。疲れる方が先に来て、やっぱり歳なんです。かなし~い!
素直な句で、ばあばにも解りました。
いつも、彼らの句は難解で疑問を感じるこたがあります。
次の時代をになう、青年を育ててください。
お元気ですか。
今年は本当に今までなかったようなことがいろいろあって目をクルクルさせていますよ(笑)
高校生のころを思えば、私なんか俳句なんて全く縁のないものでしたのに…出会いというのは不思議なものです。
でも、若くっても歳を取ってても感じるところは同じような…