朝夕涼しくなってきた9月下旬には夏の盛りにしきりに鳴いていた鈴虫もぱったりと鳴き声が途絶えて仕舞った。
毎年鈴虫を孵し飼って楽しんでいるが10月に入ると雄は全て死に絶える様だ。
鳴くのは雄のみであり飼育ケースには雌雄の死骸がゴロゴロと転がっている。
多くの者が寿命尽きたなか動きは鈍いがまだ生命を維持している数匹のメスが
目につく。
新鮮なキャベツと餌を取り換え最後まで世話してやるのが飼育する者の義務である。
数えてみるとあれほど沢山いた鈴虫が僅か3匹を残すのみしかもメスばかりだ。
人間様同様に長寿はやはりメスの様である。
地中に卵を産み付けた尻の長い卵管が擦り切れており
これらも近々には終焉を迎えるのだろう
主の居なくなった飼育ケースは死骸や野菜くずなどを綺麗に取り除きまた来年に備える事にしなければ・・・これも自分の年中行事のひとつなり