おはようございます。5月31日日曜日です。広島は雨。気温が上がらず少し肌寒いか、、、。昼を過ぎると雨は上がる予報です。雨が上がれば愛犬君たちとの散歩になります。
さて、29日金曜日に「ハッと」気付いたところを書いていきたいと思います。このようなことを今頃か、と思われる方もあるかも知れませんが、小生にとっては、「目からうろこ」状態。
29日の東京タイム開始後の動きでは、108円へ乗るかどうかというところを意識していましたが、結局、上へは行かず、下へ、しかも急落してきました。
ここで大口の短期の投機筋の動きが確認できました。
この日の東京タイム初期のチャートを観ると、ローソク足と各種MAなどがせまい範囲で入り乱れている状況になっていました。ポイントから先に言うと、この時点で、大きなミスをしています。「目先相場は上へ行きたがっているので、少し押したらまた反発するだろう」と考えていました。
このような時点で、小生は、大口の短期の投機筋の行動パターンを失念していました。一般大衆投資家がまだ上へ行くと考えているとき、短期の投機筋は下振れさせてきて、一般大衆投資家の建玉を食い物にする、という事です。
9時になり東京市場の取引が活発になってくると、相場は一気に下げてきました。この時点では、そろそろ反発するだろうとまだ考えていましたね。しかし、相場はそのままさらに下げていきました。
こうなってようやく、下へ行く? どこまで押していくのか?などと発想が切り替わり始めました。
今回のポイントは、どうしてこのような下げになったのか、そして、この「どこまで行く?」です。
師匠のある話を「ハッと」思い出しました。事象についてはすでにレクチャーを受けていましたから、知ってはいたのですが、このような機会にはあまり遭遇していませんでしたので、全く失念していました。『これだ!!』と気づいたときは百人力です。
小生は、4時間足や日足など比較的長い足で相場を観ています。これらでは、まだ転換シグナルは出ていなかったと思われます。5分足など短いものは、エントリーするときなどのタイミング伺いで活用する程度なんです。これが、短期の投機筋の攻撃を受けることになった要因と思われます。
なぜ短期の投機筋が下振れさせてきたか。これをいろいろ考えているとき、5分足チャートをチェックすると、ローソク足の下には、下値支持帯となるようなMAが一切存在しない、空白のレベルがあったのです。過去に通過してきて、できた節目はありますが、この段階ではあまり気にしなくてよいことのようです。
短期筋が下押ししていっても、それを邪魔するものがない!!! あるのは、時折現れる厚めの買い注文というものだけです。短期筋が下押ししていくと、この厚めの買い注文は消えて、新たにさらに下がって出てきました。
こうなっても、5分足で見れば、なんの支持帯もありません。さらに、ようやく小生は気付きました。1時間足まで全く同じで、なんの支持帯もないではないか!!!
このような相場環境では、プロの相場師、機関投資家は、よほどのことでない限り、買いで取引参入はしてこないことを短期の投機筋は知っていますから、狙いは個人の一般大衆投資家という事になります。そして、第2弾の下押しが、13時になると始まってきます。
この時には相場は相当売りに偏っていましたが、まだ何の下支え材料もありませんから、短期の投機筋は押し込み開始です。東京タイムだけでの下押しが継続し、そして終わります。
この下押しはなぜ、ここで止まったのか?
