拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

中田英寿の日本代表復帰は???(Remember World Cup Game 2006 Japan vs Brasil)

2009-05-12 | 欧州サッカー&日本代表


いつものようにWEBでニュースをチェックしていたら、こんな記事を見つけました。

http://www.sanspo.com/soccer/news/090512/scc0905120502002-n1.htm


早ければ次戦となる6月6日の対ウズベキスタン戦で、2010年サッカーW杯南アフリカ大会の出場権を獲得する日本代表ですが、中澤選手が、W杯でもう1度ブラジルと戦いたい、もし戦えれば4年間でプレーヤーとしてどれだけ伸びたか、確かめられると思うというリベンジを望む発言をしていました。


06年W杯ブラジル代表戦は、ドイツに来たばかりの自分が、ドルトムントのスタジアムで、声を張り上げて日本代表を応援した試合。

前半に1点先制したものの、後半に猛攻を受け4失点目をした際、グランドで声をからして応援する自分達観客も、心がポキッと折れた音が聞こえたような気がする、そんな大きなショックを受けた試合でした。

グラウンドで戦っていた選手もやはり絶対に忘れられない試合だったと思いますが、もう1度リベンジしたいというその気持ちがとても嬉しく、心が熱くなりました。


そしてこの試合を最後に公式戦から遠ざかっている中田英寿選手ですが、世間では賛否両論あるものの、同じ旅人として?個人的に彼を今も応援しており、どんな形であれ、もう1度最前線で日本サッカー界の為に頑張って欲しいと思っています。


チャリティーマッチももちろん素晴らしいことだと思います。
しかし彼にできること、彼にしかできないことはまだ他にもあるような気がします。


推測するに、現在の日本代表の試合等を見て、自分がそこにいないことの寂しさと、そこに1度背を向けた人間として、もうそこには戻る資格が無いのではないか、またいつまでもそこに自分がいるべきでないであろうと、そう感じているのではないかと思ったりします。

彼には彼の人生哲学や美学があると思うし、彼はとても頭の良い人だと思います。

一方でボロボロになっても、挑戦し続ける背中に勇気づけられる人達も多いのではないかと思います。
(実際に40歳を過ぎてJ2でプレイする、三浦知良選手に勇気付けられている人達は少なくないと思います)


プロとして頂点、栄光をつかみ結果を出すことは最高の目的だと思いますが、別の視点では、他にも大切なこともあるのでは?と思ったりもします。


32歳、33歳で選手として最前線に復帰するのは難しい部分もあるかもしれませんが(ACミランのマルディーニ選手のような40歳でチャンピオンズリーグに出場していた選手もいますが)、ベンチでもコーチでもどんな形でもいいので、彼の持つ経験や財産を日本サッカー界に還元して欲しいと思うのは、自分だけでしょうか。


※写真:2006年サッカーW杯日本代表VSブラジル代表戦(ドルトムント)での1枚