私のまやかしの趣味の一つに
読書があるのですが
まやかしなので・・・
買って読むつもりで
並べてあるだけの本も、たくさんあります。
一応あいうえお順に並べるとか
カテゴリー別にしてみるとか
いじっては見るのですが
読まなかったり
途中まで読んでそのまま、という本があります。
ですけど
ここにきて
むさぼるように、本を読んでいます。
たぶん、10年ぶりくらいに
読書旋風が吹き荒れています。
以前は、結婚前・・・
現実逃避をするように、本屋をあさっては、面白い本を読んでいました。
住んでたのが一乗寺
近所に、萩書房(古本)や恵文社(全国区知名度)があり
本を探すのには困りませんでした。
古本の方が好きですね。
安いし、絶版になった本や、万人受けしない本が置いてあるので
自分の感性に合った本に出会えた時の喜びが大きいです。
宝の山。
当時はまったのが軍隊もの。
不謹慎な好奇心も否めませんが
一応、政治学専修だった自分の目から見て
一番現実的な政治局面を考察するのが
実に良い現実逃避でした。
で
その10年ぶりにはまったのが
(この10年間、ほとんど読書しませんでしたね、子育てに追われて・・・)
戦国もの。
男っぽい世界です。
たぶん、女の人の買うイメージじゃないですよね・・・
(今は、歴女という分野が出来たから、アリかもしれませんが)
正直、買いにくい分野ではあります。
が
3月の広島旅行から帰ってきて
吉川元春史跡のことを書こうと思っても
あまりにも知識が少なすぎることに気がついて
ちょっと「吉川元春の本」でも読んでみようか
という気になったのです。
ネットショップ最大手アマゾンで検索して注文
時代小説「浜野卓也・著 吉川元春」を読むことに・・・
求めていた知識と共に
初めての分野で無防備であったためか
思いっきりどっぷりと小説の世界にはまってしまいました
小説を読み切った後の余韻に耐えきれず
思わず通りがかりの古本屋に寄る・・・
買う
「南原幹雄・著 名将大谷刑部」
「永井路子・著 山霧~毛利元就の妻 上・下」
若!の出張中に読み切ってしまいました。
(というわけで、ブログ投稿もサボリがちに
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)
戦国ネタは大好きでしたので
これまでも、いろいろ見聞してきましたが
ほとんど関西以東のことで
中国地方のネタはほぼ白紙でした。
(中央中心で見ると、高松城の戦いの後は京に戻った、という印象なので・・・)
でも読むと
中国地方、尼子・大内の対立
毛利はじめとする国人層のやりとり、など
実に奥が深くて、面白い!
「朝日カルチャーシリーズ 週刊 名将の決断
吉田郡山城の戦い 尼子晴久のミスリード」
を片手に、毛利家中のやり取りを追って行きました。
今現在まで
吉川・毛利両家が存続していることが
どれだけすごいことか分かりました。
たぶん、ジャンボ宝くじ一等に10回続けて当選するほどの強運
(それ以上かな・・・)
かつ、逆立ちして世界一周するくらいの体力・根性
でしょうね。
ため息ばかりです。
ことに
永井路子さんの小説は、
同じ女性が書いたものだけあって、何かと共感する部分が多く
すっかりファンになってしまいました。
次は、彼女の小説「一豊の妻」をお取り寄せして
読むところです。
作風に飽きるまで(失礼)
しばらく、彼女の本を読みあさろうと思います。
ところで
先ほど紹介した小説「名将 大谷刑部」は
大谷吉継公の人生を題材にしたものです。
関ヶ原の敗将である彼の資料は少なくて
謎の部分が多く・・・
それだけに、フィクションとしては、楽しみ甲斐があります。
実際はどうだったのか、思いをめぐらす・・・
こんな余韻も、また楽し。
関ヶ原の人、というイメージが強いけど
実際は
豊臣政権の奉行として、ほぼ秀吉施政のおひざ元に・・・
伏見城下で過ごすことが多かったようです。
そう思うと
彼がすごく身近に思えてきて・・・
1ファンとしてはうれしいな
やっぱり、大谷公が私の憧れの人なのであります