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ベルルスコーニの葬式

2023-06-13 23:31:42 | 政治
ベルルスコーニの葬式は明日14日15時よりミラノで国葬として行われる。もちろん、メローニ首相は参列するが、民主党ではSchlein, Calenda, Prodi, Renziなど果たしてベルルスコーニの国葬に参加するかどうか決めあぐねているようだ。幸運なことにGentiloniは欧州委員会に参加するのでこの厄介な問題に悩む必要がない。

民主党党首シュラインの模索は続く

2023-06-12 10:00:52 | 政治
Corriere della sera 11 giugno 2023 (modifica il 11 giugno 2023 | 22:24)

Pd, Schlein cerca la tregua: tuo figlio sostituito? Non è una vendetta
E De Luca: io mi ricandiderò
Il governatore chiede il congresso campano
民主党のシュラインは休戦を模索している。あなたの仲間の交代はあるでしょうか?これは復讐なんかじゃないんです。
しかしヴィンチェンツォ・デ・ルカ(カンパーニャ州知事兼サレルノ市長。17年市長を務め、イタリアの市長としては最長期間。PDの長老の一人)は再度立候補するつもりだ。


デ・ルーカ知事はカンパニア州議会開催を要請

対面での話し合いは不可欠だった。 地方分権主義の議員たちがいるからと言うのではないが、地方分権派の議員のために待つことは必要だ。彼らは欧州議会議員であり、シュライン自身を受入れてもらうための試験場だ。カンパーニャ州で票を失うことは民主党党首として許されることではない。そこで4日前、息子を更迭した2日後、シュラインはヴィンチェンツォ・デ・ルカに電話して面会を求めた。 二人は昨日会うことに同意した。

そこで午後2時15分頃、シュラインとデ・ルーカ知事はホテル・テルミナスで直接会った。 ドアが厳重に閉められた個室での面接は55分間に及んだ。 会議の前に、デ・ルーカは仲間とあったが、その際デ・ルーカは「シュラインは第3者委任について話してくれるだろうか?」と尋ねられた。 デ・ルーカは冷やかに笑いながら、「地方選挙まであと2年半もあるんだ…その間に何が起こるか誰にも分からないだろう」と答えた。 それを聞いた人たちの当惑した表情に、デ・ルーカは誤解を避けるためにこう述べた(結局のところ、彼はシュラインに対しても同じことをしたのだ)、「とにかく再度立候補する」。 つまり、民主党に残るか、出るか、さらには敵対するか、ということだ。

ことはシュラインにとって明白であり、これ以上この件について時間をかける必要はなかった。 和解のために来たシュラインは、ピエロ・デ・ルカを副グループリーダーから解任したことは、その父親の不名誉ではないと即座に語った。「これは復讐ではない。見てのとおり、私は全ての幹部の再任用を決めることで、私の意図を伝えた」。

ヴィンチェンツォ・デ・ルカはそんなことじゃないと首を振り、本当に話さなければならないのは、別のことだとすぐに明言した。 「ここカンパニア州の民主党には、政治の実行可能性、民主主義の問題がある。なぜ議会でこれをやらないのか?」。 シュライン氏は「カゼルタの会員証の問題がある」と反論した。 「でも、どんな問題があるの? そんなもの廃止し、新たに作り直し、議会を開催すればいい。いまの地域代表と一緒に仕事をするのは耐えられません」とデ・ルカ氏は答えた。デ・ルーカはまたローマからこの地域に地域代表を派遣されることは望んでいない。

その直後、デ・ルーカ知事は自分にとって重要な問題について言及した。 「いいかい、発展と結束のための計画の基金はドラギ政権によって3か月間阻止されてきたが、現在はフィトが7か月間その資金を止めている。この資金が必要なんだ。 これに反対するということは、この問題で争うと言うことなんだ。」 幸いなことに、インタビューのもう一つのテーマである分離独立の自治について、民主党にとって幸いなことに、双方の立場はより近かった。 会談はキスもハグもなく終了したが、デ・ルーカは「この対立はゼッキーノ・ドーロ(子ども歌謡コンクール)と継続するロッタ(?)の途中過程である」と確信している。

