高齢者の自動車事故が起きる度に認知症云々が叫ばれている。
その防止策として更新前に認知症検査が義務図けられその門を通らないと免許証の交付は与えられなくなった。
自分もその検査の通知が来て早々に予約受付をしていたが、本日その検査を受ける事になり指定されていた時間前30分前に検査場に到着する。
窓口で受け付けを済まし案内された教室には既に同じ時間帯で検査を受ける高齢者20名程が座って居る。
眺めれば殆どが自分と同年配ばかりの爺そろいだ。
開始時間と共に検査前の説明と受験心得を聞きやや緊張気味でペンを持つ。
内容は前回3年前の更新時とほぼ同じ内容の検査であったが、悲しい事にその時より頭の鈍化は隠せない。
結果内容は2週間後封書にて通知されるとあるが、自分は今回はまず大丈夫だと
思われる。
若かりし頃は何でもなかったことも、今では不安が立ちかつ緊張しなければ事が済まなくなっている。
誰しもが通る道と自分自身を慰めてみたが、僅か1時間弱の検査に大いに気疲れを覚えた。