4時間足で見ればわかると思われますが、その日の144SMAが107.15円付近にありました。本来ならば、107.3円にあるストップロス売りがある付近で買い方が動いてきて、反発開始だったかもしれません。ここは重要な節目だったと思われますが、短期の投機筋は、107.3円よりも、その下にあった、144SMAを狙ってさらに下押ししてきたようです。4時間足の144SMAは直近24日間の売買均衡値になります。要は5月の平均値がそこにあったわけで、ここまで来ても、その後の時間で、反発させれば、という考えがあったのかもしれません。
ここまでくると、相場の雰囲気は、107.0円割れをしてくるか、ということに関心が移ってきますが、結局、そこまではいかずに下押しは終わり、今度は急反発開始となったわけです。
しかし、上へ行く場合、今度は上から降りてくる各種MAが上値抵抗となってくる可能性があります。
この日の押し下げでは、これといった節目も作らずに下げてきていますので、反発していく場合、これといった抵抗もなく上昇していくことは、相場のプロたちには想定できたことです。
107.15円付近で少しもみ合ったのち、そろそろNY組が相場参加してくる時間帯になって、反発を開始してきます。
東京タイムで押し下げたようなチャート状況ではありませんでしたが、レートの上にある各種MAは抵抗にならずという判断があったと思われます。
このような動機が働いて、29日金曜日は急落と急反発で相場が形成されたと理解できそうです。
どちらへ動く場合でも、エントリータイミングは5分足で小生は計りますが、その5分足で、レートの上や下に、抵抗もしくは支持になるMAがないような空白状態ができると、大口の短期の投機筋はそこを狙って動いてくるという事を忘れないようにし、それだけではなく、これを活用して、相場判断をしてエントリーを決める様にしたいと思います。
相場はどっちへ動くか? それは短期の投機筋の動きを邪魔するような存在がない、あるいは少ない方へ動くということ。
そして、どこまで動くか? それは、短期筋が収支の決済をしやすいタイミングはどこかと考え、月末なら、4時間足の144SMA付近まで、週間で考えるなら、1時間足の144SMA付近までというように理解していてよいと思われます。4時間足の144SMAは、直近24日間の平均値、1時間足のそれは、6日間の平均値と捉えることで考えやすいと思われます。5分足での144SMAは直近12時間の平均となります。通常では、ザラ場の動きは、この平均値から離れたり収束していったりしていると思われます。
小生がよく使うMAに、800SMAがあります。小生が、というよりは海外の投機筋はこのMAを目標とする動きをよくしてきますので、この位置も上の材料と併せて判断していくことにしています。
現在の、日足の800SMAは、110.009円付近、4時間足では、108.509.付近、.1時間足では、107.268円などとなっています。
為替情報での上値は110.0円ですが、日足の800SMAと近似値であることは偶然ではないと理解しています。そこで下値としての106.0円を探してみると、5月上旬につけた安値程度しか材料がありません。支持や抵抗がないとなれば短期の投機筋が狙ってきやすいところとなります。今後下がってくるのかもしれません。
相場を理解するうえで、ローソク足と200SMAの位置関係も重要となってきます。ローソク足が200SMAの上であれば、買い、逆であれば売りと判断するのが相場の常。
日足の200SMAが108.306円付近にありますので、この付近まではいきたいのかもしれませんが,107.8円から上では抵抗も多く且つ強くなってきそうですから、材料待ちになっているのかもしれません。6月5日に出てくる米国雇用統計結果待ちかもしれません。下値の固さもありそうです。
明日月曜日は新たに6月相場開始という事で、少し慎重な動きになるのかもしれません。
相場は日足や週足等の長い足にの方向に従い、目先の動きでは、5分足を見て、ローソク足の上または下に抵抗や支持がない空白部分がないかチャックします。長い足と目先の足で方向が一致する場合、BBが収縮してきていれば、一気に動き出す可能性が大きくなります。
