おはようございます。2月28日金曜日です。広島は小雨が降っているような降っていないような、、。本日で2月も終わり、明日から3月になります。季節はこれに合わせたわけではないでしょうが、暖かな気候になってきた感があります。今朝の最低気温は6.5度付近で、つい先だってまでの氷点下から考えると、急な変化になっていると思われます。まだ、寒の戻りもあると想定していますが、ひとまずは、春めく気配増加で自然に感謝です。
トランプさんが、本邦だけではなく世界中で広く制度化されている消費税の廃止を求めてきたようです。内政干渉か、と思いましたが、消費税制度を考えてみると、そこには大きなからくりがあり、トランプさんの理屈にも一理あり、という判断をしています。消費税は裏を返せば、輸出補助金になるという理解です。輸出補助金はダメ、ということになっている世界の理解ですが、あるからくりを利用して隠れ輸出補助金となっているようです。このようなことを最初に考えたのはフランスのようで、その後EU各国へ広がり、本邦も竹下内閣のときに2%から導入しているものです。
我々消費者は、消費税は買い物をするたびに支払うものですが、その還付を受けるという制度的なものはありません。しかし、輸出企業には、この還付を受けるということが制度化されています。それは、企業は活動するにあたっては、買い物もするわけで、ここには消費税の支払いが生じています。しかし、消費税は国内向けの税制で、国外への適用はできません。輸出用商品には国内で消費税がついていますから、詳細には書きませんが、輸出する場合には、これを調整し、結局は還付金が生じ、輸出企業支援策になってくるわけです。トランプさんはこれを輸出補助金として追及してきたわけです。この点については、トランプさんに大義あり、ということと理解できそうです。
なぜこのようなことになったから、政治家が財務官僚の言いなりになって制度を考えてきたことにあると思われます。裏のからくりについて、政治家の不勉強もあり、消費者には十分説明されていません。消費税増税は改正するたびに、社会福祉、特に介護の充実の充てると言っていましたが、実態としては変化なしと思われます。時間が経つと、国民は忘れ去り、財務官僚の思いのままになっている感が強くあります。トランプさんは、本邦に対しては今のところ明確に関税を課すとは言っていませんが、消費税が出てきたことから、関税か消費税かの選択を迫ってきている感があります。
さて、相場です。昨夜の米国市場は、株式市場は、3市場そろって下げて引けています。昨日、トランプさんは中国にさらに10%の追加関税を来月から課すと発表。これを嫌気して、利確の動きに拍車がかかったようです。
関税アップは、悪いインフレになるのではないか、不況入りしてくる恐れもある、などという発想が市場関係者の中にはすでに出始めているようです。
出てくる指標では、前回よりも低下改悪したものも多くなっており、関税は景気の腰折れになるという発想もあり、懸念材料になりつつあるように思われます。
住宅関連の指標も低下傾向になりつつあり、少し前のような上昇傾向はなくなってきたかもしれません。
CMEN225は37625と、日経比では、631Pも下げています。日経平均はトリガーを通過しましたので、今後、下げ傾向をより鮮明にしてくると思われます。
利回りは、4.2630%付近と低下してきました。
FRBは、年内2回の利下げを考えるようになると想定されるようになり、本邦の日銀は、利上げを考えるようになってきています。今朝少し前に出た東京都区部の消費物価動向では、2.2%の上昇となり、予想には届きませんでしたが、2%を超える伸びとなったことで、日銀は、利上げを考えざるを得ないかもしれません。
昨日、三村財務官が、「政府は日銀の利上げをけん制しておらず、利上げしやすい環境にあるとの思惑にもつながりやすい」旨の発言をしています。これも、相場を押し下げる材料になるかもしれません。
本日9時前に東京都区部CPIが出て、ドル円は急伸し、150.146円まで来ましたが、その後少し押し込まれ、あるいは、利確も出て、現在は、149.956円付近。
日通し高値からローソク足が陰線を引いてき始めていますので、これからドル円は押し込まれてくる恐れもありそうです。今朝の急伸でも、昨日高値150.162円を更新できていない点も気がかりな点。
東京市場の材料は出ました。これからは今夜出てくるPCEなどの米国指標を待つようになるかもしれません。
本日の健太君の判定は、「買い」は、149.979円超、「売り」は、149.979円以下、「買い」は、149.270円以下の場合となっています。
FPVは、149.567円、R1は、150.391円、S1は、148.972円となっています。
「G指数」は、「少し売られ過ぎ」となってきました。特に高値が少し低いようですから、これからの動きでは、上値を伸ばしてくる恐れはありそうですが、来週月曜日になると、現在値付近は、「ニュートラル」になってきそうですから、来週になると上値の伸びはあまり期待できないかもしれません。
小生は今朝早く、149.941円売り増ししています。相変わらずショート目で相場を観ています。決済めどは、近いところでは、148.575円付近を、遠いところでは、146.92円付近を考えています。
ドル円は、これから149.270円を割り込む動きをしてくるかもしれません。
9時を既に回り、東京タイムが始まっています。本日もよろしくお願いします。合掌