おはようございます。10月31日火曜日です。広島は晴れ、今日も過ごしやすい天候になりそうです。ご近所さんの軒下に、干し柿がつるされています。最近は、スーパーでも干し柿用渋柿を販売しており、しかし、価格は高い。甘い柿と変わりません。この渋柿を買って帰り、自分で皮をむき、ビニール紐を使用して吊るしているようです。もう少しすると、出来上がった干し柿をひも付きのまま販売されると思われます。例年、一吊り10個の干し柿は1000円程度で販売されている様子。
秋は本当に多くの果物が収穫されます。なし、リンゴ、ブドウ、柿、みかん、柑橘類も種類が多いですね。、、。いろいろ味わいたいと思います。
さて、相場です。昨夜の米国市場では、株価は3市場ともに反発上昇しています。
これまでに下げていましたから、自律的な反発もあったと思われます。
CMEN225は30560で引けています。日経平均の昨日大引けは30696円。少し下げて引けています。
利回りは、4.8920%まで再度上昇してきています。この利回り上昇をものともせず、米国株式市場は上昇したことになります。
この利回り上昇で、ドルが買われるかと思いきや、昨夜、またまた日銀が今回の会合で物価動向の上ブレ修正とYCCの修正の動き、利回りの変動幅を拡大するのではないか、という報道が出て、ドル売り円買いが出て、148.805円まで急落。その後反発して、引け値は、149.041円となっています。
日銀筋からのリークかもしれません。それならそのように報道してほしいものです。
日銀会合の第1日目にこのような報道が出てくるのは、初めてではなく、前回7月の会合の時にも第1日目に出て、、その日の相場は円買いが進み、翌日会合結果が出て、前日安値は更新するものの反発して、その後は上昇トレンドを形成しています。
今回は、FOMCと一日ずれているため、日銀会合だけでは動き辛く、FOMC結果を待つのではないかと思われます。
報道によると、今回の日銀会合では、利回り変動幅を1.5%付近まで引き上げ、ボトムとして1.0%を考えてくるのではないかという観測も出てきています。
こうなると、インパクトは強く、円買いが進行するのではないかと思われます。
たしかに、このような修正に動いてくると、円買いが進む可能性もあり、為替市場への影響は大きいかもしれません。
と同時に、利回り上昇は、住宅ローンなどの利回りを上昇させるため、借入資金運用者にはマイナスに働く恐れも出てきます。政府にとっても、国債発行利回りが上昇するため、マイナス面として、資金調達に支障が出てくる恐れもあります。
本日明日の段階では、日銀マターで相場は動き、本邦時間で2日未明3時にFOMC結果が出ますから、ここでは、「現状維持」と推察されており、これだけではなく、年内再利上げという項目にも注目する必要はありそうで、こうなった場合、ドル円相場がどう動いてくるか、を慎重に判断する必要があると思われます。
日銀の「マイナス金利」という状況が、今回の会合で「解除」されるということではないようです。運用の冥利で、変動幅を1.5%付近まで容認する、というものになるらしい。そして今回は、ボトムを1%に設定するかもしれないようです。
いままでに言われつくされていますが、これは実質的な利上げ、ということになります。
このような小手先なことを行うのは、明らかに、為替相場での円安傾向に対応するためと思われても仕方のないこと。しかし、為替対策は日銀の業務ではなく、財務省の仕事。「口先介入」だけでは円安傾向を止めることはできない、できても一時的なもので、効果も弱い、と判断し、政府は日銀に対応を求めたかもしれません。
先週、財務相が「為替についてはコメントしない」と発言していますが、日銀の政策変更へ向けた動きを期待して、会合結果が出るまでの時間稼ぎをしたのではないかと推察されます。
今月、政府が為替介入したかどうか、本日出てくる政府報告で判明するようです。
昨日のローソク足も、強めの陰線となっています。
これを打ち消すようなドル買い円売り材料が出てくるか、チェックになりますが、難しいのではないでしょうか。
そうなると、ドル円相場はこれから130円付近へ向かっていくと考えるのも一理あるとなるかもしれません。
相場は目先的には当然の様に上下しますが、これから相場は、日足で動くようになり、BB-2σ付近を目指して下振れしてくることも想定されます。現在のその位置は、148.424円付近です。昨日安値が148.805円ですから、さらに下振れする可能性はありそうです。
昨日、目先相場の転換点、149.321円を割り込みました。次なる下ブレポイントは、17日安値の148.730円、そして、10日安値148.162円を目指すようになるかもしれません。相場転換決定は、3日安値147.244円を割り込んで、ということになります。
そんなこんなで、本日の相場も難しいものになりそうです。こんな時は様子見が一番、ということになります。
リスクをとるのは止める、というのが本日最大の判断になるかもしれません。
本日の健太君の判定は、「買い」は、149.448円超、「売り」は、149.448円以下、「買い」は、148.923円以下の場合となっています。
FPVは、149.233円、R1は、149.662円、S1は、148.612円となっています。
「G指数」は、「少し売られ過ぎ」レベルとなってきました。
現在の相場は、「売り場」の戻しが強くなっていると思われます。そうなると、「吹いたら売り」が出やすくなり、相場は昨日安値へ向けて動いてくるかもしれません。
本日の相場は、短期の投機筋が先物主導で上下に振ってくることが想定されます。要注意日です。取引参加する場合、FOMC間近かということもあり、ポジションを長くは持てないと思われます。
本日は月末日。昨日の下げで、相当の持ち高調整は進んだと思われます。利確のショートカバーもあったと思われます。
間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 12時51分です。少し前に日銀会合結果が出ました。サプライズなし。円の失望売りが出て、150.102円付近まで上昇しましたが、伸びきれていない様子。
円売りは継続しそう、と考えるのが一般的かもしれませんが、日銀への失望による円売りより、日本売りでの円買いが出てくる恐れがあるかもしれません。円安追撃は要注意の段階に入ったかもしれません。
10月26日高値と30日安値でフィボを考えると、61.8%戻しは通過しています。戻しとしては十分かもしれません。下押しが始まると、昨日安値を更新してくる押しが出てくると推察中。
これから、15時30分からの日銀総裁の記者会見を待つようになると思われます。
財務省筋がこれからどう動いてくるか、です。「介入、止む無し」かもしれません。