京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

すっかり秋ですね。

2013-10-30 13:59:33 | 大原の風景

気が付けば、秋

久しぶりに農道を歩きました。

(台風以来、木橋が壊れて通行止めになってしまい、不便になってしまったので、ウオーキングコースから外れてしまいました。)

今日は、学校のマラソン大会です。

この気持ちいい農道・高野川畔もコースに入っています

台風前に刈り取らはった田から、芽が出て、稲が実っています

うちの長男が行きました。

もともとポッチャリ体系でしたが、サッカーを始めてから、みるみるスリムになり、

ソフトテニス部で毎日しごかれて、スリム体型の次男より体が引き締まりました。

近頃歩いていないので、久しぶりにこの風景を見ると、本当に気持ち良いです

すぐき畑最盛期ですね~

フリルレタスみたいな菜っ葉の紫色がきれいな畑でした。

 

(番外)

辻家の野菜。

我が家も野菜の取れる季節です。

すぐき菜と・・・

日の菜

小かぶは、ジェット噴射?で洗っています。

立派な小かぶです。


梅田雲浜邸址と晴明神社。

2013-10-26 16:41:10 | 京都観光に役立つ?話

ゆるゆるっと書きます。

6月のこと。たしか、お盆前最後の休暇日

 

これと言って、行く当てがなかったので・・・

洛中にオープンした、セレブな八百屋経営のスーパーに行ったときのこと。

烏丸御池の交差点前で発見しました

小浜藩士・梅田雲浜の屋敷跡、発見

これを見つけたのが、若!というところが、すごい

私の仕込み甲斐があった、ってもんです        こういう仕込み

 

雲浜さんは、悪名高き幕末・安政の大獄の逮捕者第2号です。

えげつない拷問の末、獄中で病死されました。

 

さて、烏丸御池を通り過ぎ、セレブ八百屋スーパーで買い物した帰りだったと思います。

堀川通りの晴明神社に寄ってみました。

こちらも、地元・灯台下暗しのひとつでした

前はしょっちゅう通るんですけどね…

参拝は初めてです。

 

なかなかバラエティーに富んでます。

敷地は狭いのですが、格式高く、きっちりまとまっていて、

気持ちよく参拝できました。

あんまり広いと、集中力が切れて、ふわふわしてしまいます

お参りを済ませた後は、社務所で、お土産買いました。

水木しげる作の小冊子(漫画です

お守り付きのおみくじ

・・・

おみくじ、さほど悪くない運勢だったように思う…

ただ、「商い」の欄で、新しい人を雇うのが吉、みたいなことが書いてあった

これって、6月からパートで来てくれてるYちゃんのことよね~

楽天発送業務担当

パッと見、ふわふわ系(失礼かな)の彼女ですが、実はO型で(これは私と一緒

一緒にお仕事してみて分かったことですが、かなり芯が強くて、しっかりした人だということが分かりました。

うん、おみくじ当たってる、と思う

晴明さん、どうもありがとうございます。

 


岩倉散策。

2013-10-24 10:47:00 | 京の石垣。

6月のこと・・・

今更、散策をするまでもないくらい、身近な岩倉なんですが、

コインパークに駐車して、若!とふたり、ぶらぶらお散歩してきました。

 

(注)ご存知ない方のために

岩倉とは、京都市左京区岩倉です。

岩倉は、わたくし妻!が初めて京都に来て住んだ場所。

Aコープなんて、しょっちゅう行ってますし(昨日も行った

洛北住民の足、地下鉄国際会館駅もあります。(京都国際会館も岩倉かな)

生活全般お世話になってますので、観光をする雰囲気ではないんですけどね。

 

なぜ、今更のように散策をするかというと・・・

岩倉といえば、もっとも有名?な岩倉具視公の隠棲の住居跡があるのですが、

(だけど、行ったことがありません、灯台下暗し

ずっとお世話をされてきた後援団体の方が、高齢化?のため、存続が難しくなったとかで、

今春、一時閉館されました。

 

近くて、行こうと思えば、いつでも行ける、というイメージの岩倉邸でしたが、

こうなると、すごく行きたくてたまらない場所になってしまいます

(ちょうど読んでた司馬遼太郎「竜馬がゆく」にも出てきましたしね)

すごく切ない思いで閉館のニュース記事を目にしましたが、

5月かな、6月かな、新しい管理団体に決まった京都市のもと、開館されることになりました

うれしい

 

そういうわけで、休みが出来たら、とにかく岩倉へということで、行ってまいりました。

 

我が家からは、車で10分。

1日最大料金300円の秘密のコインパーキングに駐車して、散策開始しました。

(こちら、結構満車が多いので、有名? 

