おはようございます。8月31日火曜日です。本日で8月も終わりです。天候は酷暑となり、中盤からは台風などの影響からか、雨勝ちとなり、局地的大雨が降り、災害が発生。しかし、気温は下がり、過ごしやすくなっていました。終盤に差し掛かると、また残暑が厳しくなり、気候を巡る感覚が少し狂ってきているような、、、。カレンダーの交代で、もう一度感覚をリセットしていこうと思っています。
さて、相場です。昨夜のNY市場では、株価はまちまちの動きとなっています。
株式市場の流れは総じて先週金曜日の動きを引き継いでいるように思われます。利上げはまだ遠いと理解したことで、金融株は売られたといいます。10年物国債の利回りは低下傾向になってきています。これがいつ、どのような内容を伴って上昇に転じてくるか、です。
今は、テーパリング開始の時期がいろいろと語られるようになってきています。11月FOMCだとか12月FOMCだとか、、、。これを決めるのは今週金曜日の8月分雇用統計結果かもしれません。
予想では、先月よりも改善するとなっています。今は賃金の伸びに注目が集まっているようです。求人しても、応募が少なく、企業側は必要な労働者を確保できてきない中で、賃金の上昇率が大きくなってきています。これをインフレ傾向と重ねて心配するアナリストや経済学者の発言が増加してきています。
合衆国25州では、6月の段階で、失業手当の追加支給分は終わっているようです。残りは半分ですが、これらも9月中には終わります。これで労働者が職場に復帰してくるかどうか、というところになりますが、残念ながら、この予想は外れそうです。すなわち、コロナ前の就労状態には戻らないだろうということをFRBも意識してきているようで、他のアナリストも、そのような分析をしている方が増えてきています。
FRBは、コロナ前とコロナ後で基準とするレベルが変動したというように考えているようです。ですから、コロナ前の就労状況と比較するのは適切ではないという理解になってきているようです。
国債については、安定資産として、まだ需要があるようで、これからFRBが買い上げている国債の量が減ってくるわけですから、その分、市中へ流れる量が増え、これを米国金融機関など機関投資家が買ってくると思われます。この傾向は債券価格は上昇し、利回りは低下してくるというように考えられます。
利回りが上昇してくる環境としては、景気が回復し、資金需要が増加してくる場合、これは良い金利の上昇といわれます。金利が上昇しても、経済活動は活況を増してくるといいます。
もう一つは、インフレが進行し、これにつれて金利を上昇させなければならない場合、これは悪い金利の上昇といわれています。物価が上昇し、これが消費を抑制させ、景気は停滞してきます。
今は双方の声が出てきています。インフレは抑制できるというFRB、いずれ手が付けられなくなると警告するハーバード大サマーズ教授が代表格か。
ドル円ですが、本日ここまでの動きで、昨日高値を更新してきています。110.00円を突破できるか、そしてそれを終値でも維持できるか、というところに注目しています。上昇していく場合の上値は、110.2円台かもしれません。
下振れ場合は、109.70円を割り込むかどうかをチェック。こちらも、昨日安値を割り込むかどうかで、今後の相場の見方が少しですが変化してきそうです。
109.70円には買いがありますが、ここを割り込んでくるようだと、ここにセットされているストップロス売りを巻き込んで、さらに下降していくことも想定されます。今度は、109.500円付近が目標となってくる可能性があります。この付近では買い方が動いてくるような情報があります。
いろいろな見方で相場を考えることはできますが、これだというものがない場合は、考えても考えてもまとまり切れません。そのような場合は、基本に立ち返り、検討していくことにしています。
本日の日通し高値が109.982円まで来たことで、これで、27日高値と30日安値でフィボを考えると、半値戻し到達のようです。ここも判断の分岐点になります。もし、これから下降していくようだと、109.614円付近、あるいはもう少し深い押しが出てきて、109.40円付近まで行くのかもしれません。
逆に、さらに反発できるようなら、前述のように、110円台を回復し、110.10円、110.20円と値を戻していくようになると想定中。
利回りが低下中の今、ドルの買い戻しが出てくるか、あるいは円売りが出てくるか、チェックです。
「株を買うから資金を貸してくれ」という機関投資家が出てくるか、、、。この動きが出てくれば、ドルの買い戻しが加速してくると想定中。これから、上か下かを心配する時間が少し続きそうです。
本日のシグナルは、「コスモス」は「売り」、「桜」は「買い」、「ひまわり」は「売り」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、109.934円超、「売り」は、109.934円以下、「買い」は、109.803円以下の場合となっています。
FPVは、109.856円、R1は、110.011円、S1は、109.750円となっています。
間もなく東京タイム開始です。小生は、本日も保有ロングの監視管理が業務となります。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 11時12分です。想定通り動きは良くありません。金曜日の雇用統計を意識していますから仕方のないことと思われます。ならば、ということで、先ほど、109.855円で新たなロングを保有してみました。サイズ小さ目にしています。昨日同様に、スキャルかデイトレの範囲の玉となります。決済めどは110.0円手前付近。
追伸 15時16分です。本日日通し安値が、109.798円まで来て、現在は、109.838円付近。本日安値は、昨日安値に近いところまで行くのではないかと推察中。そうであれば、まだ下突きに来る可能性がありそうです。欧州勢参加後に突きに来る可能性はありそうです。昨日はロンドン勢が取引していませんので、本日、取りに来ると思われます。もし取りに来ない場合は、反発上昇の動きになって来るかと思われますが、それでもまだ上値は重い展開と思われます。
本日は8月末日です。月末調整も出やすく、株価にはその動きが出ていると思われます。為替はどうでしょうか。こちらはどちらかというと株式市場ほどは調整していないと思われます。債券市場はどうでしょうか。まだ10年物国債など長期債は買い仕込みが継続している可能性がありそうです。こちらの面から、利回り動向はまだ反発上昇は難しいのかもしれません。
下値としては109.70円がチェックポイントとなり、上値としては、110.0円がチェックポイントとなりそうです。
ドル円相場が上へ行き始めるのは、明日出てくるISM製造業景況指数結果が良いとなってからかもしれません。予想では、先月結果を下回るものとなるような予想になっています。
こうなると、ISM非製造業景況指数や、雇用統計結果を待ってから動き出すようになるのかもしれません。
昨日安値と本日日通し高値でフィボを考えると、61.8%押しには到達しています。しかし、パターンからは前述のように、もう少し下押ししてくる可能性が高いものとなっています。これからうろうろしながら上昇していくようになると、上値は、109.93円付近までかもしれません。今の相場はぐんぐん動くような相場ではないように思われます。
追伸 15時47分です。株価の調整は本日午前中で終えているのかもしれません。実質9月相場入りです。米国の低金利政策継続で、本邦株式市場にも、その効果が出てきているのかもしれません。そうなると、次は債券市場の持ち高調整済みを待つことになりそう。というよりは、株価上昇で、債券が売られる番を待つということでしょうか。これはもう少し時間がかかりそうな気がしています。
追伸 18時36分です。欧州では、株式市場は堅調に推移中、ダウ平均先物も同様の様子。ということで、ドル円では、円売りが継続中。クロス円でも円売り継続中。ドルストレートでどこまで続くか、というところか。現在値は、109.937円。本日の高値付近までくれば、本日保有したロングは決済する予定。110円台に入るのはやはり難しそう。入れようとすれば入るかもしれませんが、今はそう急ぐ場面でもなさそうです。