海の精カレンダーより 3月 歳時記
ひな祭り
正しくは「上巳(じょうし)の節句」といい、三月最初の巳(み)の日に行われていたのが、次第に三日に定着しました。
もともと形代で身の穢(けが)れを祓(はら)い、川へ流す水辺での行事でした。
そのため、外でも食べやすく、多彩な食材を混ぜ込んだ、ちらし寿司が行事食に。
二夫にまみえない女子の貞節の象徴でもある蛤(はまぐり)の潮汁もいただきます。
形代=かたしろ㊀祭りの時、神の代わりとして拝むもの。㊁みそぎ・(祈禱)に使う人形(ひとがた)。㊂身代りのもの。新明解国語辞典
二十四節気・五節句・雑節と食 春
上巳(桃)の節句(じょうしのせっく)3/3
奈良時代の、形代(かたしろ)で穢(けが)れを拭(はら)い、それを川や海に流す風習が、ままごとの人形と習合して、流し雛や雛人形になり、女児の成長を祈り、元禄期に雛壇に飾るようになりました。
いまも菱餅(ひしもち)、ハマグリの潮汁、白酒で祝います。
海の精カレンダー
食の豆知識
桃花酒(とうかしゅ)で長寿を
桃の花を刻んで酒に浮かべた「桃花酒」。
桃の花が流れる川の水を飲んだところ、三百歳まで生きたという中国の故事にあやかって、平安時代、上巳(じょうし)の節句で飲まれるようになったそうです。
室町のところまでは桃花酒が主流だったのが、江戸時代に白酒が人気になったとか。
ゴールド海の精
価格
500g 1,295円