おはようございます。4月29日土曜日です。広島は小雨が降っています。今日は一日中雨という天気予報です。気温はその分少し暖か。早朝散歩時は、まだ雨は降っておらず、愛犬君と出かけ、仲間と合流して、朝の井戸端会議実施。皆、元気。良くしゃべる。こうやって、毎日、一日が始まる。
さて、今週の言い訳です。
今週は、米国経済指標の結果一つ一つに反応して、相場は上下しました。
相場自体は、週初は下降傾向でしたが、週央に底をつけて、反発開始、そして、週末には、日銀会合結果や米国経済指標を受けて、上昇して終えています。
相場の流れは、3月24日安値129.639円を底として、上昇傾向を形成しています。
4月19日に、3月17日高値135.110円を上抜き、戻り高値135.130円を付け、ここを上抜いていくことがこれからも上昇していくことの条件となっていましたが、昨日、日銀会合結果が「現状維持」となり、これを受けて、ドル円は急反発。この関門を上抜いていきました。
その夜出た、米国経済指標も、予想を上回る良い結果となり、これもさらに相場を引き上げるようになりました。
上値は、NYタイムの終盤になって136.560円まで上昇し、その後は少し調整して引けています。これはいつものこと。
こうなると、ドル円は、3月8日高値137.912円を目指すようになると思われます。
来週、FOMC結果が出てきます。FOMC構成メンバーには、「タカ派」「ハト派」両者がいて、両者の声が出ています。
今回の会合では、0.25%利上げを決めると思われています。
市場はこれを相場に織り込み済み。
そうなると、相場の動きは、「噂で買って、事実で売る」という流れにもなりやすく、結果が判明すると、ドル円は一旦下ブレするようになる可能性もありそうです。
当座の相場の山を付けることも想定しておいた方が良いかもしれません。
ここで注目されていることは、「利下げへの言及の仕方」のようです。FRBは、これまで、年内の利下げはないとしていますが、その後起きた金融不安、そして、その後出てきた経済指標結果を観て、「利上げはもうない」という声が強くなり、このような中でも、利上げが必要になる指標も出てきて、、、。
パウエル議長がどのように発言するかも注目されています。
相場の大循環を確認しておきます。
2021年1月安値102.591円を底として、2022年10月21日高値151.942円を付け、2023年1月16日安値127.216円を付けて現在に至っています。
その後の値の戻しは、2023年3月8日高値127.912円まで来ています。今は、ここが関門となっています。
102.591円から151.942円までの値幅は、49.35円。およそ50円です。
151.942円から127.216円までの値幅は、24.72円。およそ25円です。
これは前述の49.35円の約半分の値幅です。循環の中の半値押しと考えられます。
この動きから上値を探るとFEでは、157.63円や、176.67円というものが出てくるという考え方もあります。
しかし、ここに到達する場面は、今年末から来年春と、まだ先のことと思われます。今年はようやく4月が終わった局面です。残りがまだ8か月あります。時間軸を中心に相場を考えると、まだもみ合うことが想定されます。
127.216円から137.912円までの値幅は、10.69円。137.912円から3月24日安値129.639円までの値幅は、8.27円。
少し戻しが弱いようにも思いますが、昨日の反発から、129.639円を割り込むことはもうないかもしれませんが、この付近が、レンジで動く夏相場の底付近と考えれば、まだ近似値に来るかもしれません。
ここまでの動きでは、1月16日安値127.216円をまだ割り込む可能性もある、などと考えられていましたが、昨日の反発で、ひとまずこの考えはしまい込むこととします。
ただ、注意は怠れません。夏相場のレンジ取引となって、137.912円を上抜くことができず、129.639円を割り込むような動きになってくると、127.216円狙いになる可能性はまだ残っています。
相場の循環の時期というものを考えると、今は、どの範囲で、相場を上下させるかトレーダーたちが考えている時期かもしれません。それだけに、関門になった137.912円を上抜けできるかどうかが重要になってきそうです。
ここを上抜けできても、142.2円付近までは少し強めの上値抵抗帯と思われ、今度は、少し狭いですが、137.9円~142.2円のレンジを作りに来るかもしれません。
142.2円付近を上抜けてもすぐ下押しされてくると、132.0円付近までの押しが出てくることも想定できそうです。
逆に、上抜けできると、今度は、取引レンジが上へ移り、下値が138円付近、上値は150円付近になる可能性があります。
その前に、145円付近を上値とするレンジが作られるかもしれません。
「Sell in May」を考えると、これから夏相場入りを想定するようになり、上値の重さがやはり気がかり。
これを考えると、夏相場は138円付近を上値とするレンジを作る可能性はありそうで、9月中旬頃にここを上抜いて、年後半の取引で、今度は138円付近を下値として上昇していく、というようなシナリオを考えています。
今年の相場が年始安から始まっていますので、年末高への傾向を考えています。
先のことは考えてもそのようになりませんから無駄、、、か、、。
近いところを考えると、日足を観ると200SMAが現在137円付近を通過中です。来週は、ここを狙って動いてくることも想定できそうです。上抜けでき、それを維持できれば、今後の相場は上昇基調になると思われます。3月8日の段階では、このMAで押し戻されています。
今回はどうでしょうか、チェックになります。
昨日できた長大陽線を打ち消すような材料が出てくるかどうかもチェックになります。
日足の一目均衡表では「三役好転」が確認できます。週足はまだ雲の中にローソク足がありますので、状況は好転していません。週足が夏相場を支配するかもしれません。
株価の方ですが、本邦の株式市場に海外勢からの資金が入ってきています。日経平均は、昨夜のCMEN225が29000台に乗ってきたことから、来週は29000円台に乗った取引になることが想定されそうです。29200円付近までの反発が出てくるかもしれません。
ただいま正午になりました。まだ雨が降っています。先にちょっと用事を片付けに出かけようかと考えています。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌
追伸 4月30日日曜日 9時24分です。
ユーロドルの動きで、4月26日高値1.10953ドルをつけています。これで戻りがいっぱいなのか、それとも、まだ上昇するかチェックが必要なレベルになってきていると思われます。
FOMCが5月2,3日、ECBが5月4日に開催されますので、この結果を受けて、相場は動くと思われます。
FOMCでは、今回の会合で0.25%利上げが見込まれ、ECBでは、0.25%あるいは0.5%の利上げが見込まれています。金利差が維持されるのか、まだ拡大していくのかによってもユーロドルの方向に影響があるかもしれません。
もし、FOMCで利上げなしということになると、ユーロドルはまだ上昇する余地があるということになりそうです。
こうなると、ドル円は方向感なくうろうろし、レンジを作ってそこで動くということになるかもしれません。
最近の動きでは、金利差だけでは説明できない面もありますから、ここは要注意になりそうです。
仮にユーロドルが「山」を付けると、ドル買い傾向が増してくると思われますが、相場の循環という観点から見ると、夏場はこの傾向にはなりづらいと思われます。
その理由は、、、、ディーラー達が利益確定をする時期だし、その後はさほど活発な取引を行わず、秋口からの相場に備えるようになるため、と考えています。
投機筋の決算は11月と心得ています。半期では5月となります。これも「Sell in May」の材料かもしれません。
来年はもう、米国大統領選挙の年になります。投機筋は、投票日へ向けて、逆算して、四半期ごとの相場スケジュールを考えている可能性もあります。
バイデンも嫌だし、トランプも嫌だ、という国民が増えているとか。若く活力のある候補者が両党とも出てこないのでしょうか。