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めまい、ふらつき-② ・・・方剤解説・・・

2015-07-11 10:41:13 | 日記

昌栄薬品の宮原 規美雄です

めまい、ふらつき-②

・・・方剤解説・・・

クラシエ薬品半夏白朮天麻湯(脾胃論という書物に記載されています)

【組成】

半夏(辛、平・水剤)

沢瀉(甘・寒・水剤)

陳皮(辛、温・気剤)

蒼朮(苦、温・水剤)

茯苓(甘、平・水剤)

神麴(甘、温・脾胃剤)

生姜(辛、温・気剤)

麦芽(甘・微寒・脾胃剤)

人参(甘・微寒・水剤)

天麻(辛・温・気剤)

白朮(苦、温・水剤)

黄柏(苦、寒・血剤)

黄耆(甘・微温・水剤)

 

 

 

気剤

血剤 

水剤

脾胃剤

温剤

寒剤

 

証の数

3

1

7

2

8.5

-4

 

百分率

23.1%

 

7.7%

53.8%

15.4%

54.8%

25.8%

                   

気剤 23.1%

血剤  7.7%

水剤 53.8%

脾胃剤 15.4%

温剤が 54.8%

寒剤が 25.8%

となっています。

【効能】

体力中等度以下で、胃腸が弱く下肢が冷えるものの次の諸症:頭痛、頭重、

立ちくらみ、めまい、蓄膿症(副鼻腔炎)

 

処方解説
●「半夏白朮天麻湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『脾胃論[ヒイロン]』に収載されている薬方で、低下した胃腸機能を高め、めまいや頭痛を改善するのに用いられます。
●めまいは、平衡が乱れた時に感じる異常な感覚で、漢方ではめまいがおこる原因の一つに胃腸機能が低下した時におこりやすい水毒(水分代謝異常)によると考えています。
●胃腸が弱く、下肢が冷え、めまい、頭痛がある場合に効果があります。

 

【このような人に】

・回転性の強いめまいに。

・白膩苔のある人のめまいに。

・不眠を伴うめまいに。

 

矢数道明著 臨床応用 漢方処方解説より

【応用】

平素胃腸虚弱のもの、胃内停水があり、外感や精神的ショック、または食事の不摂生等によって、胃内の水毒が動揺して上逆し、頭痛と眩暈(げんうん・めまい)、嘔吐を発するものに用いる。

 眩暈・頭痛・食後疲れて眠くなる者・常習性頭痛・常習性のめまい・低血圧の頭痛とめまい・メニエール病・胃腸虚弱者の高血圧で頭痛めまいする者・胃アトニー・胃下垂症・上顎洞化膿症などに応用される。

 

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本体価格

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500g 15,000円

分包品1包1g入り60包3,500 円

1包60円