とにかく、シュラインは今回の「任務」が終わると、安堵のため息をついた。二人はお互いに声を荒げる場面もあったが、直接の対面会談は喧嘩にはなりませんでした。 しかし、出発前にシュラインの耳には、プーリア州知事ミケーレ・エミリアーノがベスパの農場で話した言葉がまだ反響していた。「カンパニア州とプーリア州の法令には制限がない。 民主党がデ・ルーカ氏の再出馬意欲をどのようにして阻止できるかは分からない。 結局のところ、プーリア州では民主党が19パーセントを獲得し、我々は47パーセントで勝利しました。 どうやってこの結果に至ったのか、デ・ルカと私は知っていますが、ローマの一部の人たちはそうではありません。」

(本文)
https://www.corriere.it/politica/23_giugno_11/pd-schlein-cerca-tregua-tuo-figlio-sostituito-non-vendetta-de-luca-io-mi-ricandidero-076a7a3a-0891-11ee-a989-87347ad1e4a3.shtml

民主党の中の改革派はいま保証人を探している。党首のSchreinにブレーキをかける忠告のために。

2023-06-12 00:27:06 | 政治
Corriere della sera 8 giugno 2023 (modifica il 8 giugno 2023 | 23:02)

Pd, i riformisti ora cercano un garante. Un preavviso per frenare Schlein

Orfini dopo la bufera per Ciani: dobbiamo salvare il partito. L’obiettivo: coinvolgere Gentiloni
チャーニに関する混乱する議論の後で、オルフィーニは語った。「私たちは我々の党を救わなければならない。 ジェンティローニを巻き込むが必要がある。」


「エリー・シュラインと争っても仕方がない。党が崩壊するだけだ。」ステファノ・ボナッチーニは何日もの間、この言葉を繰り返してきた。 「よくご存知のとおり、私は事務局への参加には賛成しませんでしたが、対立するわけにはいかないのは明らかです」とロレンツォ・ゲリーニは繰り返す。 マテオ・オルフィーニ氏は「我々はこの党を救おうと努めなければならない」と繰り返した。

本気で党書記のシュラインに槍を投げたいなどと思うものはいない。 月曜日には、その方向で民主党の大物全員が話し合うでしょう。 しかし、それはシュラインに対する裁判ではなく、むしろ、警告だ。 シュラインにこのままではいけないと理解させるためだ。 結局のところ、最初からシュラインの見方だった大物たちも考え方はそれほど変わらない。 例えば、ニコラ・ジンガレッティは、「政府の提案」も「民主党としての議題」も存在しないのだと嘆く。

最も有力な民主党幹部の間では、党のセーフティネットを確保し、党を強固にするためのプランBを実行するという案が浸透しつつある。 その案は次のとおりである。ボナッチーニがおそらくストラスブール(欧州議会)の社会主義団体の指導者を目指して欧州選挙の候補者となった場合、同地域だけでなく民主党党首選でも彼を取り替える必要があるだろう。 同氏が政治的争いから遠ざかり、巻き込まれることを好まないからだ。そのため、ある名前が民主党の間でささやかれている。 パオロ・ジェンティローニだ。 このプランBによれば、この欧州委員はシュラインに「同行」するのに適した人物である。全方位の改革主義者であり、強固な政府文化を備え、多くの国際関係を持ち、さらなる党の分裂を避けるだろう。 それは誰にとっても「保証人」のようなものになる。 しかし、これまでのところ、この案は厳重に秘密にされている。

しかしその間にも、なんとかしなければならない今日がある。 議会でシュラインに敵対して人たちも、困難にあるシュライン氏を攻撃することを望んではいない。 「あなたが失敗したら、民主党も失敗するのです。それはわかっている。」とアレッサンドロ・アルフィエーリは、民主党改革派の側にもっと断固とした方針を求めている党員に説明する。 今日事務局会議を招集したシュラインは引き続き「私は多元性を最大限保証する」と断言する。 しかし、誤解を避けるために付け加えておくと、ボナッチーニ氏は自分の地域をより強力に保護する政策を望んでいるようで、「もし我々が党の政策に影響を与え、民主党内に真に多元主義を実現させたいのであれば、われわれは自らを地域のように民主党という政治組織の一員と認識することが必要だ」と、ある集会で述べた。

