毎日入れ替わり立ち代わり頻繁にミカンに寄るメジロの撮影にもとうとう飽きがきた。
よくぞ同じ様な写真を毎日毎日懲りもせず何枚も撮影し続けている自分にも呆れるものだ。
しかし今季は時折見せるメジロの羽繕いの撮影にいまだ成功していない。
12月中旬から姿を現しそして雄は雌を追っかけツガイが成立して行く。
羽繕いが見られるのはそれからの事で常時みられるものでない。
ツガイで飛んで来ては一羽はミカンを啄ばみ一羽は順番待ちで近くの木の茂みで待機する。
しかし撮影個所に姿がありかつ啄ばむ順番が来るまでのほんの数分間での羽繕いも稀にしか見れない仕草である。
奥の部屋の椅子に座りテレビ見ながらのメジロ待ちしかもツガイだけに絞られる。
ときにはカメラが手元に無く取りに立つ姿に驚き飛び立つことも多々ある。
それではと手元にカメラ置き準備万端待っている時にはなかなかそのチャンスが訪れないものである。
風のない寒さも和らいでいるとは言うものの昼間ガラス戸を開放して待つのもつらい時間だ。
やっと来た撮影チャンス息を止めカメラ構える手が緊張のあまり小刻みに震える。
手ブレ防止レンズ装着の効用か何とかそれなりに撮れておりホッとする。