スキャルかデイトレか、あるいはスイングかトレード時間の長さはどれか、リスクはどれだけ取れるのか。取引に使用する資金は、一般大衆投資家の場合は、すべて自己資金と思われます。
機関投資家の資金はほぼすべて借入金と思われますので、機関投資家は、損失を少しに収めるためにポジションの逆に動くとストップをかけてきます。自己防衛です。小生もこのことを師匠から叩き込まれましたので、そのようにするようにはしていますが、ここしばらくはあまりしていません。決済指値は入れますが、逆指値を入れる回数は極端に少ないですね。相場は上下します。判断が間違っていなければ、相場はまた戻ってきます。要はどこまで逆行を容認できるかになります。
少し話が脱線しました。
相場がどっちへ動くかと考える場合、自分自身の考えよりも短期の投機筋ならどっちへ行こうと考えポジション取りをしてくるかを考えたほうが相場の理解が早まると思われます。「相場は個人投資家が考える逆の方向へ動く」ともいわれます。
現在の相場は、投機筋にとっても稼ぎにくい時期かもしれません。そのような環境ですから、投機筋の動きも、厳しくなってくるわけで、ますます「何も知らない一般個人投資家」が狙われやすくなってきます。
小生も良く参考にする為替情報ですが、この中で、ストップロスの設定があれば、それをブログへ書きますが、投機筋はここを狙って動いてきていることも事実のようです。ストップロスも投機筋がセットしていると考えれば、これも一般大衆投資家をそこまで誘い込もうとする動きですから、要注意となります。ロングなら投げさせる、ショートなら踏ませる、という事になります。これで、相場は一気に動くようになり、一循環の終わりということになります。
これを考えると、自身のポジションにはストップの設定をしない方が良いのかもしれません。小生はポジション取りをすると決済指値は入れますが、ストップの事前設定はほとんど行いません。以前はこのストップも教科書通り入れていましたが、気が付きました。これではストップロス貧乏になる、と。確かに最初のころはこの言葉通りの資金の動きでした。そこで気づいたのは、「ストップは借入金で相場参加をしてくる機関投資家のためのもので、自己資金で相場参加する一般大衆投資家には関係ない」という事でした。しかし、十分な資金管理は必要ですけどね。資金管理ができないと破産まで行ってしまいます。小生の場合、100~200Pips程度相場が逆行しても問題ない状況にしています。
相場の下押しは、買い方の投げが出て終わり、上昇は、売り方の踏み上げが出て終わります。
最近の株式市場では、「踏み上げ相場」ということがよく言われています。今の上昇に乗り遅れた売り方が買い戻しに来ていることで更なる上昇が生じているようです。であれば、この上昇相場も終わりは近いということになるのかもしれません。最近は、日銀がETFを購入したり、GPIFも相当買い仕込んで来ていると思われますので、簡単には崩れないのかもしれません。これに気づいた海外の投資家が今買い戻しに動いてきたということかもしれません。
相場は短期の投機筋の考え方を理解できれば、スキルは格段に上達すると思われます。
上記のような動きをしてくる短期の投機筋ですが、彼らの相場参加があってこそ市場に資金の流動性が保たれ、小生のような一般大衆投資家も相場参加してそれなりに稼ぐことができるわけです。良いとか悪いとか、正義とか不正義とかというような尺度で計る問題ではないと思っているところです。このようなことが分かっていて相場参加しないと、心理的には成長は困難となりそうです。
相場は知識や技量だけではなく、心理面も大きく影響しています。ぶれない心理、他人の考えに振り回されない心理、相場参加者を信頼する心理等、大変重要と思っているところです。FXで稼いでいる方とそうでない方の差は、心理の差とまで思っています。知識や技量の差は若干かもしれません。心理を鍛える方法としては、優秀なトレーダーの方に心の持ち方を学ぶことと思われます。手っ取り早い方法は稼いでいるトレーダーの声を聴くことと思われます。しかし、これも難しい面はあります。自分のトレードスタイルと類似している方のほうが学びやすいと思われます。自分はスキャルしかやらないのにスイング中心の方に学ぼうとするのは少し抵抗があるかもしれません。最近は、本だけではなくユーチューブなど動画でも配信されている方があります。無料ですから参考になさってはいかがでしょうか。
