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陰陽應象大論篇 第五 第十三節

2010-05-12 09:24:29 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です


柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 ② 
陰陽應象大論篇 第五


第十三節


原文

 北方生寒。寒生水、水生鹹、鹹生腎、腎生骨髓、髓生肝。腎主耳。其在天爲寒、在地爲水、在體爲骨、在藏爲腎、在色爲黒、在音爲羽、在聲爲呻、在變動爲慄、在竅爲耳。在味爲鹹、在志爲恐。恐傷腎、思勝恐。寒傷 (1)。燥(2)勝寒。鹹傷(3)。甘勝鹹。






訓読

北方は寒を生ず。寒は水を生じ、水は鹹を生じ、鹹は腎を生じ、腎は骨髓を生じ、髓は肝を生ず。腎は耳を主る。

其天に在りては寒と爲し、地に在りては水と爲し、體に在りては骨と爲し、藏に在りては腎と爲し、色に在りては黒と爲し、音に在りては羽と爲し、聲に在りては呻と爲り、變動に在りては慄と爲り、竅に在りては耳と爲り、味に在りては鹹と爲り、志に在りては恐と爲す。

恐は腎を傷り、思は恐に勝つ。

寒は血を傷る。燥は寒に勝つ。

鹹は血を傷る。甘は鹹に勝つ。

(1)血 新校正に云う。太素、血を骨に作る。之に従う。

(2)燥 太素、濕に作る。

(3)血 太素、骨に作る。

 

東洋学術出版社 黄帝内経素問 陰陽応象大論

 北方生寒、寒生水、水生鹹、鹹生腎、腎生骨髓、髓生肝。腎主耳。其在天為寒、在地為水、在体為骨、在蔵為腎、在色為黒、在音為羽、在声為呻、在変動為慄、在竅為耳、在味為鹹、在志為恐。恐傷腎、思勝恐。寒傷、燥楊上善『太素』作「湿」勝寒。鹹傷。甘勝鹹。

 

北方は寒を生ず。寒は水を生じ、水は鹹(かん)を生じ、鹹は腎を生じ、腎は骨髓を生じ、髓は肝を生ず。腎は耳を主る。

其天に在りては寒となり、地に在りては水となり、体に在りては骨となり、蔵に在りては腎となり、色に在りては黒となり、音に在りては羽となり、声に在りては呻となり、変動に在りては慄となり、竅に在りては耳となり、味に在りては鹹となり、志に在りては恐となる。

恐は腎を傷り、思は恐に勝つ。

寒は血を傷り、燥(楊上善の『太素』は「湿」に作る)は寒に勝つ。

鹹は血を傷り、甘は鹹に勝つ。

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