 すぐ近くに、幕末・池田屋事件犠牲者が葬られた三縁寺があります。吉田稔麿とか)

 

そこから、てくてくと10分くらいの散策。

岩倉駅前周辺は、商業地・新興住宅街の雰囲気ですが、

すこし歩くと、昔からの土壁とか、ベンガラ塗装の民家など、

洛北の昔風情が感じられるようになります。

私が住んでたところも、昔からの集落の中でしたので、すごく懐かしいです。

 この一番奥が実相院

 

お目当ての岩倉具視公隠棲地は、岩倉の北西の奥まった場所にあり、

有難いことに、実相院門跡や石座(いわくら)神社など、旧跡が集中しているので、

歩くのが苦になりません。

一番奥が実相院、手前左の石垣の石標が岩倉具視公隠棲地への案内です。

私たちは、最初に、実相院の右側奥にある石座神社に行きました。

岩倉の奥地とは思えない、きれいな石造りの風景です。

 電線がなければ、なお良いのですが

石座神社は地元の氏神様、だったかな。

観光で訪れる人は少ないと思います。

でも、とても良い場所なので、時間のある方は行ってみてほしいです。

何といっても、この古びた石垣が素晴らしいですね

階段を上がると、拝殿があり・・・

 (上から撮りました)

そこから上がると、沢山の社のある敷地になります。

敷地内には、大小の社がいくつかあって、どうやらこの2つの社が本殿らしいです。

(左右対称に、合計6社かな)

本殿の横には摂社が・・・

                      ↑ 

(岩倉公もお参りした一言神社)  

一言神社は、小さな社ですが、独立した鳥居も建っており、信仰の高さがうかがえます。

「出仕を禁じられて岩倉上蔵に住んでいた岩倉具視がしばしば参拝したのは、村松にあった頃の一言神社です。

・・・現社殿の前には、岩倉家から奉納された燈籠がたてられています。」

上の写真にある燈籠もそうかな~

 

岩倉具視公はかなりのドヤ顔ですが、信仰心あつく、権力を手にしてからも不遇の時代を忘れない、心温かい人だったのかなあと思います

 

さて、場所は、実相院門跡の門前へと戻ります。

門跡だけあって、立派

ここの庭園は、落ち着けます

モリアオガエルが住んでいるので、オタマジャクシを守るための巣も作られています。

写真には取れないけども、有名な床もみじ(6月は緑ですね)や枯山水のお庭もあって、盛りだくさんです。

そんなに広くないので、肩もこらないし、オススメですよ

 

さて、後のほうになりましたが、岩倉具視公隠棲の住居跡に行きました。

 

さすがに、明治維新の十傑の一人だけあって、隠棲地とはいえ、りっぱな佇まいでした

 こちらが、入り口。

すっかり京都市の施設になっております。

民間管理の時にも来てみたかったな。

これは、明治後に立派にリフォームされたのですよね。きっと。

当時としては、高価だっただろうガラスが使われていますし。

「竜馬がゆく」のイメージでは、もっとすすけた古民家でしたが)

これはこれで、モダンな感じの日本家屋で素敵です。

何気に高そうな灯籠が置いてあるし

家屋の横には、石碑が並んでおり、奥には、岩倉公の遺品の一部を公開している対岳文庫があります。

対岳文庫はモダンな建物です。

たしか有名な建築家が設計したはず

石垣ももちろんチェック

地味に、敷地の土台として使われておりました。

この辺は、岩倉村っぽくていいな。

 

さて、邸を出てから、岩倉駅方面、パーキングへ戻ります。

川沿いに素敵な風景が広がっています

石垣が素晴らしいです

ちょっと横に行くと、新興住宅街なんですけど、この辺は昔からの集落のままでした。

いや~学生時代を思い出します。

岩倉といえば、シルバーの瓦にベンガラ塗装。

まあ、洛北全般に共通しますが・・・少なくなってきました。

(川下にある山住神社)

明治時代までは、こちらが「石座神社」だったそうです。

本殿はなく、こちらの岩そのものがご神体です。

 岩倉には、地味(滋味?)に見どころが沢山ありますので、ぜひ行ってみてくださいね~

 