短期の投機筋も5月収支を考えると、稼ぐ必要があったのだと思われます。相場環境は売り仕掛けにはうってつけのものだったに違いありません。そこで自作自演で相場に売買を仕掛けていき、ロングを投げさせ、一般大衆投資家から資金を略奪していったという動きなのかもしれません。月末でしたから、ロンドン市場のフィックスタイムでの動きも心配でした。これより先に東京市場で稼いだ投機筋と言えそうです。
まだ書きたいことは多々ありますが、それは次の機会として、本日はここまでとします。本日も訪問いただきありがとうございました。合掌
さて、29日金曜日に「ハッと」気付いたところを書いていきたいと思います。このようなことを今頃か、と思われる方もあるかも知れませんが、小生にとっては、「目からうろこ」状態。
29日の東京タイム開始後の動きでは、108円へ乗るかどうかというところを意識していましたが、結局、上へは行かず、下へ、しかも急落してきました。
ここで大口の短期の投機筋の動きが確認できました。
この日の東京タイム初期のチャートを観ると、ローソク足と各種MAなどがせまい範囲で入り乱れている状況になっていました。ポイントから先に言うと、この時点で、大きなミスをしています。「目先相場は上へ行きたがっているので、少し押したらまた反発するだろう」と考えていました。
このような時点で、小生は、大口の短期の投機筋の行動パターンを失念していました。一般大衆投資家がまだ上へ行くと考えているとき、短期の投機筋は下振れさせてきて、一般大衆投資家の建玉を食い物にする、という事です。
9時になり東京市場の取引が活発になってくると、相場は一気に下げてきました。この時点では、そろそろ反発するだろうとまだ考えていましたね。しかし、相場はそのままさらに下げていきました。
こうなってようやく、下へ行く? どこまで押していくのか?などと発想が切り替わり始めました。
今回のポイントは、どうしてこのような下げになったのか、そして、この「どこまで行く?」です。
師匠のある話を「ハッと」思い出しました。事象についてはすでにレクチャーを受けていましたから、知ってはいたのですが、このような機会にはあまり遭遇していませんでしたので、全く失念していました。『これだ!!』と気づいたときは百人力です。
小生は、4時間足や日足など比較的長い足で相場を観ています。これらでは、まだ転換シグナルは出ていなかったと思われます。5分足など短いものは、エントリーするときなどのタイミング伺いで活用する程度なんです。これが、短期の投機筋の攻撃を受けることになった要因と思われます。
なぜ短期の投機筋が下振れさせてきたか。これをいろいろ考えているとき、5分足チャートをチェックすると、ローソク足の下には、下値支持帯となるようなMAが一切存在しない、空白のレベルがあったのです。過去に通過してきて、できた節目はありますが、この段階ではあまり気にしなくてよいことのようです。
短期筋が下押ししていっても、それを邪魔するものがない!!! あるのは、時折現れる厚めの買い注文というものだけです。短期筋が下押ししていくと、この厚めの買い注文は消えて、新たにさらに下がって出てきました。
こうなっても、5分足で見れば、なんの支持帯もありません。さらに、ようやく小生は気付きました。1時間足まで全く同じで、なんの支持帯もないではないか!!!
このような相場環境では、プロの相場師、機関投資家は、よほどのことでない限り、買いで取引参入はしてこないことを短期の投機筋は知っていますから、狙いは個人の一般大衆投資家という事になります。そして、第2弾の下押しが、13時になると始まってきます。
この時には相場は相当売りに偏っていましたが、まだ何の下支え材料もありませんから、短期の投機筋は押し込み開始です。東京タイムだけでの下押しが継続し、そして終わります。
この下押しはなぜ、ここで止まったのか?
