AIと電力消費：グーグルとマイクロソフトの電力消費量は国単位で比較しても世界の100カ国より大きい。

Corriere della sera 21 luglio 2024

Intelligenza artificiale ed elettricità: ora Google e Microsoft consumano più di 100 Paesi nel mondo
グーグルとマイクロソフトの電力消費量は国別ランキングで見ても世界の100カ国より大きい。

Le due big tech nel 2023 hanno usato 24 TWh, come l'Azerbaijan. Le emissioni di CO2 di Google rispetto al 2019 sono aumentate del 48%. Si guarda ad altre fonti di energia, come il nucleare

二社の2023年の消費電力の合計は24テラワット時。アゼルバイジャン一国の消費量に相当する。グーグルの二酸化炭素排出量も2019年比では48％増。いま原発を含むほかの発電に目が向けられている。チュニジア、ヨルダンを越え、スロバキアやエクアドルにも匹敵。一千万人の人口を抱えるアゼルバイジャンと同程度だ。（米国エネルギー情報団体U.S EIA報告とほか2社の環境レポートより）

記録的な電力消費

2023年のマイクロソフトとグーグルの電力消費量はそれぞれ24テラワット時と25テラワット時だ。(前段では合計が24テラだと言ってるが...) イタリア一国の電力消費は約300テラワット時だが、それは6千万人の需要だ。一方、2億2千万人を抱えるナイジェリアは32テラワット時だ。

世界のデータセンター全体の消費電力は約460テラワット時と推定されている(2022年ベース）。そして2026年にはそれは1000テラワット時になると。この消費電力の伸びはとりわけ近年の生成AIの登場による。特に訓練段階（大量のデータを学習し、そのパターンや特徴を理解する過程のこと？）で。

2030年までには巨大IT会社は消費電力の削減を担わされているが、調査会社は近年の消費電力の増加は生成AIのせいとしている。実際いまのところ消費電力は増えており、グーグルのCO2排出は2019年比で48％増えているし、マイクロソフトも2020年比で30％増えているのが現実だ。



(原文)
https://www.corriere.it/tecnologia/24_luglio_21/intelligenza-artificiale-ed-elettricita-ora-google-e-microsoft-consumano-piu-di-100-paesi-nel-mondo-1237b2cc-130e-46b0-9256-4032f08d5xlk.shtml?refresh_ce