先週水曜日は、若!が車の免許更新に行きました
私も同乗して、途中で降ろしてもらうことにしました。
朝9時前だったので、行くとこもないし、
喫茶店にでも行って、時間つぶしをしようと思っていましたが…
降ろしてもらう場所の勘違い
お目当ては・・・
京都市南区・国道一号線沿いのコメダ珈琲店
下鳥羽でおろしてもらう予定が、何となく勘違いで
上鳥羽(つまりは、下鳥羽より北)でおりてしまいました。
がら~んとした大通り
車ばかりが往来して、人がいない・・・
寂しいよ~
気が遠くなりながら、目の前の京都南インターチェンジを眺めつつ、
しょうがない
やっつけ仕事で歩くしかないとあきらめて・・・
インターチェンジ出口は横断できないから、この鴨川沿いの河原を歩くことにしました。
ジョギングの人・自転車の人・河川工事をしている車などなど居るから、
若干心細さが薄れたものの、思いがけず、こういう所を歩く羽目になって、寂しい・・・
辛さを強気で跳ね返そうとしたものの、なんだかね・・・
とか思いつつ、喫茶店で読もうと思った、幕末めぐりの本を広げ、
地図で現在地を調べようと思ったら・・・
(現在地は、京都南IC横の 鴨川河原)
なんとここは、鳥羽伏見の戦いの勃発の地ではあ~りませんか
鳥羽伏見の戦い・・・1867年10月大政奉還・12月王政復古の大号令ののち、不満が高まって、1868年1月3日に起こった戦争
新政府軍 VS 旧幕府軍 戊辰戦争の緒戦となった
突如嬉々として、私の幕末めぐりが始まったのでした
目の前の橋が小枝橋です
徳川慶喜上洛の先発隊として、京を目指していた旧幕府軍と、
街道を封鎖する薩摩軍との問答から、軍事衝突が起こりました。
小枝橋から東側の通りをまっすぐ行くと、城南宮。
千本通りとの分岐点に、戦跡の碑がありました
そして、ここ鴨川べりと城南宮・国道1号線の間の敷地は、
鳥羽離宮跡なのでした
あとから気付いたけど、ここは・・・
平安末期、後白河法皇が平清盛の命令で幽閉された地だったのです
(たしか、最近のドラマ「平清盛」でも出てくるんですよね、ちょうど)
いまは公園になってます。
たぶん地域の方?大勢で清掃されてました
ここにも、戦跡碑がありました
京都・・・犬も歩けば歴史に当たる かな
そして、鳥羽離宮公園を出てから、東側・城南宮に行くことにしました。
歩いてすぐそこ
国道1号線沿いに「おせきもち」で有名な・・・(知らなかったけど)
おせき茶屋があります。
近藤勇来店だそうです。(わたしは新選組好きじゃないけど)
横まで来ると、小豆を炊いてる良い匂いがして、買わずにはいられなくなった
粒あんは、しっかり甘くて、
お餅はこしが強いです美味しい~
国道1号線わたって、お向かいが城南宮。
まだまだ紅葉がきれいでした
城南宮は、京都御所の裏鬼門を守る神様だそうです。
神社の人が通るくらいで静か・・・
1863年孝明天皇の攘夷祈願の行幸
鳥羽伏見の戦いでも主戦場になりました。
この赤鳥居は様式が変わっているそうですが・・・
言われてみると、変わっているような・・・そうでないような・・・
すごく厳かな気持ちになりました
お守りと、来年の干支の土鈴を買いました
ヘビだけど、ヘビっぽくなくていい
また国道1号線に戻り、南向き・伏見に向かって歩き出しました
先ほどの鳥羽離宮公園がちらり~
典型的な郊外型店舗が立ち並んでいます。
ここからは、てくてく歩いて、次は下鳥羽の東軍戦没者埋骨地に向かっていきます。
赤池・・・
京都っぽくない地名だと思うのは、私だけ?