4時間足で見ればわかると思われますが、その日の144SMAが107.15円付近にありました。本来ならば、107.3円にあるストップロス売りがある付近で買い方が動いてきて、反発開始だったかもしれません。ここは重要な節目だったと思われますが、短期の投機筋は、107.3円よりも、その下にあった、144SMAを狙ってさらに下押ししてきたようです。4時間足の144SMAは直近24日間の売買均衡値になります。要は5月の平均値がそこにあったわけで、ここまで来ても、その後の時間で、反発させれば、という考えがあったのかもしれません。
ここまでくると、相場の雰囲気は、107.0円割れをしてくるか、ということに関心が移ってきますが、結局、そこまではいかずに下押しは終わり、今度は急反発開始となったわけです。
しかし、上へ行く場合、今度は上から降りてくる各種MAが上値抵抗となってくる可能性があります。
この日の押し下げでは、これといった節目も作らずに下げてきていますので、反発していく場合、これといった抵抗もなく上昇していくことは、相場のプロたちには想定できたことです。
107.15円付近で少しもみ合ったのち、そろそろNY組が相場参加してくる時間帯になって、反発を開始してきます。
東京タイムで押し下げたようなチャート状況ではありませんでしたが、レートの上にある各種MAは抵抗にならずという判断があったと思われます。
このような動機が働いて、29日金曜日は急落と急反発で相場が形成されたと理解できそうです。
どちらへ動く場合でも、エントリータイミングは5分足で小生は計りますが、その5分足で、レートの上や下に、抵抗もしくは支持になるMAがないような空白状態ができると、大口の短期の投機筋はそこを狙って動いてくるという事を忘れないようにし、それだけではなく、これを活用して、相場判断をしてエントリーを決める様にしたいと思います。
相場はどっちへ動くか? それは短期の投機筋の動きを邪魔するような存在がない、あるいは少ない方へ動くということ。
そして、どこまで動くか? それは、短期筋が収支の決済をしやすいタイミングはどこかと考え、月末なら、4時間足の144SMA付近まで、週間で考えるなら、1時間足の144SMA付近までというように理解していてよいと思われます。4時間足の144SMAは、直近24日間の平均値、1時間足のそれは、6日間の平均値と捉えることで考えやすいと思われます。5分足での144SMAは直近12時間の平均となります。通常では、ザラ場の動きは、この平均値から離れたり収束していったりしていると思われます。
小生がよく使うMAに、800SMAがあります。小生が、というよりは海外の投機筋はこのMAを目標とする動きをよくしてきますので、この位置も上の材料と併せて判断していくことにしています。
現在の、日足の800SMAは、110.009円付近、4時間足では、108.509.付近、.1時間足では、107.268円などとなっています。
為替情報での上値は110.0円ですが、日足の800SMAと近似値であることは偶然ではないと理解しています。そこで下値としての106.0円を探してみると、5月上旬につけた安値程度しか材料がありません。支持や抵抗がないとなれば短期の投機筋が狙ってきやすいところとなります。今後下がってくるのかもしれません。
相場を理解するうえで、ローソク足と200SMAの位置関係も重要となってきます。ローソク足が200SMAの上であれば、買い、逆であれば売りと判断するのが相場の常。
日足の200SMAが108.306円付近にありますので、この付近まではいきたいのかもしれませんが,107.8円から上では抵抗も多く且つ強くなってきそうですから、材料待ちになっているのかもしれません。6月5日に出てくる米国雇用統計結果待ちかもしれません。下値の固さもありそうです。
明日月曜日は新たに6月相場開始という事で、少し慎重な動きになるのかもしれません。
相場は日足や週足等の長い足にの方向に従い、目先の動きでは、5分足を見て、ローソク足の上または下に抵抗や支持がない空白部分がないかチャックします。長い足と目先の足で方向が一致する場合、BBが収縮してきていれば、一気に動き出す可能性が大きくなります。
スキャルかデイトレか、あるいはスイングかトレード時間の長さはどれか、リスクはどれだけ取れるのか。取引に使用する資金は、一般大衆投資家の場合は、すべて自己資金と思われます。