 


御所東~京都市歴史資料館と梨木神社。

2013-10-10 17:36:22 | 京都観光に役立つ?話

9月連休。

次男・長女と一緒に、ちょっとしたお出かけをしました。

京都御所の東側です。

たぶん萩の花だと思いますが、紫の花がきれいです

御所東エリア・寺町通りの横にある市営パーキングに駐車しました。

(3時間500円だったかな。)

歴史ある、鴨沂高校の門です。

たしか校舎の建て替えをするとか、しないとかで話題になっていたような・・・

このあたりは、古いお寺があったり、同志社の会館とかあったりして、

地味だけど、京都らしいスポットです。

 

御所東・寺町通り、丸太町通り近くまで来ると、お目当ての場所がありました。

                              見逃しそうな看板です。

京都市歴史資料館。

こんなところにあったのか、て感じですが

入場無料なわりに、結構面白い企画をされていて・・・

私がどうしても行きたかったのが、コチラ

旧500円札の岩倉具視公についての展示でした

この方は、マンガ「風雲児たち」でかなり面白く描かれていて・・・

私が一番ギャグのツボにはまってしまっているお方です。

 

公家出身といえば、聞こえがいいですが・・・

実像としては、下級公家でかなり困窮した生活を強いられており、(その原因が江戸幕府からの締め付け・・・)

そのことが明治維新への原動力となったのでしょう。

家は、レンタル賭場の裏経営などしていたので、幼少時から、極道の方の中でも物おじしない生活をし、

相当肝のすわった、したたかな人物であったようです。

 

うろ覚えでどんどん話をしますが、大政奉還とか、小御所会議というのでしたか、

お偉いさん同士の会議で、迷っているボンボン育ちのお殿様を一喝して、一挙に方針をまとめ上げてしまった、というあたり、

ドラマのようで格好いいですね。

(実際作り話も混ざってるでしょうが、目撃者談も沢山あるでしょうから、なまじ嘘でないでしょうね)

 

岩倉村に幽閉をしているとき・・・

古びた民家の中で、夜な夜な、薩摩や公家の面々、中岡慎太郎や坂本龍馬が訪れて談義を交わしたとかいうくだりも、わくわくしますね。

(私のイメージでは、土間でウンチングスタイルで密談、というイメージなのですが

 

まあ、かなり、フィクションの読み過ぎで、実像と想像がかけ離れてしまった部分も、多々あるかと思いますので、

正しい資料を目にして、脳内イメージを添削していきたいと思います。

 

資料館では、子達と一緒ですので、わあわあと雑談しながら…さーっと見ただけでしたが、

4ページくらいの資料(上の写真のもの)を手に入れられたのが、うれしかったですね。

 

さて、横で「しんどい」「疲れた」「のど乾いた」とか連発している子達をなだめながら、

次なる目的地へ向かいました

寺町御門とかいう名前だったかな?

御所の東側を、北向きに歩いて行きました。

警備の堅い、御所の塀

よく見ると、石造りになっていて、すごくお金がかかってそうだ

塀の横は、緑が豊かで、良いお散歩になりました

 

で、目的地は、寺町と広小路通り(府立医大に向かう道)の交わるあたりにある・・・

梨木神社

街中なのに、すごい森になっていて、探しても中々見つかりませんでしたが

こちらも、明治維新の原動力となった・・・

三条実美公と、そのお父さんの三条実萬公の祀られた神社なのです

ザ・幕末めぐりです

三条実美公は、幕末、八・一八の政変の後、追放された尊王攘夷の急進派の公家・・・

七卿落ちのうちの一人です。

岩倉具視公に比べると、小説の中でのキャラクターは薄いんですが、

長州滞在が長く、司馬遼太郎の小説への登場回数が多いです。

この日、偶然にも、萩祭りをしていました

きれいだし、にぎやかでうれしいですね

梨木神社も、移設計画で?

この場所にマンション建てるとかいう話があるらしくて・・・保存の要望が出ているそうです。

うん、もったいないよね~

なかでは、日本舞踊の奉納をしてはって・・・

お子ちゃまたちが可愛い

梨木神社で欲しかった、土鈴をゲットして、帰りました。

萩ようかんというのも買ったけど、これは、丁稚ようかんでした。

700円は、ちょっと高いけど、

萩の絵の土鈴は、この時期らしくてほしかったです

お月見のタペストリーと一緒に、お店に飾ってます。