京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

草木染め・本番。地蔵盆

2014-08-28 16:20:59 | 妻!日記

前投稿「草木染め、初挑戦。青しそ&びわ」のつづきです。

 

8月24日 地元の地蔵盆、子供の工作「草木染め」本番です。

びわは地元の方に分けていただきまして…

しそは、我が家のものを使って

びわ・赤しそ・青しそ 3種類の草木染めをしました。

まずは、びわを洗浄しまして・・・

細かくちぎります。

結構量が多いので、黙々と作業します。

ごめん、わいわいやるつもりやったけど

なんだか本業のお仕事みたいになってしまって

でも、子供たち、逃げ出さずに頑張ってくれました

30分以上煮出します。

 この昭和なガスレンジで

1種類だけだったら、もっとのんびり出来ましたが

欲張って何種類も作ろうというので、忙しいです

 

びわの煮出しに並行して、次の作業。

赤しその用意。

こちらは、辻しばで使っているものを少し持ってきました。

枝も入れたかったけど、葉っぱだけで結構な量になったので、葉っぱだけ・・・

 ちぎったものは、キッチンばさみでザクザク刻んで

若!が煮る当番。

お鍋が小さいので、煮込んでいる所に、どんどん葉っぱを投入して行きます。

で、こちらも30分煮込み。

 

煮出し作業の間は、子供たちは、布に染め出す模様の細工をしています。

布に、自分の名前を書いてから、細工をしていきます。

おはじき・ビー玉・スーパーボール・・・

各自で工夫して模様を作ります。

ビワの葉・赤しそに続いて・・・(まだやるのか)

 

先日作っておいた青しその煮出し汁でも、染めてみることにしました。

 匂いが化学染料っぽくなっています

飲んでも多分大丈夫だけど、あかんような匂いです。

この青しそ煮汁+みょうばんのお鍋に・・・

そこに、細工をした布を入れて・・・

30分煮込みました。

(青しそ染めの工程が終了)

 

画像がないですけど、30分以上煮出したびわの煮汁+みょうばん、の鍋に

びわ染め用の布を入れて・・・

こちらは、シャトルシェフ(保温鍋)にいれて、1時間保温。

保温鍋による草木染。画期的です

 

もひとつ、次

先ほど煮込んだ赤しその鍋。

紫蘇ジュースの要領で、葉っぱを取り除いて・・・

煮汁にクエン酸を投入し・・・

布を入れて行きます。

素晴らしい色

天然色でここまでやれるとは~

あとは、この色合いをどこまで保持できるかが問題ですが・・・

*アントシアニン系の色素は定着させるのが難しいそうです。

 

30分後

恐れていた事態(赤色がどこかへ行ってしまう)は起きなかった

 

そして、洗浄。

頼む~赤色落ちないで~

結構大丈夫そう

 

あとは、細工を外して、乾かすだけ

これが結構大変で

結局子供はどこかへ行ってしまい、大人が寄ってワイワイ作業しました。

いろんな模様があって楽しい

 

途中で雨が降ってきたので、選択ロープを公民館の中に吊るして・・・

お祭りっぽい

なかなか賑やかな地蔵盆になりました

 さすがに3種類の草木染めはムチャっぽかったのですが、

企画した本人が満足、完全燃焼できて、良かったです


草木染め、初挑戦。青しそ&びわ

2014-08-28 10:18:21 | 妻!日記

8月24日の地蔵盆で草木染めをすることになったので、ためしにやってみました。

まずは・・・

前準備。

シルクが一番染色の定着が良いのだけど、高いので、綿100パーセントのさらしでします。

染色を定着させるためのタンパク処理です。

バケツ一杯に牛乳パック1本の豆乳。

さらしは、30センチ四方のハンカチが25枚ほど作れる量でした。

豆乳はいい匂い

でも、陰干ししたら、若干カメムシっぽい匂いに

でも、安いので、がまんします。

 

で、翌日。

ちょうど、外で青しその仕事をしてはったので、落ち葉を拝借。

枯葉でも金の卵、というのが、草木染めの醍醐味でしょうか

量は適当。

たぶん多いほど濃い色が出ます。

最初はためしに、鍋いっぱいの葉っぱに、1.5リットルほどの水。

結論、水は半分でも良い位。(濃い色を出すためには)

     ↑ 一回目の煮出し汁(30分ぐつぐつ炊きます)

一回色だしした葉っぱも、まだ使えるそうなので、どうなるかやってみました。

   30分煮込みました。

 

二回目の煮出しを経て、三回目…

         ↑  三回目。

 一回目が茶色い汁だったのに対して、三回目はかなり黄色に近くなりました。 

 

そして・・・

いよいよ染色の準備。

ビー玉、おはじき、スーパーボール、箸置きで模様づくり。

 

そして、お鍋に染め汁と布を入れて、80度保温します。

染め汁には、金属由来のものをいれて、色を逃がさないようにします。

今回は、漬物でも使うミョウバン。

量は適当。

ちなみに、ミョウバン風呂はダイエット効果があるようで、中学生の時、浴槽に一袋入れて入ってました。

効果のほどは微妙ですが、結構良かったと思います。

浴槽を傷めるかどうかは分かりませんけど。

別府の明礬温泉は良いらしいですよ。

ひたひた。

スーパーボールのところまで、染めようと思ったら、染め液を足さないといけないので、

もったいないし ↓ こうしました。

湯せん。

萩焼の一輪挿し、ごめんなさい

こちらの作業も、お鍋でぐつぐつなので、待ってる間に、次の作業。

店先にあるビワの葉っぱ。

こちら、子供が種植えしたものの、育てる場所ないし、実はならないし、きれいでないし、場所とるし、

黙って捨て子に出そうかと思ってましたが、金の卵であることが発覚

上品にハサミで切ってみましたが、

結論、これは手でちぎるべし。

茎もボキボキ折って、放り込むべし。

まったく子供向きの作業であります。

 

そして、数時間後。

たのしい、陰干し作業

 ↑ 左端だけビワ染め              ↑青しそ1回目煮汁

 ←右端(1回目煮汁)

           ↑ 青しそ3回目煮汁  ↑一回目煮汁で、再び染色したもの。

   

 

ぬいぐるみ用の布団を作りました

ビワ染めは、パッチワーク三色の真ん中の色です。

上手くいけばピンクが出るそうですが、今回はベージュです。

ぬいぐるみを寝かせてみました

これは、見ているだけで、相当な癒し系ですね

 

初挑戦、草木染めは、ビギナーズラックか、大成功でした