4月29日ミラノでネオファシストの集会が開かれた。

MCorriere della sera 2017/04/30

ilano, 29 aprile: le sfide neofasciste
Sala: «Provocazioni da fermare»

La cerimonia non autorizzata al Campo X del Cimitero Maggiore, dribblando i divieti del 25 aprile. Poi la commemorazione di Sergio Ramelli, Enrico Pedenovi e Carlo Borsani. La condanna del sindaco. Indaga la Digos

4月25日のイタリア解放記念日を避けて、29日にCimitero Maggiore(マッジョーレ墓地）の広場で、許可されていないにもかかわらず、ネオファシストの追悼集会が開催された。集会では、1975年の4月29日にあった左右両派のぶつかり合いの中で死亡した、Sergio Ramelli(イタリア社会運動"MSI"の青年グループに所属）、1976年の同日に極左集団に殺されたEnrico Pedenovi(イタリア社会運動"MSI"所属）、1945年の同日に当時のパルチザンに殺されたCarlo Borsani(兵士）を哀悼した。ミラノ市はこのような挑発的行為は許されないと集会開催を非難。


(原文)
http://milano.corriere.it/notizie/cronaca/17_aprile_30/sfide-neofasciste-29-aprile-sala-condanna-campo-x-ramelli-pedenovi-8aa5c7cc-2d66-11e7-b8fc-9ab855dcd23a.shtml

5月1日はメーデー。ミラノの交通機関も止まりますのでご注意を。

Corriere della sera 2017/04/29

la festa dei lavoratori

Atm, gli orari per il 1° maggio
a Milano: niente mezzi dopo le 19.30

Tutti gli orari dei mezzi pubblici per il ponte del 1° maggio: il servizio sarà effettuato dalle 7 del mattino alle 19.30 circa. Durante la giornata sono previsti inoltre cortei che attraverseranno le vie del centro, con deviazioni

ミラノの交通局が5月1日の交通機関の運行時間の発表をしました。それによれば、一応朝7時から19時半までは運行予定との事です。但し、状況によっては中心市街の運行の乱れが予想されます。
注)なお、ATMは"Azienda Trasporti Milanesi S.p.A.ミラノ交通公社株式会社"の略。

(原文)
http://milano.corriere.it/notizie/cronaca/17_aprile_28/orari-atm-ponte-1-maggio-mezzi-bus-tram-metropolitana-e0ac4560-2c21-11e7-a45f-5318c0275c1e.shtml

イタリアの若い女性たちはアメリカの女学生たちにどう映ったでしょう？

Corriere della sera 2017/04/25

Le ragazze americane intervistano le italiane
E scoprono che sulle madri hanno idee diverse

イタリアの近現代史を学んでいるアメリカの女子学生2人が、イタリアの若い女性たちの意識調査をした。はたしてどのように映っただろうか？

調査タイトルは、「イタリアの若い女性たちの夢と希望、その今と昔」だ。そこで見つけたのは、若いイタリア女性のパラドックス的な考えだ。それはもっとも教育を受けていながら仕事の世界に埋没したくはない、と。

直接のインタビューでは、若い女性たちの本音を聞きだすのは難しい面もあったが、記述式の調査からはそれが見えてきた。すべての調査対象の女性たちに共通した１点は、良きにつけ悪しきにつけ、彼らの母親が彼らの生き方のモデルだということだ。大半の女性たちは、自分の母親に対し、人品よく、頭もよく、生き生きしていて、幸福であると、とても肯定的に見ている。ほとんどの女性たちが、「母親は仲のよい友達のようなものなの。そりゃ、ケンカをすることもあるわ。だけどすぐに仲直りするし。それが本当の友人というものでしょ。」と。女性たちの中には、母親が仕事で成功しているとは見ていないものもいるが、それでも共通して言うのは、その母親の強さだ。母親が仕事で成功しているという女性たちも、母親は仕事とプライベートを両立していることを強調している。同様に、大半の女性たちが、プライベートな生活や家族との生活を犠牲にしてまで仕事での成功を望んではいない。

