おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五
第十六節
帝曰。調此二者奈何。
岐伯曰。能知七損八則二者可調。不知用此則早衰之節也。年四十而陰氣自半也。起居衰矣。年五十體重、耳目不聰明矣。年六十陰痿、氣大衰、九竅不利。下虚上實、涕泣倶出矣。故曰、知之則強、不知則老。故同出而名異耳。知者察同、愚者察異。愚者不足、智者有餘、有餘則耳目聰明身體輕強。老者復壯、壯者治。是以聖人爲無爲之事、樂恬憺之能。從欲快志於虚無之守。故壽命無窮、與天地終。此聖人之治身也。
語句の意味
二者=ここでは、陰陽。
調=しらべる。調査する。調べること。調える。
損=そん。へる。×益。減少。失う。ソコナう。
益=えき。マす→増。多くなる。加わる。
七損八益
=男女の生長・発育から衰弱にいたる生理的な変化を統括した用語。新・東洋医学辞書。
=男女が生長発育し老衰する過程と老衰を予防することが関連しているということを強調して述べている。
歴代の注家のこれに対する解説は一致していない。
1)≪内経知要≫:陽数を七とし陰数を八とする。
損は消であり、益は長である。
陽は消してはならず、陰は長じさせてはならず、これに反すると病になる。
ゆえによく七損八益を知り、その消長の機を察すれば、陽気は旺盛となり陰邪の侵襲をうけず、陰陽は調和する。
2)≪張志聡(1610-1674)注≫:陽は常に有り余るので、損すべきであり、陰は常に不足するので益すべきである。
すなわち陰精の虧損をさけて、はじめて陰陽が調和して、それで早衰を防ぐことができる。
3)≪素問上古天真論≫≪王冰(7世紀)注≫:女子は二七に月経来潮が開始し、以後月経にあわせて血が満ち月経が来る。
これは正常の生理現象であり、「七は損すべし」である。
男子は二八に精気が溢瀉し、房事に因って泄精するので、精を益すべきであり、「八は益すべし」である。漢方用語大辞典
女子は「七」を基数とし、月経がときに応じて下るために「損」という。
男子は「八」を基数とし、精気が充満するために「益」という。
「七損八益」とは、つまり「上古天真論」の男女の生長・発育に関する法則である。東洋学術出版社黄帝内経素問陰陽応象大論。P120
柴崎保三著鍼灸医学大系 ② 陰陽応象大論篇第五 第十六節
「七損八益」とは、損つまり下り坂七段、益つまり上り坂八段ということで上古天真論篇第一に於て説示した、女子は一七→二七→三七→四七まで、男子は一八→二八→三八→四八に至るまで、夫々四段階、計八段階は所謂体力充実に至る上り坂、つまり益であるが、女子の五七→六七→七七の三段階、男子五八→六八→七八→八八の四段階合わせて七段階は、体力逐次衰うる下り坂、つまり損の段階である。
そこで本文の「七損八益を知る」とは、男女の性理発育の階梯、体力盛衰の生理をよく知ることを意味するものである。
女子は一七=七歳、二七=十四歳、三七=二十一歳、四七=二十八歳まで
男子は一八=八歳、二八=十六歳、三八=二十四歳、四八=三十二歳まで共に上り坂(益)で合計八段階。
女子は五七=三十五歳、六七=四十二歳、七七=四十九歳~
三十五歳から下り坂になり、不妊治療で三十五歳を超えると鹿茸大補湯が基本処方になることが多いようです、四十九歳で閉経を迎えるようになります。
男子は五八=四十歳、六八=四十八歳、七八=五十六歳、八八=六十四歳~、女子四十九歳男子六十四歳で天葵(男女の腎の精気をさす、女性だと妊娠可能年齢(月経)、男性だと子供を作る能力)が尽きる。
共に下り坂(損)で女子が三段階、男子が四段階で合計七段階になり、七損八益となります。
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