今日は6月最後の日曜日。天気は余りよくなく、最高気温26度、曇り後雨の予報です。
実は先週の〝父の日〟の食事会を今日に延ばしていましたので、夕食はみんなでレストランへ。もちろんメニューは鰻…でも、去年ここで食べた鰻定食は食べきれないほどでしたので、今回は全員が鰻重でした。でも、お婆ちゃんの体調がまだイマイチで…。このところ目に見えて弱ってきているのがとても心配です。立ち上がったり座ったりが大変だし、歩くのもやっと。しかし、まだどうにか動けるのが救いです。だってトイレや入浴などは一人でできますもの。考えてみればこれはお婆ちゃんにとっても私たちにとっても本当にアリガタイこと。心から感謝しなくてはいけませんね。写真はその鰻重です。お吸い物はここの名物、貝汁でした。
ところで、17日の土曜日には恒例の〝きらら俳句教室〟第3回目があったんですが、忙しくって報告しないままでした。でも写真が残っていますので、今日はそれをUpしますね。
この日はまさに〝梅雨晴間〟という日でした。嬉しいことに新しい方が2名も参加されて、でも欠席が1人おられましたので総計11人。いつも通り9時30分からの開始。レンジャーのTさんより、今日は公園で葦の会のイベントとして〝外来魚の駆除〟が開催されているという説明がありました。センターの入口に雷魚が水槽に入れてあって…こういうのが繁殖して蘆原の生きものたちが絶滅しかねないので、駆除のための釣りが行われるんですって。それで朝から釣竿を持った人たちにたくさん出会ったんですね。しかし、それも滅多にない句材ですから、私たちにとってはアリガタイコト!
その証拠に今回の最高点が〈釣糸をたれる親子や風薫る〉という句。ナントこの日が初参加の人の句でした。また、もう1人の初参加の人は1句以上できたからと言って3句も投句。最初からやる気満々です。頼もしい!
この日は吟行へ出掛ける前に季語の語感について少し話をしました。この日のような〝梅雨晴間〟という季語にしても〝五月晴(さつきばれ)〟や〝梅雨晴(つゆばれ)〟というのでは、意味は同じでも語の感じは大いに違います。例えば次の3句…
病者睡て足裏くろし梅雨晴間 石田波郷
一病を何処かに忘れ五月晴 小島左京
昇天す長病み果てし梅雨晴れに 渡辺恭子
これを見ても分かるように、やはり波郷の句はいくら晴れていたとしても、なんだか暗くて重いでしょう。それに比べ左京の〝五月晴〟のなんと明るいこと。また、最後の句も長病みの果てに亡くなったことを詠んでいるのにさっぱりとしてちっともジメジメしていませんね。もっと細かく説明しょうと思えばでいくらでもできますが、それよりこれらを何度も読み比べてみて下さい。また、それぞれ季語を入れ替えてみましょう。そうすれば、私の言う〝語感〟というものの違いがお分かりになるはずですが…いかがでしょう。
さて、時間が来て外へ出て見ましたが…、先月と余り変らず、鳥なら〝葭切〟や〝夏鶯〟ぐらいだったかな。湖の波打ち際に行くともう〝飛鯊(とびはぜ)〟が…でもこれは秋の季語ですからね。蘆原は〝青蘆原〟で夏ですよなどと、季語の話をしながら…
アッ、赤手蟹がいました!〝蟹〟が夏の季語で、山や川や磯などにいる小蟹の総称。〝松葉蟹(ずわい蟹とも)〟〝鱈場蟹〟などの大型蟹は冬の季語。ただし、大型でも〝わたり蟹(がざみとも)〟は夏が旬なので夏の季語なんですよ。今回の最高点句には〈ひとときを蟹とたはむれ句を詠みぬ〉というのも。
他に…植物では〝楊桃(やまもも)〟があちらこちらにたわわに実っていましたから句会にも3句ほど出ていました。が、残念ながら写真はなしです。他にビオトープの方へ行ったら〝睡蓮〟。帰り道にはもう萩が咲いていて…これも〝夏萩〟として詠みましょう。とにかくなんにしても時期が早いですね。
ところで、この〝きらら俳句教室〟は第3回目ですが、前回の第2回目はどうしたんでしょう。確かに実施しましたが、ではそれを書いたかしら?と調べると…あら、書いていませんでした。ナント言うこと!でも、また今回も長くなりましたので、それは次回に回しますね。では、オヤスミナサイ!
お婆ちゃんは一旦体調を崩すとなかなか元に戻りません。やはり歳には勝てないということかしら。
今毎日点滴をして貰って…なんとかです。人間は口から食べ物を取るのが一番元気のもとなんです。
だから食べ物が喉を通らず、食欲もなくなって…これが一番オソロシイ!
少しでも食べてくれるとホッとしますが…
それにしてもミルクさんの畑の見事なこと!あんなにするには大変な労力がいるでしょう。やりすぎですよ!
何事もほどほどに…ね。
他の方も、刺激を受けてやる気が出そうな(^^♪
おばあちゃま・体調悪いのですか。暑さのせいかしら?
お大事になさってね。