そのアイデアとは、特定分野の範囲を決めて、上院ではシモナ・マルペッツィ氏が、下院ではフェデリコ・ジャンナシ氏が意気を合わせるべきだ。 その特定分野の範囲では、現在のそれではなく、期限 を決めて(次の議会までに) 、古い部品はスクラップにする必要がある。 グエリーニはこの案に反対しなかったが、オルフィーニは「もしこの運動が改革主義の基盤を拡大するものであれば、私は同意できない」と若干の反対を表明した。

目標は、市町村のリストにある市長たちも巻き込んで分野の範囲を拡大することであり、「新しい流れを作りたいと思っている人たちを見過ごす間違いを犯してはならない」と言うことだ。「また、ボナッチーニが何度も繰り返しているように、私は予備選挙の夜以来、自分のグループを新たに作ることは絶対にないと言い続けてきたからだ。」

(本文)
https://www.corriere.it/politica/23_giugno_08/pd-riformisti-frenare-schlein-1a802962-0634-11ee-8ac3-5e75c6f27793.shtml?refresh_ce

バルト海のノルド・ストリームの爆破事件はウクライナによる計画

2023-06-07 19:12:53 | 政治
Corriere della sera  7 giugno 2023 (modifica il 7 giugno 2023 | 11:00)

«La segnalazione alla Cia: Nord Stream sarà bucato». L’imbarazzo di Washington per il piano ucraino
ウクライナによるノルド・ストリームの流出事故計画は、事故のあった3ヶ月前の昨年の6月にはすでにウクライナのひとりの軍人からCIAに知らされていたことをワシントンポストが報じた。


ノルド・ストリーム1&2の破壊は昨年の9月26日のことだった。米国CIAはウクライナの情報員から証拠を握った欧州のある国からすでに6月時点で計画があることを知っていた。この報告はビデオゲームの Discord da Jack Teixeira(マサチューセッツの国防情報員20才)によって拡散された。しかし、ワシンポストによれば、バイデン政権の別機関による裏付けが取れたと言っている。

今のところ、ホワイトハウス、CIA、ウクライナ政府はコメントを出していない。今時の戦争のもっとも不透明な出来事のひとつだろう。6月に発覚した計画は3ヶ月後に起こった事件とまったく合致している。ウクライナの専門家6名で構成されるチームが、ドイツで一艘の船を借り、約80メートルの海面下にあるパイプラインに到達するための装備を準備していたのだ。現時点でドイツの捜査当局は昨年9月に6人のウクライナ人(偽パスポートを所持)がポーランドの会社経由でGoletta船を借りたとしている。船の中にはパイプライン爆破に使った僕発物の痕跡があった。これらの破壊工作員は誰の命令に従っていたのか?首謀者は軍部のトップValery Zaluzhnyと思われる、但し、ゼレンスキーは知らされていなかったか。それはなぜか?これは今のところ不明。おそらくウクライナが関わっていることを否定するためだったか、ゼレンスキーへの影響がないようにするためだったと思われる。しかし、事件の真相が明らかになることはバイデンにも深刻な影響がある。もしもCIAがはるか事前に計画を知っていたとするなら、なぜ9月26日以降バイデン政権はモスクワへの疑念を表明し続けたのか?バイデンは常にウクライナの前線での衝突に結びつけようとしていた。いつもこうだ。CIAは活動を隠していたか。または、何らかの理由で、ノルドストリームについてはキエフはバイデンの意向を無視したのか?

(本文)
https://www.corriere.it/esteri/23_giugno_07/segnalazione-cia-nord-stream-sara-bucato-l-imbarazzo-washington-il-piano-ucraino-be0ea718-0506-11ee-874a-78fbf24a95c4.shtml