なんだか引っかかり、名前の由来を調べてみると、出てきました。
時代はまたもや平安末期にさかのぼり・・・
ことの主人公は、遠藤盛遠という北面武士。
血気盛んな若者で、同僚で従兄弟の渡辺渡の妻・袈裟御前に横恋慕
その気品あふれる美しさに、すっかり心を奪われてしまった。
ついには、想いをとげるため、御前の夫を殺そうと、寝静まった館に侵入したが、
闇の中で奪った首は、なんと袈裟御前のものであった。
その御前の首を、付近の池で洗ったため、池の水が真っ赤になり、これ以後「赤池」と呼ばれるようになったとさ・・・
悲嘆にくれた盛遠は、のちに出家して、文覚上人と名乗った。
伊豆に流刑された際には、同じく流刑者であった源頼朝と知り合い、幕府側の要人として、活躍することとなる。 「源平盛衰記」より
歩道橋の上から、鳥羽伏見の戦いの激戦地を眺めます。
う~ん、普通の市街地~
先ほどの小枝橋で始まった衝突の銃撃音に呼応して、あちこちで戦いが始まりました。
新政府軍 5000名に対し、旧幕府軍は15000名
狭い街道での戦いでは、多勢はかえって不利になり、旧幕府軍は淀へ敗走していきました。
東軍埋骨地の共同墓地、らしき墓地を見つけたけど、よく分からない・・・
入ってみるわけにはいかないし、ちょっと周りを通ってみて、
まあいいか、と歩き出したところで、
本来の目的の・・・
コメダ珈琲店を発見
名古屋発信モーニングやったかな?
一度行ってみたかったので、入って朝ご飯
思いがけず、お腹ペコペコです
コーヒーはライトな感じ、厚切りトーストと茹で卵がサービスでした。
オプションのミニサラダがほんとにミニで、こちらは正規料金?
600円の朝食
ふつうやけど、ここは超落ち着くので良いかも
そして、また国道1号線。
りっぱなキャベツ畑
幹線道路、車だと一瞬ですが、
歩くと、いろんな発見があって楽しいです
さて、コメダ珈琲店で、若!から「いまから免許試験場出ます」のメールがあったので、
急いで最終目的地に向かいます。
国道大手筋交差点を左折して、右方向へ
目指す先は伏見
てくてくてくてく
油小路の阪神高速高架橋を横切り・・・
その先・・・
菜の花と酒蔵の風景で有名な場所
やっと観光地っぽいところに来たぞ~
東高瀬川と松本酒造
東高瀬川・真っ直ぐです
伏見は何度となく来てますが、ザ☆伏見的風景を見ました
そのすぐ先にも、濠川・・・
昔は三十石船が往来していました。
この橋のたもとに、龍馬が隠れた材木小屋跡がありました。
寺田屋事件で襲われた後、薩摩藩にかくまわれて、大阪におちのびた …1866年1月
とかいう場所でしょうか?(勉強不足)
今「竜馬がゆく」では、池田屋事件勃発の夜の所を読んでいます …1864年6月
まもなく新選組が討ち入ろうかという場面です。(睡魔のせいで、なかなか進みません)
この辺は、伏見の酒造関係の建物が集まってます。
辻しばの赤シソを使った酒「大原紫蘇梅酒」を作っておられる
北川本家さんの建物も、すぐ近くにありました。
そして、ここらで若!の車が追い付いて来て、乗せてもらいました。
私のウオーキング終了
さすがに疲れました。
元気なつもりでも、翌日から足裏の筋に違和感がありましたよ~
さて、若!と合流して向かった先は、
つい先日、酒蔵開きに参加した伏見銘酒組合さん・・・
予約していた酒かすと日本酒を頂きに
豊澤さんのお酒「豊祝」です
私は、伏見イオンに行って・・・
酒蔵開きの日(3日前)に買った長女用のズボンが小さかったので、
交換してもらいにいきました
太もも意外に大きかったのね
いちおー伏見まで・・・大原からは1時間かかるんですけど、
なんだかご近所みたいに満喫してしまいました
伏見は遠いけど大好きです