毎年12月に入れば我が家を訪ねるであろうと期待つつメジロの為にミカンを置く。
それを見つけ飛んできては啄ばむ姿を室内から眺めて楽しんでいるのが冬場の自分の時間の過ごし方となっている。
朝新しいミカンを交換してやるのも日課としてしっかりと定着している。
時折遅めに起床した日には自分の姿を待っていたかの様に近くの木の茂みからミカンに勢いよく直行し
爺さん遅いぞ!と言わんばかりの啄ばみように自然と笑みがこぼれるものだ。
最近一日一個のミカンが何時の間に足らなくなっている。 特にヒヨドリに横取りされた事もないのにと新しく午後には2個目を置いてやる。
勿論頻繁には飛んで来ているが、よくよく観測してみれば何羽も飛んで来ている様である。
つがいで仲良く一緒にミカンを啄ばむ組、つがいで飛んでは来るが交互にそのあいだ一方は木の枝で待機している。
あと一羽はいまだに相方が見つからないのか何時も一羽で啄ばんでいる。
その様な光景を観ながらカメラを構え何時もシャッターチャンスだとばかりに撮影しては時間を過ごし一日が終わる。
老後の平々凡々な毎日の生活の中にもこの様なエンジョイするものがあれば小さな幸せと言うものだ。