彼女らの結婚観や家族感もまた今回の調査の目的だった。彼女らの81％が子供を欲しいと思いながら、結婚を望むのはわずか45％だった。これは巷間言われているとおりだ。仕事を得るためには勉強をしたいと答える。一方でペルージャにとどまるのは今回の調査でわずかに1名のみ。ほかのすべての女性たちはペルージャの外に仕事を求めて出て行くのだ。ただし、外といっても家族の住む町からさほど遠いところではない。仕事のためにはプライベートを犠牲にするのも仕方がないと考える女性たちが45%いる一方です、55%の女性たちは、仕事より家族が大事、仕事で出世するために家族を犠牲にするなんて考えられないと答える。

調査結果としては、それが短期的であり部分的であるにしろ、今の若い女性たちが、かっての女性たちに比べ、男女の平等や仕事の成功に対する気持ちが強いことだ。ただしかし、女であることや、伴侶であることや、母親であることを犠牲にしてまでそれを望まんではいない。彼女らはすべての欲しいものを手に入れる事が可能だなどと思ってはいないのだ。2000年世代といわれる彼女たち。母親というものを尊敬し、愛しながら、一方で新しい家族や社会のあり方を模索しているのだろう。

(原文)
http://27esimaora.corriere.it/17_aprile_25/ragazze-americane-intervistano-italiane-scoprono-che-madri-hanno-idee-diverse-e9cdc53e-29dc-11e7-9909-587fe96421f8.shtml

アドリア海のプラスチック汚染が深刻

Adriatico di plastica

I dati di una ricerca internazionale senza precedenti svolta lungo 18 chilometri di costa svelano: sulle spiagge, ogni due passi, s’incontra un rifiuto

アドリア海のプラスチック汚染が深刻。１８キロにわたる海岸線がプラスチックやビニールの廃棄物で汚染されている。
タバコの吸殻、ガラス瓶、食べ物の袋。そして夥しいプラスティック。砂浜を散歩すればすぐにそんな廃棄物があちこちに見つかる。アドリア海とイオニア海に面する７ケ国（イタリア、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロ、スロベニア）と９つの国際研究機関が初めての調査結果を発表した。それによれば、総延長１８キロの浜辺の７万地点の91％でプラスティック（粒状も含め）発見された。さらにこの状況は地中海全域でも見られる現象なのだ。
発見された廃棄物の3番目に目立つのが綿状の小さな棒だ。家庭から出るとしても普通はごみ網にひっかるはずと訝しがるが、川から流れてきたり、またはクルーズ船からの廃棄ではないかと一部の研究者は推測する。

調査は3つの場所(沖合い海上、海底、砂浜)で行われた。沖合い海上では１キロ四方で332の廃棄物を発見。内40％がプラスティックの袋だ。その12.5％が漁業で使われた発砲スチロールの箱の破片だ。
最も汚染度が高いのがベネツィア湾で海上も海底も汚い。1キロ四方で1000以上の廃棄物だ。原因は周辺に大都市が多いことと、ポー川が湾にたどり着くまでの長い道のりの過程で大量のごみを運んでくるためと見ている。イタリアが問題視はじめたのはここ数年でしかない。環境大臣のGian Luca Gallettiは、この状況はエコシステムに対する脅威であると訴えている。

(原文)
http://www.lastampa.it/2017/04/27/italia/cronache/adriatico-di-plastica-0ORRs2PknAM6p6q6GGTgLI/pagina.html

ISTAT発表：2065年7百万人人口減少を予測

La Stampa 2017/04/25より

Istat: l’Italia del 2065 avrà 7 milioni di abitanti in meno

Secondo l’ultimo report demografico saremo sempre meno, sempre più longevi e sempre più concentrati nel Centro-Nord

最新のISTATの発表によれば、寿命の延びは今後も続き、人口はイタリア中北部に集中が進むと予測している。
2016年時点のイタリア総人口は60.7百万人だが、2045年には58.6百万人、2065年には53.7百万人に減少を予測。2025年でさえ、対2016年で2.1百万人減。また地域別で見ると、南部人口は減り続けるのに対し、中北部は上昇するが、それも2045年には減少に転じる。この結果、現在イタリアの総人口の66%が中北部に集中しているが、これが2065年には71%に上昇すると予測している。
(原文)
http://www.lastampa.it/2017/04/26/italia/cronache/istat-litalia-del-avr-milioni-di-abitanti-in-meno-8giW4c9QTgMO4ekh6hmLHJ/pagina.html