先日仕事で中欧に行った時のこと、車でスロバキア国境近くのブルゲンラント(Burgenland/オーストリア)という場所を通った時、100基以上の風力発電の白い風車の塔(タービン)が密集しているのを見ました。
後で調べたところ、同地域には合計130基以上あるらしく、風力発電で注目されている場所で結構有名みたいです。
100基以上も風力発電のタービンがハイウェイ(無料高速道路)ぞいに連なる中、車で駆け抜けるのはすごく爽快で、今回は仕事のドイツ人スタッフの運転でフライトの時間もあった関係で、ただ通り抜けただけでしたが、いつかチャンスがあれば、ゆっくりとプライベートで、レンタカーでも借りて来てみたいと思っています。(ウィーン空港から1時間もかからない所です)
石油の次にスタンダードとなるエネルギーを抑えた国が、新しい時代の盟主になると言われていますが、やはり時代は動いているのだということを実感しました。
もちろん風力発電がそれになるかどうかは微妙で、石油のかわりに風力発電だ等と言うと、専門家ではなくても否定的な意見が返ってくることが多いと思いますが、この規模感で実践しているというところに少し圧倒され、オーストリアの次世代エネルギーに対する挑戦というか、意気込みみたいなものを感じました。
ただ少なくとも、誰もがわかりやすく目に見える形で具現化されると、国民一人ひとりが次世代エネルギーに対する関心や意識は高まると思います。
(日本の場合のそれは、ハイブリットカーなのかもしれませんが)
次世代エネルギーの高い意識を持つ環境の中で育った子供達が、実際に次世代エネルギーを開発するということは、可能性として無くもない話だと思っています。
30年から50年以内に起こるとも言われているエネルギー革命。
新しい時代に向けて、日本も頑張らないといけませんね。
※写真:昔の風車(キンデルダイク/オランダ)