柏からイタリアニュース

イタリアの今をイタリアメディアの記事からお届けします。

マッタレッラ大統領が議会の解散を指示。総選挙は3月4日と決定。

2017-12-29 12:18:02 | 政治
Mattarella scioglie le Camere, elezioni fissate per il 4 marzo
マッタレッラ大統領は議会の解散を指示。総選挙は3月4日と決定。

ジェンティローニ首相とミッ二ィーティ内務相はColle(首相府?)に戻り、議会の解散と総選挙について了承の署名をした。総選挙は3月4日。選挙後の議会の召集は3月23日に決定。


(写真)上下両院の解散に関する署名書(訳者:サインが上手すぎて? 誰のサインか分からない。)


http://www.corriere.it/politica/17_dicembre_28/mattarella-scioglie-camere-1830-c-consiglio-ministri-01facf4c-ebf4-11e7-9fa2-1bd82b1c1e98.shtml

穏やかな天気に恵まれたクリスマスのあとは悪天候が続きそう。

2017-12-26 16:59:20 | 社会
26 dicembre 2017 (modifica il 26 dicembre 2017 | 08:10)

Arriva il maltempo al Nord e Centro Domani neve abbondante sulle Alpi

ついに北部と中部に強い寒波が来る。アルプスの山々では大雪の予想。26日は中部と北部の広い地域で天候が崩れる予想。夜には南部でも悪天候が予想される。そして27日には雨となり、アペニン地方では雪になると予想される。

今年は北イタリアでは穏やかなクリスマスを過ごすことが出来たが、翌日には雨となり、悪天候となった。軍気象当局によれば、リグリア、ロンバルディア、ピエモンテが影響を受ける。トレンティーノ、北ヴェネト、フリウリなどの地方では西部では300メートル以上の地域で、東部では1000メートルを超える地域で雪が積もると予想される。南イタリアでは雲が多いが雨は少ない模様。気温は、北イタリア西部、カラブリア、シチリアでは例年並みの最低気温だが、ほかの地域では若干高い模様。ウンブリアやアブルッツオでは強い風で突風となることが予想される。

明日27日はリグリア、ロンバルディア、ヴェネトで強い雨。西アルプスでは300メートル以上の地域で、東アルプスで1000メートル以上の地域で積雪は予想される。この天気も木曜日以降、徐々に各地で回復に向かうと考えられる。

(原文)
http://www.corriere.it/cronache/17_dicembre_26/arriva-maltempo-nord-centro-domani-neve-abbondante-alpi-c34395f8-ea05-11e7-9b28-00bf098db776.shtml

編集部ご担当者さま 35歳は若者ですか?

2017-12-18 13:24:01 | 社会
Corriere della sera 2017/12/18

A 35 anni ancora ragazzi?
I perché di un’idea sbagliata
編集部ご担当者さま 35歳は若者ですか?


コリエレデラセーラ編集部
ご担当者さま

毎日貴紙が伝えるたくさんの大事件に比べれば些細なことかもしれませんが、ある記事で見つけた、「35歳の若者」という言葉が気になって仕方がありません。35歳が若者?貴紙がそう呼ぶ理由はいろいろあるのでしょうが、この77歳の若造の疑問にお答えください。(ヴィットリオ・スタイナー ローマ在住)

スタイナー様

今回あなたがお尋ねの質問は小さな問題ではないと思います。私たち自身が何度も35歳を若者と呼ぶこと自体がこのイタリアにおける心理面、精神面での変化を表していると思います。普通でしたら、この35歳の歳で息子や娘が一緒に家で暮らすなんて、経済的に支援せざるを得ない若者であり、決して人生設計の出来る大人ではないことを意味します。イタリアでは確かに平均年齢が年々上昇していて、80歳になっても元気で普通の生活をしている人々がたくさんいます。まったくなん10年か前には考えられないことです。このことが年齢に対する認識も変えたのです。しかし、私は本質的な部分を指摘したいと思います。それは、いまの若者たちは高校や大学を出ても安定した仕事、結婚相手を見つけ、家を持ち、子供を作りというそんな将来を考えること出来るような仕事が見つけられないのです。
そんな不安定な生活がしばしば40歳まで続くのです。非正規雇いの仕事が普通になっているのです。この異常自体こそが本来は選挙で問われるべきなんです。どうやってこの世代が自分自身で仕事を選び、生活設計をできるように社会を再構築すべきかを。この国では、退職後の話ばかりがされて、若者の就職の話が少なすぎます。若者であることが楽しい生活を意味するものであれば、若者時代が長いほど誰にとってもありがたいでしょう。ですがこの国では私たちの現実はとてもそんなものではないという大きな問題なのです。

(原文)
http://www.corriere.it/lettere-al-direttore/18-12-2017/index.shtml