機関投資家の資金はほぼすべて借入金と思われますので、機関投資家は、損失を少しに収めるためにポジションの逆に動くとストップをかけてきます。自己防衛です。小生もこのことを師匠から叩き込まれましたので、そのようにするようにはしていますが、ここしばらくはあまりしていません。決済指値は入れますが、逆指値を入れる回数は極端に少ないですね。相場は上下します。判断が間違っていなければ、相場はまた戻ってきます。要はどこまで逆行を容認できるかになります。
少し話が脱線しました。
相場がどっちへ動くかと考える場合、自分自身の考えよりも短期の投機筋ならどっちへ行こうと考えポジション取りをしてくるかを考えたほうが相場の理解が早まると思われます。「相場は個人投資家が考える逆の方向へ動く」ともいわれます。
現在の相場は、投機筋にとっても稼ぎにくい時期かもしれません。そのような環境ですから、投機筋の動きも、厳しくなってくるわけで、ますます「何も知らない一般個人投資家」が狙われやすくなってきます。
小生も良く参考にする為替情報ですが、この中で、ストップロスの設定があれば、それをブログへ書きますが、投機筋はここを狙って動いてきていることも事実のようです。ストップロスも投機筋がセットしていると考えれば、これも一般大衆投資家をそこまで誘い込もうとする動きですから、要注意となります。ロングなら投げさせる、ショートなら踏ませる、という事になります。これで、相場は一気に動くようになり、一循環の終わりということになります。
これを考えると、自身のポジションにはストップの設定をしない方が良いのかもしれません。小生はポジション取りをすると決済指値は入れますが、ストップの事前設定はほとんど行いません。以前はこのストップも教科書通り入れていましたが、気が付きました。これではストップロス貧乏になる、と。確かに最初のころはこの言葉通りの資金の動きでした。そこで気づいたのは、「ストップは借入金で相場参加をしてくる機関投資家のためのもので、自己資金で相場参加する一般大衆投資家には関係ない」という事でした。しかし、十分な資金管理は必要ですけどね。資金管理ができないと破産まで行ってしまいます。小生の場合、100~200Pips程度相場が逆行しても問題ない状況にしています。
相場の下押しは、買い方の投げが出て終わり、上昇は、売り方の踏み上げが出て終わります。
最近の株式市場では、「踏み上げ相場」ということがよく言われています。今の上昇に乗り遅れた売り方が買い戻しに来ていることで更なる上昇が生じているようです。であれば、この上昇相場も終わりは近いということになるのかもしれません。最近は、日銀がETFを購入したり、GPIFも相当買い仕込んで来ていると思われますので、簡単には崩れないのかもしれません。これに気づいた海外の投資家が今買い戻しに動いてきたということかもしれません。
相場は短期の投機筋の考え方を理解できれば、スキルは格段に上達すると思われます。
上記のような動きをしてくる短期の投機筋ですが、彼らの相場参加があってこそ市場に資金の流動性が保たれ、小生のような一般大衆投資家も相場参加してそれなりに稼ぐことができるわけです。良いとか悪いとか、正義とか不正義とかというような尺度で計る問題ではないと思っているところです。このようなことが分かっていて相場参加しないと、心理的には成長は困難となりそうです。
相場は知識や技量だけではなく、心理面も大きく影響しています。ぶれない心理、他人の考えに振り回されない心理、相場参加者を信頼する心理等、大変重要と思っているところです。FXで稼いでいる方とそうでない方の差は、心理の差とまで思っています。知識や技量の差は若干かもしれません。心理を鍛える方法としては、優秀なトレーダーの方に心の持ち方を学ぶことと思われます。手っ取り早い方法は稼いでいるトレーダーの声を聴くことと思われます。しかし、これも難しい面はあります。自分のトレードスタイルと類似している方のほうが学びやすいと思われます。自分はスキャルしかやらないのにスイング中心の方に学ぼうとするのは少し抵抗があるかもしれません。最近は、本だけではなくユーチューブなど動画でも配信されている方があります。無料ですから参考になさってはいかがでしょうか。
短期の投機筋も5月収支を考えると、稼ぐ必要があったのだと思われます。相場環境は売り仕掛けにはうってつけのものだったに違いありません。そこで自作自演で相場に売買を仕掛けていき、ロングを投げさせ、一般大衆投資家から資金を略奪していったという動きなのかもしれません。月末でしたから、ロンドン市場のフィックスタイムでの動きも心配でした。これより先に東京市場で稼いだ投機筋と言えそうです。
まだ書きたいことは多々ありますが、それは次の機会として、本日はここまでとします。本日も訪問いただきありがとうございました。合掌