おはようございます。10月30日土曜日です。広島は曇り、青空は少し見えています。ソメイヨシノではない桜の葉が、きれいに色付き、日ごとに落葉しています。桜の紅葉も、錦秋です。桜は花が注目されますが、秋の紅葉も、見ごたえあります。紅葉の仕方も、桜の種類によって少し異なるのかもしれません。
県北地方の紅葉も見ごろを迎えているようです。
さて、今週の言い訳です。
10月26日に高値114.311円を付けると、上値は重くなり、28日安値まで下げる動きになりました。ここで確認できたことは、114円台では上値が重くなり、113.3円付近では、買い方が動いてきた、という点。
10月になり、114円台をつけることもありましたが、2018年10月4日の114.548円を相当意識しているようで、なかなか上へ行ききれず、押し戻される動きとなっています。
2017年11月6日にも114.735円を付けていますが、その後、ここを上抜けた動きはありません。今年10月20日に、114.700円まで伸びてきましたが、その後は押し込まれています。
114.735円を上抜けできれば、115円チャレンジも出てきそうですが、そうなるための買い材料は来週のFOMCと雇用統計なのかもしれません。
今週の動きは、先物主導で動いたか、というように考えています。10月月末でもあり、持ち高調整が出てきたことは間違いありません。
特に、債券市場では、残存期間の短くなった国債を売り、保有国債の残存期間を長くするため、新たに国債を購入するという動きが出てきています。
このような動きのために、債券価格が動きやすくなっており、この影響で、利回りも動きました。債券を売るという行為は、価格を下げますので、利回りは上昇してきますが、新たに国債を求めることは、価格を上昇させ、利回りを下げてきます。
この動きが週末であり月末でもあるこの時期に出てきたと思われます。
バイデン政権は、今後の公共投資計画で、議会側と、当初計画より半減させるということで妥協を図っているようです。それでも、大量の国債が発行されますので、国債価格は下がり、利回りは上昇傾向になると想定されています。
このような近未来の債券市場の予想を考えれば、債券価格の下落ということは避けられないことのようで、債券ディーラの苦戦が予想されています。
このようなこともあり、この時期に、残存期間を調整し(長くすること)、価格を下げる努力を行うとみられ、その分、利回りは上昇する傾向となってきます。それでも、苦戦は続きます。
ヘッジファンドの決済は11月末日です。ここからの一月は、また、先物主導で動きやすい時期となってきます。あらゆる機関投資家が、利益を出そうとして、血道をあげてきます。
短期の投機筋も、この時期は、いつも以上に相場を上下に振ってくると思われます。
企業決算も山を越えた感があります。日米ともに良い決算状況のものが多くなっているようです。
昨夜出た経済指標も良い内容となっています。
これらを受けて、来週のFOMCを考えれば、テーパリングは開始決定がなされ、11月から実施となると思われます。また、利上げについては、最新のものでは、来年6月から実施し、2022年には2回から3回の利上げがあるのではないかという予想が市場関係者で共有され始めているようです。
テーパリングについては、相場はすでに織り込み済みのようですが、利上げに関するものはまだ織り込んでいないようです。今回のFOMC会合での決定を受けて、利上げを織り込みに来ると思われます。
FF金利先物取引では、2022年12月末ではもう1.95%の利回りとなっていますから、2%を織り込みに来ているとみられ、回数が増加すると、2%を超えてきますから、再度1.7%の利回りを超えてくるようになるのではないかと推察されます。
しかし、米国国債20年物と30年物で利回りの逆転現象が出ていますので、これは要注意項目。
しかし、この点については、前述したように、保有国債の残存期間の調整を行い、このために利回りが必要以上に動いたということが言えるのかもしれません。
来週はFOMC結果が出て、ファンダメンタルの確認が行われ、新たな展開が始まることになります。いよいよ12月相場になると考えられます。
欧米では、クリスマス商戦の活況が注目されています。最近の消費者心理状況では、前月よりも悪いというものや、良いというものが混在しています。労働者が職場に復帰して、その時、賃金のアップが行われている傾向を考えると、クリスマス商戦はいつも以上の盛り上がりが出てくるのかもしれません。
これらを考えると、今年の年末へ向けた動きは、株価も為替も原油もこれからまだ上昇していくのではないかと推察できそうです。
為替情報でのドル円の上値は、最新のものでは、115.00円となっています。一時期116.00円というものがありましたが、これが再度出てくるかどうかチェックになります。
来週は、まずは、114.7円付近を上抜いて、高値を更新してくる動きが出てくるかを見ていくことになりそうです。
日足でのチャートでは、114.65円付近に強めの抵抗ができつつあるようで、ここを超えられるかどうかチェックになります。4時間足では、昨日高値付近で上値抵抗が存在するようで、ここを上抜けできるかがポイントとなりそうです。上抜けできれば、114.3円付近までの上昇はできそうですが、BB2σが下へ降りてきつつありますから、これを拡大上昇させることができるかどうか、チェック項目となりそうです。
4時間足でも、下値は堅くなってきていると思われます。
来週月曜日から、FOMC結果が出る本邦時刻で4日未明までの動きでは、短期の投機筋がプロとして相場を上下させてくる可能性がありそうですから、これにも要注意。
小生はロングポジションを保有したままでここを迎えることになりました。
吉と出るか、凶と出るか、他人事ではありません。今のところは保有ロングは115.50円付近で決済を考えています。ドル円相場の急伸が生じて、ここにタッチしてくれれば、なんて思っていますが、どうなりますやら。
さて、本日は、これから車の1年点検に出かけます。
午前中はこのような用事を片付け、午後からは菜園の手入れを行う予定です。そして、明日は、5日に予定している釣行へ向けて、釣り具の仕掛けを作り直します。
のんびりできる暇はありません。これも元気だからこそできること。家族に感謝、知人に感謝、そして読者の皆さんに感謝です。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