京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

尾道・蛸坊主

2009-09-28 21:18:10 | 妻!の料理
長い間ブログを投稿しない間に
帰省を兼ねて
尾道に行って来ました。

実家からは1~2時間ほどで
意外と近いのだが
行くのは2回目

ほぼ20年ぶりということもあって
売店に売ってあるもの
どれもこれも珍しく
沢山お土産を買って帰りました。

そのお土産の中で
一番気になっていたのが
これ



見てのとおりで
蛸の丸干しです。
(大きさからして、イイダコだろうか)

何が気になっていたかといえば
見た目のインパクトはもちろんなのですが
購入のきっかけとなった
「蛸飯の作り方」の説明文

蛸飯を作るべく購入したのですが
(親に買ってもらったので、もはや値段は問題ではない
 結構高い目だった様な・・・忘れた)

京都の我が家では
蛸飯なぞ作ったことがないから
家族に受けるかどうかは
謎・謎・謎なんです!

というわけで
勢いで5合分(2袋)買ったものの
大丈夫だろうか
と心配でしょうがなかった・・・

蛸飯のことは忘れて
おつまみにしようか
(そしたら、もう一袋はお遣いものにも出来るし)
なんて優柔不断なことを思ったり・・・

不味くて家族に不評な飯
5合も作る勇気がなかなか出ませんでしたが・・・

本日、意を決して
蛸飯に挑戦してみることに!
(というのも、数日買い物に行かなかったので、おかずが無い)



晴れて!袋から取り出された干し蛸

一番の懸念
蛸に生臭さがないかチェックする

味は
ちょっと物足りないかな、というくらい
食べやすくて、クセの無い味
(おつまみ用に甘い味付けがしてあります)

蛸の頭も、臓物?は抜いてあって、ノーマルな味
(以前イカの丸干しを頂いたことがありますが、臓物入りで好みが分かれる)

我が家にはちょうど良さそうです。

ホントは全部蛸飯に使うつもりでしたが
おつまみ用に2つ残しておきました

材料は
蛸坊主:ハサミで1センチ位に刻む
にんじん:みじん切り
ウチの竹の子の漬け物:細切り
油揚げ:細かく切る
ありあわせです。

いつものかやくご飯の
ちくわ・シーチキンが蛸に変わったくらいで
いつもの感じ
できるだけ違和感を感じさせないほうが
家族の受けは良さそうな気がします。



味付けは
薄口醤油・濃い口醤油少々
みりん・酒
出汁は、蛸から旨味が出るだろうと思って、加えませんでした。

そうして
炊飯器のスイッチオン!です。



15分後

匂いはすご~く良い匂い
(蛸飯のイメージどおりの匂い)



見た目は
生蛸から作ったのと変わりません。
身がぷっくり膨らんで美味しそうです。

混ぜると



ツヤツヤで美味しそうなのは
我が家の米が良いのと
ガス火炊きのせいでしょうが
(自画自賛

問題の味はどうだったかというと・・・

おいし~かったです!
自分の思っていた味付けより
若干甘く仕上がったのは
蛸坊主の味付けによるものでしょう。
我が家は甘辛好きなので、ちょうどよかったです。
(辛党の人はみりんを控えたらいいかも)

お年寄りむけに
干し蛸の堅さが気になりましたが
しっかり火が通ってて、問題なし!
柔らかくて、味付けの甘味があって美味しかったです。



もしかしたら
本場の生から作る蛸飯の味には及ばないかもしれません。

でも
我が家は大体生臭嫌いですので
このくらいでちょうど良いです。

気になっていた家族の反応も
「美味しかった!」と言ってもらえて
満足でした

6合炊いて
家族5人プラス子供一人
残ったのは、握り飯2個分でした